【考察】「ルパン三世 1$マネーウォーズ」(ネタバレ)ルパンシリーズにしては珍しく、マネーゲームの頭脳戦がメイン。

アニメ

作品紹介

制作 2000年
ジャンル アニメ
監督 殿勝秀樹
キャスト 栗田貫一小林清志井上真樹夫増山江威子納谷悟朗

『ルパン三世 1$マネーウォーズ』は、2000年、ルパン三世TVスペシャルシリーズの第12作目として放映された作品です。

なお、「1$」で「ワンダラー」と読みます。

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このアニメのみどころ

本作は、ルパンシリーズでは珍しくお金を巡った頭脳戦が展開されます。

もちろん、銃で撃ち合うようなアクションシーンもあるのですが、メインはマネーゲーム。

ゲストヒロインであり最大の敵でもあるシンシアと、ルパンたちは高度な頭脳戦を繰り広げていくわけです。

そのため、これまでのシリーズよりもストーリーはちょっと難しめ(小さい子供なんかは、多分理解できないでしょう)。

 

一風変わったルパンが見たい方にはお勧めしたい作品ですね。

登場人物

シンシア・F・クレイモフ

本作のゲストヒロイン。世界的な投資会社「WOB(world of bank)」の頭取。ヘビースモーカー。

世界中の裏経済を手に入れるというとんでもない野望を抱いている。

経済手腕は相当なもので、たった一代で巨万の富を築き上げた。

父親は某国の独裁者だったが、シンシアが幼い頃に暗殺された。

アレクセイ・ナビコフ

元スペツナズ(ロシア軍の特殊部隊)で、シンシアに雇われている傭兵。

火器の取り扱いには精通しており、ヘリコプターに乗ったまま正確に相手を狙撃できるなど、相当腕はたつ。

冷酷な性格で、仲間であろうが必要無くなれば容赦なく殺す。

シンシアに対し恋心を抱いているが、相手にされていない。

ナビコフの部下A(仮)

ナビコフの部下。いかにも裏の世界で生きてきたかのような雰囲気を醸し出している。次元が落としたマグナムを使う。

次元と対峙する感じのポジションかと思いきや、初登場から数分であっけなく死んでしまう。

ナビコフの部下B(仮)

ナイフの使い手。ナイフで切りつけるだけでなく、一度に数本のナイフを相手に投げつけることもできる。

五エ門に「やるな」と言わしめるなど、腕は相当なもの。

シンシアのパートナー

ビバリーヒルズに住む富豪。プール付きの大豪邸に、数人の美女を侍らせ、優雅な生活を楽しんでいる。

シンシアとはかなり親しい仲と思われるが、恋人関係なのかは不明。

シンシアに絶大な信頼を寄せており、経営判断はシンシアの一任しているようだ。

ストーリー(細部)

序盤

とあるオークション会場では、1カラットも無い安物の指輪が出品される。

一見何の価値も無さそうなこの指輪だが、この指輪にはとんでもない秘密が隠されていた。

ナポレオンやヒットラーなど、世界中の権力者の手に渡り続けてきた謎のブローチが存在し、そのブローチの在りかがその指輪の中に記されているというのだ。

 

一時は指輪を手中にしたルパンだったが、元KGBの傭兵ナビコフが現れ、ルパンから指輪を奪い去ってしまう。

ナビコフの雇い主は、世界的な巨大銀行「WOB」の頭取であるシンシア

本当の価値を知らなければ、この指輪を欲しがる人間はいないはずだった。シンシアとナビコフとの狙いは一体何なのか?

シンシアには、世界の裏経済の全てを手に入れたいという壮大な野望があった。そのために、権力者が手にすると言われているブローチを欲しがっていたのだった。

 

ルパンは、早速次元五エ門を招集し、指輪が保管されている「WOB」本社ビルに忍び込む。そして、シンシアを連れ去り金庫室の扉の鍵を開けさせると、あっという間に指輪を盗み出す。

ヘリで逃亡しようとするルパン一味だったが、なんとナビコフがルパンを狙撃し、銃弾は心臓部に直撃。

ルパンはそのままヘリから落下して死亡してしまう。そしてナビコフは、ルパンの遺体から指輪を持ち去っていく。

中盤

次の日、ルパンの葬儀がしめやかに行われていた。

銭形は号泣。不二子は割とひょうひょうとしている中、次元と五エ門は相棒を殺された仇討ちを決意する。

 

一方シンシアは、インチキ投資話「プリンス債」で大儲けをしたあと、スイスに飛んで指輪の謎を解くことに専念していた。そして、ルパン一味の残党を始末するようナビコフに命令する。

 

次元、五エ門、不二子は、ナビコフのアジトに侵入して攻勢に出るが、返り討ちに遭い、絶体絶命の危機を迎える。

この土壇場でこの3人を救い出したのが、なんと死んだはずのルパン三世だった。

あの時ナビコフが撃った銃弾は、ルパンが胸のポケットにしまい込んでいた愛銃ワルサーに当たっていたのだ。

ルパンたちは、シンシアへの復讐を計画する。

ルパンは、復讐への第一歩として、石油採掘競争が行われている小さな島へ赴き、うだつの上がらない石油採掘会社「リッチマン石油」を買収する。

 

その頃シンシアは、新たな儲け話として戦争ビジネスを考えていた。

まず、自分が油田の採掘権を手に入れる。そして、世界中で故意的に戦争を起こさせ、石油の値を吊り上げようという恐ろしい計画だった。

そしてシンシアは、職人のもとに指輪を持ち寄り、指輪に隠されていた秘密を暴き出す。

指輪には、古代マヤ文字で何かのメッセージが書かれていた。シンシアは、早速古代マヤ文字の解読にとりかかる。

その職人が、ルパンの変装した姿だとは知らずに。

終盤

「リッチマン石油」を買収したルパン達だったが、なんと買収してすぐに石油が噴き出した。

それもそのはず、ルパンたちは、先日石油の採掘に成功した隣の石油会社から海底ポンプを使って石油を盗み、まるで自分たちの採掘機から石油が噴き出したかのように見せているだけだったのだ。

そしてルパンは、シンシアに先んじて指輪のマヤ文字を解読し、ブローチの謎を解くことに成功する。

 

何も知らずにこのリッチマン石油に飛びついたのが、シンシアだった。

シンシアは、共同経営を申し出ようとリッチマン石油の事務所に訪れると、なんとルパンが登場。

死んだと思い込んでいたルパンが出てきたことでシンシアは驚くが、気を取り直してビジネスの話を始める。

ルパンは、1000億ドルを投資する代わりに、リッチマン石油の株、そして例のブローチをシンシアに贈与する話を持ち掛ける。

本来なら割の合わない話だったが、シンシアはブローチに目がくらみ、この話を受けることとなる。

 

この後ルパンは、シンシアが1000億ドルを振り込むのを待ってリッチマン石油を計画倒産

1000億ドルをだまし取られだけでなく、ビジネスチャンスを完全に潰されたシンシアは、唇を噛んで悔しがる。

そしてルパンは、陸軍病院に忍び込みブローチを手に入れる。

 

そんなルパンの前に立ちはだかったのは、ナビコフら殺し屋軍団だった。ここで、ルパン一味とナビコフとの最後の戦いが始まる。

両者互角の戦いが続くが、徐々にルパンたちが優勢に。そして、最後にナビコフは倒れてきた壁に下敷きになって絶命する。

ブローチを手に入れたルパンは、圧倒的な幸運によりすべての危険を回避することができたのだった。

所有者に幸運をもたらす。これこそが、このブローチの本当の力だったのだ。

ラストシーン

シンシアは、ルパンによって個人的な口座残高までゼロにされてしまい、手に持っていた1$コイン以外の全てを失ってしまう。

そこでルパンは、シンシアとブローチの所有をかけた賭けをする。水がいっぱいに注がれてあるコップに1$コインを交互に入れ、水をこぼしてしまった方が負け。

勝負の結果、ルパンが勝利。

シンシアは、故意的に戦争を引き起こそうとした罪で銭形に逮捕される。

 

ルパンはその後、ブローチを懇意にしていたBarの歌手サンディーにプレゼント。

圧倒的な幸運を手にしたサンディーは、あっという間にメジャー歌手への道を登り始めることになった。

1分で振り返るストーリーまとめ(忙しい人向け)

忙しい人向けに、本作のストーリーを1分で把握できるようにまとめてみました。

✔ 世界の権力者が手にする謎のブローチ。ルパンはその謎を解くため、とある安物の指輪を手に入れる。この指輪に、ブローチの隠し場所が記されているのだ。
✔ しかし、殺し屋のナビコフが指輪を奪う。ナビコフの雇い主は、世界的投資家のシンシア。
✔ シンシアは、石油を買い占めた後、故意的に戦争を起こさせて大きく儲けようと企む。そこで、権力者が持つブローチを欲しがった。
✔ ルパンたちは、シンシアの企みを知ると、マネーゲームを仕掛ける。指輪の謎を解きブローチを手に入れると、インチキ油田会社を経営し、シンシアが商談を持ち込んでくるよう仕向ける。
✔ ルパンは、シンシアに石油採掘権として1000億ドルという法外なお金を要求。シンシアは、ブローチに目がくらみこの商談を承諾。
✔ その後ルパンは、石油会社を計画倒産。1000億ドルをだまし取る。さらに、偽造した小切手を使ってシンシアを無一文にしてしまう。
✔ シンシアは、ブローチの所有権を賭けた最後の賭けにも負け、銭形に逮捕される。

興味が湧いた方は、是非ともストーリー(細部)も読んでみてくださいね!!

考察及び感想

ルパンの変装技術が凄すぎる

ルパンは、ナビコフに狙撃され、葬儀中の教会に落下します。

この時ルパンは、落下の衝撃でほこりが煙のように舞い散る時間を利用して、偶然傍に転がっていた遺体に自分そっくりのメイクを施し、まるで自分が死んだかのようにナビコフに思わせたのです。

 

では、そんな小便もし終わらないほどの短時間で、精巧なメイクが施せるものなのでしょうか?

ちなみに、現在の最先端の技術で特殊メイクを施すとなると、

①ボールドキャップを貼る(約15分)
②人工皮膚を貼る(約1時間)
③リアルペイントを施す(約1時間)

と、これくらいの時間と手間がかかるそうです。

最悪①と②を割愛したとしても、どう頑張っても1時間はかかりそうです。

それを、わずか数秒の間に完成させ、しかもプロの殺し屋の目を欺くほどの完成度が高いという、これはもはや神業といってもいいでしょう。

 

しかし、考えてみればナビコフは、ルパンの顔をよく知らないはずです。

ナビコフが初めてルパンと会ったのは、警備員に変装したルパン。しかも、暗がりの地下駐車場で遠目に見ただけ。

あとは、狙撃の時にスコープで除いた程度。

これくらい認識度が低ければ、ある程度適当にメイクしてもバレないような気がします(笑)

ナビコフの部下A(仮)の存在意義は?

本作で一番不遇な扱いを受けたのが、ナビコフの部下A(仮)です。

黒いサングラスをかけて、裏の世界を生き抜いてきたであろう雰囲気をプンプンさせているこの男ですが、なぜかナビコフに殺されてしまいます。

しかも、別に裏切ったわけでもなく、秘密を吐こうとしたわけでもなく、殺される理由が全くないにも関わらず。TV画面に登場した時間は、おそらく1分くらい・・・((+_+))

 

思うに、「ナビコフは仲間をも平気で殺す非情な男」というキャラ設定をより強調するために、この部下A(仮)は登場し瞬殺されていったのではないでしょうか?

 

見た目は一丁前でも、名前すら呼ばれず、完全な噛ませ犬として死んでいった部下A(仮)。

あまりにも不遇過ぎる(T_T)

不二子との付き合いはガチで考え直すべき

ルパンがナビコフに狙撃された後、次元、五エ門、不二子、銭形の4人は本当にルパンが死んだと思い込んでいました。

次元と五エ門は復讐に燃え、銭形に至っては、ルパンの葬儀で号泣した挙句、棺桶の上に土を被せようとする次元に「やめてくれ!」と懇願するくらい悲しんでいました。

しかし不二子はというと、少しはしおらしくなるかと思いきや、葬儀直後にハンバーガーショップでお替りを注文するなどなかなかひょうひょうとしている感じ。

しかも、ルパンの死よりはお宝の方が関心事なようです。

 

不二子はこれまで何度もルパンを裏切ってきましたが、いざという時は味方になってくれるキャラだと信じてきました。

しかし、今回はそれを見事に裏切られました。

ルパンは、ガチで不二子との付き合い方を考え直すべきと思います。

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