- ルパンシリーズ総まとめ
- 歴代の映画、TVスペシャルシリーズ、OVA
- 劇場版映画1作目 ルパン三世VS複製人間(1978年)
- 劇場版映画2作目 カリオストロの城(1979年)
- 劇場版映画3作目 バビロンの黄金伝説(1985年)
- 劇場版映画4作目&OVA1作目 風魔一族の陰謀(1987年)
- TVスペシャル1作目 バイバイ・リバティー・危機一髪!(1989年)
- TVスペシャル2作目 ヘミングウェイペーパーの謎(1990年)
- TVスペシャル3作目 ナポレオンの辞書を奪え(1991年)
- TVスペシャル4作目 ロシアより愛をこめて(1992年)
- TVスペシャル5作目 ルパン暗殺指令(1993年)
- TVスペシャル6作目 燃えよ斬鉄剣(1994年)
- TVスペシャル7作目 ハリマオの財宝を追え(1995年)
- 劇場版映画5作目 くたばれ!ノストラダムス(1995年)
- TVスペシャル8作目 トワイライト☆ジェミニの秘密(1996年)
- 劇場版映画6作目 DEAD or ALIVE(1996年)
- TVスペシャル9作目 ワルサーP38(1997年)
- TVスペシャル10作目 炎の記憶(1998年)
- TVスペシャル11作目 愛のダ・カーポ(1999年)
- TVスペシャル12作目 1$マネーウォーズ(2000年)
- TVスペシャル13作目 アルカトラズコネクション(2001年)
- OVA2作目 生きていた魔術師(2002年)
- TVスペシャル14作目 EPISODE:0 ファーストコンタクト(2002年)
- TVスペシャル15作目 お宝返却大作戦!!(2003年)
- TVスペシャル16作目 盗まれたルパン~コピーキャットは真夏の蝶~(2004年)
- TVスペシャル17作目 天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~(2005年)
- TVスペシャル18作目 セブンデイズ・ラプソディ(2006年)
- TVスペシャル19作目 霧のエリューシブ(2007年)
- OVA3作目 GREEN & RED(2008年)
- TVスペシャル20作目 sweet lost night 〜魔法のランプは悪夢の予感〜(2008年)
- TVスペシャル21作目 ths Last Job(2010年)
- TVスペシャル22作目 血の刻印 ~永遠のMermaid~(2011年)
- TVスペシャル23作目 作目方見聞録 〜アナザーページ〜(2012)
- TVスペシャル24作目 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜(2013年)
- 劇場版映画8作目 次元大介の墓標(2014年)
- 劇場版映画9作目 血煙の石川五エ門(2014年)
- TVスペシャル25作目 イタリアン・ゲーム(2016年)
- TVスペシャル26作目 グッバイ・パートナー(2019年)
- TVスペシャル27作目 プリズン・オブ・ザ・パスト(2019年)
- 劇場版映画9作目 峰不二子の嘘(2019年)
- 劇場版映画10作目 THE FIRST(2019年)
- 総まとめのまとめ
ルパンシリーズ総まとめ

この記事は、こんな人におススメです。
①ルパンシリーズの数が多すぎて、よくわからなくなってしまった人。
②ルパンシリーズを見てみたいのだけれど、どれから見ればいいのかわからない人。
今回は、歴代数多く放映されてきたルパンシリーズの劇場版映画、OVA、TVスペシャルの総まとめを紹介していきます。
まず、劇場版映画、OVA、TVスペシャルの違いから触れていきましょう。
劇場版映画…映画館で上映される作品。アニメやOVAよりも質の高い。しかし、宣伝費などに莫大な費用を取られるため、予算的な制限を受けることがある。
OVA…original video animationの略。視聴には、媒体の購入またはレンタルが必要。アニメとよりも表現の自由度が高く、劇場映画よりも宣伝費を削減できるという点で優れている。しかし、製作には時間がかかる。
TVスペシャル…一般のTVで放映されるアニメ。通常のアニメは30分ほどで終わるものが多い中、「スペシャル」は、映画並みの90~120分の放映枠を持っている。全年齢層が視聴可能であるため、表現に制限がかかる。
2022年5月の時点で、ルパンシリーズは劇場版映画10作、OVA3作、TVスペシャル27作と、重複した分を除くと全39作!これはもはやモンスターコンテンツといえるでしょう。
※ おススメ度の基準
★★☆☆☆ → 見るのは後回しで!
★★★☆☆ → おススメ!
★★★★☆ → 超おススメ!
★★★★★ → 超超おススメ!
歴代の映画、TVスペシャルシリーズ、OVA
劇場版映画1作目 ルパン三世VS複製人間(1978年)
★ ★ ★ ★ ★
あらすじ
ある日、ルパンは絞首刑にかけられて処刑される。検視の結果、ルパン三世本人に間違いない。
しかし、当のルパンはピンピンしている。どうやら、処刑されたのは”もう一人のルパン”だったようだ。
この謎を探るため、ルパンは不老不死の秘密が秘められていると言われる『賢者の石』を盗み出す。
そこには、”神”と自称する不気味な男マモーの、あまりにも恐ろしいたくらみが隠されていた。
解説
ルパンシリーズの中では珍しく、ホラー要素満載の回です。ホラーSFです。多分、子供は見られません。
メインテーマとしては、タブー視される傾向が強い「クローン人間」。
マモーの不老不死に関する発想が、マジで怖いです。考えれば考えるほど、怖くなって眠れなくなります。
劇場版映画2作目 カリオストロの城(1979年)
★ ★ ★ ★ ★
あらすじ
本物以上と言われるほど精巧に作られた伝説の偽札”ゴート札”。ルパンは、このゴート札の謎を解くため、カリオストロ公国へと向かう。
ここでルパンは、亡き太閤殿下の一人娘クラリス姫を助ける。この際、ヤギの紋章が刻まれている指輪を手に入れる。この指輪を、ルパンは過去に見たことがあった。
一方、カリオストロ公国では、摂政を務め実質的な権力を握るカリオストロ伯爵が、嫌がるクラリス姫と強引に婚姻の契りを結ぼうとしていた。
ルパンは、カリオストロ伯爵の野望を阻止するために動き出す。そして、ゴート札の秘密に触れる。
解説
ルパン三世のコンテンツの中で一番有名なのが、このカリオストロの城。監督を務めるのは、言わずと知れたアニメ界の巨匠宮崎駿。
私が子供の頃にこのアニメを見て、登場人物のあまりの清々しさに「ああ、こういうかっこいい大人になりたいな」と、しみじみと感じたものです。
ルパン三世最高傑作と言われるだけあって、素晴らしい作り込みになっています。男たちによる意地と意地のぶつかり合い。「男の美学」というものを堪能できると思います。
また、各キャラクターの個性が一番輝いているのが、この作品ではないかと個人的には思います。
ルパンシリーズで最初に何を見るか迷ったら、とりあえずこの作品を見てください。ということで、おススメ度は★×5です!
劇場版映画3作目 バビロンの黄金伝説(1985年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
古代バビロニア人が残したとされるバビロンの黄金を手に入れるため、ルパンはニューヨークを訪れる。同じく、バビロンの黄金を狙っているのはニューヨークマフィアのマルチアーノ一家。
ここでルパンは、2500年以上生きていると自称する謎多き老女ロゼッタと再会する。ロゼッタによると、「神様はほうき星に乗って現れる、バビロンの黄金を見物しに」とのこと。
バビロンの黄金伝説の謎に迫っていくうちに、ロゼッタの言葉の意味が解ってくる。そしてルパンは、ロゼッタの本当の姿を目の当たりにする。
解説
76年ごとに地球に接近するハレー彗星を題材にしたロマン溢れる作品。
このアニメが放映されたのが1985年7月ですが、その9か月後の1986年4月にハレー彗星が地球に最接近しています。
そんな時事ネタを取り入れたのが、この『バビロンの黄金伝説』なのです。
さらに、紀元前に栄えた国バビロンや、人間が神様に近づこうとして建築したバベルの塔が出てくるなどなど、世界史のお勉強もできちゃいます。
劇場版映画4作目&OVA1作目 風魔一族の陰謀(1987年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
石川五エ門と墨縄紫の結婚式当日。この祝いの場に乱入し、墨縄家に代々伝わる”壺”を盗み出そうとする武装集団がいた。この壺には、墨縄家の祖先が隠した財宝の秘密が隠されているという。
そんな彼らは、風魔の血をひく者たち。
五エ門は、なんとか壺を死守しようとすが、最終的に風魔一族の手に渡ってしまいます。
ルパンたちは、墨縄家の伝統を守るため財宝の眠る洞窟へと向かう。
解説
五エ門が結婚(しかも婿入り)するという驚きのシーンで幕を開けるこの作品。
全編にわたって五エ門が大活躍します。ほとんど、五エ門のスピンオフ作品と言っても過言じゃありません。
ストーリーは単純で分かりやすく、どちらかというと戦闘シーンなどアクション要素を楽しむための作品と言えるでしょう。
また、この作品では、大人の事情により声優陣が総入れ替えしています。メインの登場人物たちの声がいつもの違うことに、違和感を感じる人も多いのではないでしょうか?(個人的には嫌いじゃない)
TVスペシャル1作目 バイバイ・リバティー・危機一髪!(1989年)
★ ★ ★ ★ ☆
あらすじ
次元の古き仲間であるルースターは、世界最大級のダイアモンド『スーパーエッグ』を自由の女神像のどこかに隠したままこの世を去った。
ルースターを殺害したのは、秘密結社『スリー・メーソン』。次元は、古き友の仇を討つために立ち上がる。
一方、突然ルパンたちの前に現れたPCオタクの少年マイケル。マイケルがルパンたちに「主乱して欲しい」と依頼した”ニュー・ウイルス”とは一体何なのか?
また、五エ門が電車内で一目惚れした女性イザベル。この謎多き美女の正体とは?
解説
1989年というまだwindows95すら登場していなかった時代当時の、最先端のITをテーマにした作品です。
PCオタクのマイケルは、段ボール箱くらいの大きさはあるであろう巨大なPCを持ち歩きながら生活しています。そして、たまにそのPCからインターネットにつないで情報を入手するのです。
今では当たり前ですが、当時としては最先端。古き良き時代に思いを馳せながら見ることができます。
また、作中では結構かっこいい名言が飛び出します。一見の価値ありです。
TVスペシャル2作目 ヘミングウェイペーパーの謎(1990年)
★ ★ ★ ★ ☆
あらすじ
稀代の文豪アーネスト・ヘミングウェイが残した原稿(ヘミングウェイ・ペーパー)には、財宝の隠し場所が記されていると言われていた。
ルパンは、ヘミングウェイ・ペーパーを求めてコルシカ島へ向かう。この島は、カルロス軍とコンサノ軍が日々小競り合いを繰り返している物騒な地域でもあった。
ここに、武器商人のマルセスが関与してきたことにより、抗争はますます激しさを増す。
そして、この殺伐とした島でたった一人酒場を経営する女性マリア。なぜ彼女は、危険を顧みずにこの島に住み続けるのか?
それには、深く悲しい理由があった。
解説
世界的に有名な作家で、1961年に自殺したとされるヘミングウェイを題材としたのがこの作品。
財宝を手に入れるため、ルパンたちはヘミングウェイが歩んだ道を辿っていくのですが…最深部からは、とんでもないものが見つかってしまうわけなんですよね。
ファンの方は必見です。
また、コンサノ軍は次元を、カルロス軍は五エ門を用心棒として雇い、二人は無理やり対決させられます。一体どんな戦いになったのか?見ものです(笑)
TVスペシャル3作目 ナポレオンの辞書を奪え(1991年)
★ ★ ☆ ☆ ☆
あらすじ
ルパン一世が築き上げ、総額2000億ドルもの財宝が眠るとされるルパン帝国。その財宝の在りかが記されていると言われているのが、ナポレオンの辞書だ。
ルパンは、ナポレオンの辞書を手に入れるため、ヨーロッパで開催されるクラシック・カーレースに出場していた。
一方、ルパン帝国の財宝に目を付けたのが、資金難に喘ぐG7加入国の首相たち。
アメリカCIAのホークは、早速ルパンを追尾し始める。日本の海辺首相もまた、銭形警部と国家保安局の木戸千恵子にルパンを逮捕してくるように強く要望する。
ルパン帝国の財宝とは、一体どんなものなのか?
解説
今回の目玉は、”不可能の文字はない”ということで有名なナポレオンの辞書。というこなんですが、私のおススメ度は★×2にしています。
まず、アニメーションが雑。カクカクしていて、『チャージマン研』を見ているような感覚になります。
また、細かい設定が手抜き。さっきまで縄で縛られていた不二子が、次のシーンでは緊縛から解かれていて、そしてまたいつの間にか縛られているなど、「最終チェックしてなんじゃないか?」と疑ってしまうくらいです。
なお、超貴重な銭形警部のキスシーンが見れます(笑)
TVスペシャル4作目 ロシアより愛をこめて(1992年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
ロシア帝国時代の金塊500tは、今もどこかで眠っている言う。この金塊に目を付けたルパンは、アメリカのテキサス州サンアントニオに飛ぶ。
同じく、この金塊を手に入れようとしているのが、カルト教団教祖で人の心を読むことができる超能力者ラスプートン。
ここに、ルパンとラスプートンとの壮絶な奪い合いが始まる。
一方、ルパンがニューヨークで偶然出会った美女ジュディ。彼女もまた金塊を狙う人間の一人であることを、ルパンたちは知らなかった。
解説
本作に出てくるラスプートンという人物。実は、グレゴリー・ラスプーチンという実在した人物がモデルになっています。
ラスプーチンは、予知能力があったとか超能力があったとか、嘘か本当かわからない不気味な話が多いのですが、ラスプートンはまさにそんな不気味な人物(顔も似てます)。
内容は、結構グロシーンあります。
そして、おっ〇いが露になったりといろいろエロいシーンもあります♡
TVスペシャル5作目 ルパン暗殺指令(1993年)
★ ☆ ☆ ☆ ☆
あらすじ
ある日、ICPOの銭形は突然ルパン逮捕の任を解かれ、元殺し屋のキースが後任者として宛てられる。キースは、ICPO長官からルパンを殺してくるよう指令を受ける。
一方、武器密売組織”ショットシェル”が隠し持っている大金に目を付けたルパンは、交渉用のアイテムとして、ロシア海軍からSLBM搭載の巨大原子力潜水艦「イワノフ」を盗み出す。
ここでルパンが仲間に引き入れた物理学者カレンは、次元を見て表情を変える。どうやら、次元とカレンの間には何かしらの確執があるようだ。
二人の過去には、何があったのか?
解説
個人的には、残念ながら最もおススメ出来ない★×1。その理由は、ゲストヒロインであるカレンがあまり好きではない、という点。
このカレンという人物、信念が無いというかなんというか…敵味方の間をなんとなくふらふら行き来しているだけで、一体何がしたいのか不明。
そして、原子力潜水艦の艦内で拳銃をぶっ放すという、とても物理学者とは思えない行動も。
あと、全体的に盛り上がりに欠けますね。
TVスペシャル6作目 燃えよ斬鉄剣(1994年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
ある日、五エ門は幻斎が指揮を執る謎の忍者集団に襲われる。幻斎の目的は、五エ門の愛刀「斬鉄剣」を奪うこと。そして、その幻斎たちを裏で操っているのは香港の大富豪である陳珍忠。
陳珍忠の真の狙いは、1912年に沈没した豪華客船「タイタニック号」の船内に眠る世界一の美術品”竜の置物”。この置物は、かつては伊賀の国にあったもので、真の価値を発揮するためには、斬鉄剣の存在が不可欠なのだという。
五エ門は、急ぎ伊賀の国へ戻る。すると、かつての教え子桔梗と運命的な再開を果たす。五エ門は、”竜の置物”を取り戻すため桔梗と行動を共にすることになる。
ここに、ルパン、五エ門、陳珍忠の3勢力による三つ巴の奪い合いが始まる。
解説
タイトルのとおり、五エ門が大活躍する作品です。五エ門が主役級にピックアップされるのは、『風魔一族の野望』以来の2作目。
五エ門の過去や斬鉄剣の製法など、今まであまり語られなかった部分に触れた内容になっています。
また、本作のゲストヒロインである桔梗ですが、ゲストヒロインらしからぬ”まさか”の行動をとることになります。
この展開は予想できなかった…(@_@)
TVスペシャル7作目 ハリマオの財宝を追え(1995年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
800億ドルは下らないとされているハリマオの財宝。その隠し場所のヒントが記されているのは、猿、鷹、馬の3体の像。ルパンは、これらの像を手に入れるため世界を駆け巡る。
一方、ドーバー海峡で発生した海難事故により、ロイス保険の経営は崖っぷちに追い込まれていた。引受人のアーチャー卿は、経営を立て直すため、孫娘のダイアナとともにハリマオの財宝を追う。
さらに、ハリマオの財宝を狙う第三の勢力『ネム・ヒムラー』。彼らの本当の狙いは何なのか?
そして、ハリマオの財宝を手にするのは、一体誰なのか?
解説
第二次世界大戦中、マレー半島を中心に暴れまわった盗賊団の頭領ハリマオ。本作のメインテーマは、このハリマオが残したとされる財宝です。
ストーリーは、良い意味でも悪い意味でも普通。「あー、ちゃんとルパンだなー」って感じの作品です。
ゲストヒロインであるダイアナは、あんまりストーリーに絡んできません。存在感が薄いのが残念。
ちなみに、本作はこれまでルパン役の声優を務めてきた山田康夫さんの実質最後の作品となります(次回『くたばれ!ノストラダムス』の予告編までは山田さんが収録していたのですが、本編の収録が始まる前に脳出血で逝去)。
劇場版映画5作目 くたばれ!ノストラダムス(1995年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
ノストラダムスを崇拝するカルト集団「ノストラダムス教団」。その教祖であるライズリーは、”ブラジルサッカー代表11人が乗る飛行機がハイジャックされる”という予言を的中させる。
どうもライズリーは、”ノストラダムスの予言書”をもとに予言をしているようだ。しかし、偶然にもその飛行機に乗り合わせていたルパンは、「ライズリーの予言に裏があるのでは?」と考えるようになる。
さらに、ダグラス社社長のダグラスの娘ジュリアが誘拐されるという事件が発生する。
この二つの事件に、ノストラダムス教団が関与しているのではないか?そう思ったルパンは、預言書の謎を解き明かすべくダグラス社本社に忍び込む。
解説
「1999年、恐怖の大王がやってきて世界が滅亡する」と予言したのは、世紀の大予言者として知られるノストラダムス。そんなノストラダムスの予言をメインテーマとして扱っているのがこの作品。
このアニメが放映されたのが1995年ですので、世界中で「ノストラダムスの予言は本当に当たるのか?それとも外れるのか?」と熱く議論されていた時代ですね。
ストーリーとしては、若干”無理やり感”があるように思えなくもないですが、全体的にはまとまっていると思います。
なお、今作からルパン役の声優を栗田寛一さんが勤めることとなります。
TVスペシャル8作目 トワイライト☆ジェミニの秘密(1996年)
★ ★ ★ ★ ★
あらすじ
ルパンは、泥棒の大先輩であるドルーネから、”トワイライト”と呼ばれる巨大なダイヤを渡される。このダイヤには、とある民族が隠したお宝の秘密が隠されているという。
ルパンは、このダイヤの謎を解くためモロッコに飛ぶ。
モロッコでは、民族復興を夢見るゲント族の娘ララが、地元警察を相手に日々戦いを繰り広げていた。さらに、過激派カルト集団「結社」の教祖ガルが現れ、ララたちゲルト族を排除しようと企む。
ルパンは、ララと共に結社と戦っていくうちに、ドルーネがダイヤを託した本当の意味を理解することとなる。
解説
この作品は、なんといっても”おっ〇いポロリ”が見れる、というところがみどころです♡
峰不二子、そしてゲストヒロインであるララ、この二人が惜しげもなく(惜しんではいるのだが…)ペロン。お茶の間で家族と一緒に見ていると、気まずくなること必死です(笑)
ということで、おススメ度は迷いなく★×5!!
また、途中”斬鉄剣が折れる”という大事件が発生します。折った相手は、オカマ忍者の貞千代(誰?)。
そんな貴重なシーンが見れるのも、このアニメの特徴の一つです。
劇場版映画6作目 DEAD or ALIVE(1996年)
★ ★ ★ ★ ☆
あらすじ
トラップを発動させて侵入者を近づけさせない漂流島。ズフ国統治者の首狩り将軍は、この島には莫大な財宝が眠っていると知っていながらも手が出せずにいた。
今回ルパンたちが挑戦するのは、この漂流島の財宝。
一方、ルパン逮捕の命を受けたズフ国国家警察のオーリは、首狩り将軍によって処刑された恋人バニッシュの行方を捜していた。生存は絶望的だと思う傍ら、万が一の可能性を彼女は信じていた。
そんな中、死んだはずのバニッシュがオーリの前に姿を表す。
解説
この作品は、1990年代のアニメ界で流行した「ナノマシン」を題材にしています。
当時は、『ガンダム』や『セーラームーン』など、名だたるアニメ作品でこのナノマシンが使われていました。そんな当時の流行に乗って作られたのが、このアニメということになります。
また、ゲストヒロインのオーリがとってもけなげなしいんです。恋人のバニッシュは既に死んでいるのですが、オーリは処刑された現場を見ていないため信じられず、ずっと行方を捜しているんですよね。
そんなオーリがバニッシュと再会したシーンを見たときは、ついホロっと来てしました。
TVスペシャル9作目 ワルサーP38(1997年)
★ ★ ★ ★ ☆
あらすじ
とある大富豪の家に、ルパン三世からの犯行予告状が届く。しかし、ルパン本人は予告状など出しておらず、別の誰かの仕業なのだ。
真実を確かめるため、ルパンは偽の予告状が届いた富豪の屋敷に忍び込む。すると、突然殺人集団『タランチュラ』の殺し屋たちがなだれ込み、パーティーに参加していた人間を片っ端から虐殺していく。
そして、ルパンを逮捕しに駆け付けた銭形警部は、何者かによって射殺される。銭形を撃った銃は、ルパンの愛銃P-38と同型のものだ。
誰かが、一連の事件をルパンの犯行に見せかけようとしている。ルパンは、真実にたどり着くことができるのか?
解説
大量虐殺という結構物騒なオープニングで始まるというこのアニメは、出血や死亡シーンなどの残酷描写が数多く描かれていて、シリーズの中では過激な作品。
ラストシーンも救われない展開で終わるので、鬱な気分になってしまう方も多いと思います。
登場する殺し屋集団「タランチュラ」は、実在した殺し屋集団「アサシン」がモデルになっていると思われます。
なお、銭形は銃で撃たれて死亡しますが、この後ゾンビのごとく復活します(笑)
TVスペシャル10作目 炎の記憶(1998年)
★ ★ ★ ★ ☆
あらすじ
若き青年実業家のマイケル・鈴木は、古美術品である”乾の慶喜”と”巽の慶喜”の二つの肖像画を探していた。この二つの肖像画をルパンから守るため、白羽の矢が立ったのが銭形警部。
そんな銭形の取材担当となったのは、雑誌「TOKYO LIFE」に所属する若きライターで、予知能力を持つ女一色マリア。最初は取材に非協力的な銭形だったが、暗い過去を持ちながらも前向きに生きようとする彼女に、徐々に惹かれていくことになる。
そんな中銭形は、古美術品を警護していくうちにマイケル・鈴木の裏の顔に気付いてしまう。そしてマイケル・鈴木の魔の手は、マリアにまで及ぶこととなる。
銭形は、マリアを守ることができるのか?
解説
あの銭形警部が、主役級の活躍をするのがこの作品です。
銭形警部といえば、いつもはお笑い担当というか、ストーリーにはあまり絡んでこないことが多いのですが、本作程ストーリーの根幹に関わってくるのはとても珍しいことです。
全体的にコミカルなシーンが多いので、肩ひじ張らずに見ることができます。ストーリー構成もしっかりしています。
そして、銭形の恋(?)の行方はどうなるのか?ここもみどころの一つです。
TVスペシャル11作目 愛のダ・カーポ(1999年)
★ ★ ☆ ☆ ☆
あらすじ
コロンブスのお宝”コロンブスの卵”の在りかが記されているとされる「コロンブスファイル」。峰不二子は、ついにこのファイルを手に入れる。
しかし、同じく”コロンブスの卵”を狙うバートンの傭兵ナザロフに襲われて、ファイルは焼失し、不二子は記憶喪失になってしまう。お宝を見つけるためには、不二子の失われた記憶だけが頼りとなった。
バートンは、不二子を執拗につけ狙う。そして、不二子を匿う女ロザリアは、なんとバートンにとって特別な存在だったのだ。
ルパンは、自分の顔も分からなくなってしまった不二子を、バートンから守り抜くことができるのか?
解説
前作の『炎の記憶』が銭形回だったのに対して、今回は不二子回です。不二子が主役級の大活躍(実際に活躍するのはルパンだが…)をします。
そして、ルパンシリーズ初の記憶喪失もの。不二子の記憶をいかにして取り戻すのかという点がこのアニメの焦点になっていきます。
残念なのはラストシーン。竜巻が渦巻く中、吹き飛ばされたキャラたちが空中で肉弾戦を繰り広げるという超カオス状態に。
もっとどうにかならなかったのか?ということで、おススメ度は★×2。
TVスペシャル12作目 1$マネーウォーズ(2000年)
★ ★ ★ ★ ★
あらすじ
とあるオークションに出品された安物の指輪には、実は権力者だけが手中にできると言われる不思議なブローチの在りかが記されていた。
世界的な巨大銀行「WOB」の頭取であるシンシアは、元KGBTのナビコフに命じ、この指輪をルパンから奪う。そればかりか、ナビコフが放った銃弾はルパンの心臓に命中。
次の日、ルパンの葬式がしめやかに執り行われることなるが…
ルパンシリーズ初!お金を巡る熱い頭脳戦が勃発する。
解説
ルパン三世といえば、銃撃戦などの激しいアクションシーンがみどころの一つとなっています。
しかし、本作のみどころは今までと一味違います。なんと、シリーズにしては珍しくマネーゲーム(頭脳戦)が展開されるのです。
ちょっぴり小難しい話なので子供向きではないかもしれませんが、大人が見れば見ごたえ十分の内容になっています。
もちろん、お馴染みのアクションシーンもたくさんありますので、その辺はご安心ください(笑)
シリーズでの頭脳戦は珍しいので、是非とも見て欲しいという願いを込めて★×5。
TVスペシャル13作目 アルカトラズコネクション(2001年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
違法カジノ客船「ヤンキー・スレード号」に、ルパンからの犯行予告状が届く。ルパン逮捕のために動き出したのは、銭形警部と、新しく銭形の相棒に選ばれたサンフランシスコ警察のテリー。
ルパンは、ヤンキー・スレード号が密かに行っていた海洋調査の調査結果を盗み出していった。
ルパンに復讐を目論むのは、マフィア集団「シークレットセブン」。その裏には、アメリカ合衆国の壮大なる野望が隠されていた。
一方、ルパンを追跡しようとする銭形警部だが、相棒であるはずのテリーは警察官らしからぬ行為を繰り返す。
テリーの不可解な行動には、何か理由があるのだろうか?
解説
1963年に発生した、未だに真犯人が解っていないとされる怪事件、ジョン・F・ケネディ元大統領暗殺事件。
本作は、そんな20世紀最大の謎をテーマにした作品です。
『炎の記憶』ほどではありませんが、今回も銭形警部が大活躍します。銭形ファンの方は必見かと。
また、TVスペシャルシリーズでは史上初の”ゲストヒロインが登場しない回”でもあります。
OVA2作目 生きていた魔術師(2002年)
★ ★ ☆ ☆ ☆
あらすじ
ルパンは、とある富豪から『天球の水晶』を盗み出し、その水晶の謎を解くために東ギリシャへと向かう。
そこでは、竪琴を奏でる不思議な老人に出迎えられる。この老人が奏でる竪琴の音色は、病気を癒す治癒効果があるという。
そんな中ルパンの前に立ちはだかったのは、往年のライバルであり不思議な術を使う男パイカル。彼もまた、『天球の水晶』を求めていたのだった。
ここに、ルパンとパイカルの因縁の対決が始まる。
解説
ルパン三世初期の頃からのライバルであるパイカル。今回ルパンは、そんなパイカルと戦うことになります。
エンディングは、なんとルパンシリーズ初の試みであるマルチエンディングシステム!(最後、どのエンディング見るかリモコンで選べるような仕様になってます)
全体的には、ユーモア要素少なめの暗~い感じ。ストーリー序盤に、ルパンのズル剥けのお尻が見えるシーンくらいしか笑うところがありません(別にコメディがメインではないんですが…)。
これは好みによるかもしれませんが、このシリアスな感じが個人的になんとなく苦手ですね。
ということで、★×2。
TVスペシャル14作目 EPISODE:0 ファーストコンタクト(2002年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
一人の女性記者が、次元大介に「ルパンたちが出会うきっかけ(ファーストコンタクト)は何か?」と取材を試みる。
すると次元は、タバコを吹かしながらも昔話を語りだす。
当時次元は、ニューヨークマフィアのドンであるガルベスの用心棒をしていた。そのガルベスの屋敷に忍び込んだのが、ルパン三世だった。
二人は銃を撃ち合うが、勝負はつかず。「いつか決着をつけてやる」そう思いながらも、雪辱に燃える次元だった。
しかし、この事件はあらぬ方向へと傾きだす。
解説
「ファーストコンタクト」ということで、ルパン、次元、五エ門、不二子、銭形のメインキャラクター5人が、現在の関係性に至るまでのエピソードが描かれた内容。
ストーリー自体は面白いんですが、この作品がルパンシリーズ全てのバイブルというわけではありません。過去の作品と見比べてみると、ちょいちょい矛盾点があります。
なので、これはこれで独自の作品として楽しむ方がいいでしょう。
TVスペシャル15作目 お宝返却大作戦!!(2003年)
★ ★ ★ ★ ★
あらすじ
ルパンは、峰不二子からビデオレターを見せられる。するとそこには、今は亡き泥棒の大先輩マーク・ウィリアムからルパンに宛てたメッセージが綴られていた。
一週間以内にマークが盗んだ7つのお宝を元の場所に返却できれば、財宝『トリックダイヤ』の在りかを教えるというヘンテコな内容だった。
ルパンは、7つのお宝を返却するために早速世界中を飛び回ることとなる。
ルパンは、一週間以内に本当にお宝を返却できるのか?そして、『トリックダイヤ』に秘められた謎を解き明かすことができるのか?
解説
本作は、ルパンシリーズ屈指の芸術回です。
世界的に有名な建築家ガウディ、ガウディによって建築されたサクラダファミリアのほか、真実の口や人魚姫の像、『007』の映画に使用されたゴンドラなど、歴史的に見ても貴重な芸術品が多数登場します。
美術に興味がある人にとってはたまらないでしょう。
さらに、悪役のラッツがかっこよくて、個人的には好きなんですよね。
他にも、次元がなぜオートマチックではなくリボルバーに拘るのか?という理由が判明したり、みどころがたくさんあります。是非とも見て欲しい作品です。
TVスペシャル16作目 盗まれたルパン~コピーキャットは真夏の蝶~(2004年)
★ ★ ☆ ☆ ☆
あらすじ
ある日、ルパンはいつものように仕事をしていると、何者かによって連れ去られてしまう。ルパンが”盗まれる”という珍事が発生したのだ。
謎の人物に不二子を人質にとられたルパンは、世界一の宝石「ブルズアイ」を盗んでくるよう命じらる。
一方、ルパンの前に現れたのは、泥棒の手口がルパンそっくりの若き女盗賊ベッキー。
ベッキーは、なぜルパンの手口を模倣しようとするのか?そして、ベッキーとルパンの関係とは?
解説
”盗まれたルパン”というなかなかキャッチーなサブタイトルを見て、どんな捻りがあるのかと期待をしてしまうのですが、ただ誰かに連れ去られるだけ…(そんなん言ったら、しょっちゅう連れ去られてるがな!)
出落ち感が否定できません(笑)
また、ベッキーの父親はルパンなのではないか?ということをほのめかすような内容になっているのですが、ルパンの他にも父親候補が3~4人登場。
ベッキーの母親キャット(既に死亡)は、結構遊び人だったのかな?(笑)
ということで、おススメ度は★×2!
TVスペシャル17作目 天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~(2005年)
★ ☆ ☆ ☆ ☆
あらすじ
ルパンは、アメリカの秘密研究施設エリア51から『オリジナルメタル』を盗み出す。このダイヤは、宇宙人が地球に残していったUFOの破片と言われており、斬鉄剣でも斬れないほど頑丈なものだ。
一方、今回銭形警部の新しい相棒に選ばれたのは、新米女性捜査官エミリー。失敗ばかりだが一生懸命に頑張る彼女に、銭形は厳しくも暖かい眼差しを送り続ける。
ここで、女性だけで構成される反米テロ組織『ブラッディエンジェル』が動き出し、ルパンから『オリジナルメタル』を奪おうと画策する。
ルパンと『ブラッディエンジェル』の、戦いの火ぶたが切って落とされる。
解説
ルパンの作品は、この辺から対象年齢がぐっと子供向きになっていきます。
『ブラッディエンジェル』の中に、ポイズン・ソフィ、ボンバー・リンダ、レディ・ジョー、辻斬りカオルの4人からなる『ラッキークローバー』というグループがあるんですが、名前からして中二病全開。
最後の方も「いや、そうはならんやろ!」と突っ込みたくなるシーンばかり。
あまりおススメはできませんねー。
TVスペシャル18作目 セブンデイズ・ラプソディ(2006年)
★ ★ ★ ★ ☆
あらすじ
アメリカ競馬『マンハッタンレース』の開催を一週間後に控えたところで、ルパンは、超大金持ちの少女ミシェルに用心棒として雇われることとなる。
一方次元は、傭兵時代の仲間のライオットと共同で”儲け話”に乗ることとなる。
峰不二子はというと、金欠の五エ門をアルバイトとして雇い入れ、世界最大級のダイヤの原石『女神のダイア』を盗み出す計画を練る。
このように、『マンハッタンレース』が開かれるまでの7日間、それぞれが別行動をすることとなるのだが…
解説
本作のみどころは、次元大介の男としての信念や美学が存分に発揮されているというところです。
次元は、雇い主は絶対に裏切りません。しかし、その雇い主が「ルパンを殺せ」と言ったら、次元は何を考え、どのような行動を起こすのでしょうか?
そんな次元の苦悩が描かれています。
次元大介ファンの方は必見の内容です。
TVスペシャル19作目 霧のエリューシブ(2007年)
★ ★ ☆ ☆ ☆
あらすじ
ルパンたちは、未来から来た科学者・魔毛狂介の作り出した霧に飲まれたかと思うと、突然500年前の霧多布へタイムワープしてしまう。
ここでは、シャイン家とノース家が、生き残りをかけて抗争を繰り広げていた。ルパンたちは、両家和睦への道を探りつつも、現代へ帰る方法を模索することとなる。
そして、ルパンたちの前に姿を表した女盗賊のお不三は、見た目も性格も不二子そっくりなのだがそれは…
時を自由に操る魔毛狂介との、時空を超えた壮大な戦いが始まる。
解説
シリーズ初のタイムワープもの。魔毛狂介という、中二病全開の名前をした天才科学者が登場します。
タイムパラドックス的な事象が頻繁に起こるので、そこが楽しめるポイントの一つ。「鶏が先か、卵が先か」理論じゃないですが、見終わった後には、ストーリーの時系列について少し考えてしまうかと思います。
物語の舞台となるのは、北海道の霧多布市。ここまでピンポイントに指定されていると、地元民は大喜びでしょう。
とはいえ、タイムワープものは決して嫌いではない(むしろ好き)のですが、わざわざルパンをタイムワープさせる意味はあるのだろうか?と、個人的には感じてしまう(;’∀’)
OVA3作目 GREEN & RED(2008年)
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あらすじ
ある日、都内のコンビニでルパンが万引きで逮捕されるという間抜けなニュースが世間を駆け巡る。
そのニュースに呼応するかのように、世界中の偽ルパンが日本に集結。その数、ざっと数十人。日本は大混乱に陥る。
そんな中、アルバイトで日銭を稼ぎながらもスリ稼業にも手を染める康夫は、ルパンとして泥棒の活動にも精を出していた。
今回も、次元や五エ門と共にお宝を狙う康夫。そんな康夫の前に、”本物のルパン”が現れる。
「どっちが本物のルパンなのかはっきりさせてやる!」
康夫は、”本物のルパン”とルパンの名を賭けて勝負することとなる。
解説
本作は、日本中のルパンファンたちを大混乱に陥れた問題作と言えるでしょう。
非常に小難しい内容で、最低3回は見直さなければ内容を理解できないでしょう。
ルパンとは個人の人間ではなく”概念”であると捉えており、ルパンにふさわしい能力・人格を有する者だけに”ルパン”の称号が与えられる…
という、「なんじゃそりゃ?」って感じのストーリー。
内容としては、賛否が分かれることでしょう。人によっては、「最高傑作」と思う方もいれば、「最低の作品」と感じる方もいると思います。
ということで、おススメ度は?????
TVスペシャル20作目 sweet lost night 〜魔法のランプは悪夢の予感〜(2008年)
★ ★ ☆ ☆ ☆
あらすじ
ルパンは、盗み出した魔法のランプをこすってみると、なんと中からはランプの妖精が飛び出してきた。
ランプの妖精は、なんでも願いごとをかなえる代わりに、願った者の人生の半分を奪ってしまうという不思議な能力を持っていた。
それ以来ルパンは、一日のうちの半分にあたる12時間の記憶を都度失くしてしなうという生活を強いられることとなる。
そんな中、半記憶喪失状態のルパンに「助けて」と懇願する女性がいた。”ドリュー”と名乗るその女性は、なんとあのランプの妖精にうり二つだった。
解説
『愛のダ・カーポ』と同じく記憶喪失系のストーリーです。
相違点と言えば、『愛のダ・カーポ』での不二子は自分ことが誰かすら覚えていないのに対して、本作のルパンは12時間分だけがすっぽりと抜け落ちているという点。
しかし、記憶喪失系のストーリーはいいとして、展開を考慮しても”魔法のランプ”というツールを使う必要性があまり感じない( 一一)
出オチ感が拭えないので★×2。
TVスペシャル21作目 ths Last Job(2010年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
世界の権力者が探し求めていたというお宝”風神”。ルパンは、”風神”の在りかのヒントが記されているといわれる”地獄如来像”を盗み出す。
ここで、ルパンの前に立ちはだかったのは、世界的な忍者テロ集団の統領モルガーナと、その部下の摩耶。モルガーナは、”風神”を手中に収めて世界を征服しようと目論んでいた。
一方、風魔の血を引くくノ一飛鳥は、愛犬小太郎と共にモルガーナに立ち向かっていく。
飛鳥が孤独な戦いを続けるその理由とは?
解説
本作は、ルパンシリーズでは長らく声優を務めてきた井上真樹夫さん(石川五エ門役)、増山江威子さん(峰不二子役)、納谷悟朗さん(銭形耕一役)の最後の作品となっています(だから「ths Last Job」)。
ルパン黄金時代を支えた声優陣の聞き納め回となっています。
ちなみに、ストーリーはというとちょっと残念な感じ…
無理やり感があるというか、ご都合主義のストーリー。
そこを差し引いて、おススメ度は★×3。
TVスペシャル22作目 血の刻印 ~永遠のMermaid~(2011年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
800年を生き、不死の身体を持つといわれる伝説の巫女”八百比丘尼”。そのヒントとなるのは、お宝”人魚のうろこ”。
ルパンは、”熊殺しのおマサ”と恐れられている裏社会のボス藤堂昌江から、”人魚のうろこ”を盗み出してくるよう依頼を受ける。しかし、藤堂昌江とその使用人の美沙は、氷室の部下景浦に殺されてしまう。
しかし、殺されたはずの美沙は、なんと氷室の屋敷内で生きていた。美沙は、”死なない身体”の持ち主だったのだ。
一方、ルパンに弟子入りを懇願する少女真紀。ルパンは何度も断るのだが、真紀は断固として聞き入れようとしない。
実は、真紀がこれほどまでにルパンに言い寄るには、深い理由があった。
解説
前回が3人の声優さんの最後の作品ということで、今回から浪川大輔さん(石川五エ門役)、沢城みゆきさん(峰不二子役)、山寺宏一さん(銭形耕一役)の3人が新しい声優を務めることとなります。
個人的には、最初こそちょっと違和感を感じましたが、慣れてしまえば自然な感じで聞くことができました。やっぱり、プロの声優さんたちはすごいですね!
ストーリーは、序盤から中盤まではそこそこおもしろいのですが、終盤からラストにかけての氷室の豹変っぷりとカオスっぷりがすごい( ;∀;)
グロ注意。
TVスペシャル23作目 作目方見聞録 〜アナザーページ〜(2012)
★ ★ ☆ ☆ ☆
あらすじ
マルコ・ポーロが記した東方見聞録の”アナザーページ”を研究していた考古学者アルジェント教授が、何者かによって殺害される。
殺害現場に居合わせていたのは、なんとルパン三世。これによりルパンには、アルジェント教授の殺害容疑がかけられることとなる。
一方、ルパンと同じく”アナザーページ”を探していたのは、ロンバルト重工社長のベルナルド。
そして、”アナザーページ”の謎を解くためには、アルジェント教授の孫娘リサの存在が不可欠である。
ルパンは、正体を偽りながらもリサに接近するが…
解説
ストーリーは、淡々と始まり淡々と終わる感じ。ハッキリ言えば、微妙!
一番最初、ルパンに殺人容疑をかけらるということで、インパクトある出だしを狙ったのだと思いますが、じゃあ本当にルパンが故意の殺人行為に及ぶかというと、それはお察しの通りということで…
やはり出オチ感が否めない”(-“”-)”
ということで、おススメ度は★×2。
TVスペシャル24作目 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜(2013年)
★ ☆ ☆ ☆ ☆
解説
シャハルタの財宝が積まれているという飛空艇。ルパンは、早速飛空艇に侵入し、お目当てのカバンを盗み出す。
しかし、そのカバンから出てきたものは、なんと空の箱と人間の赤ん坊だった。
その日以来、ルパンは赤ん坊を背中におんぶしながらも泥棒家業に精を出すこととなる。
一方、その赤ん坊を取り戻そうとするのは、シャハルタ族の生き残りである空賊の娘ユティカ。この赤ん坊は、シャハルタ族の財宝と何かか関係があるのだろうか?
また、シャハルタ族現総理大臣のシオンと、シオンを裏で操るコーシャルの抱く野望とは?
解説
空賊の存在といい飛空艇といい、宮崎駿監督の『ラピュタ』の世界観に酷似している感じがします。パクリかといわれると、そこまでは言ってないと思いますが…
よく言えば、”オマージュ”というものなのでしょうか?
ストーリはというと、終止支離滅裂。とりあえず話は進んでいくものの、前後の関連性が薄い。最後もなんとなく感動するかのような感じになりますが、全然感動しない。
あと、登場するサブキャラクターたちの存在感が中途半端。(途中、”ミスターG”という超個性的(というか基地外)キャラが登場しますが、はっきり言っていてもいなくても全くストーリー展開に関係してこない。なんで登場させたのか?)
と、ここまで酷評してきましたので、おススメ度はもちろん★×1です。
劇場版映画8作目 次元大介の墓標(2014年)
★ ★ ★ ★ ★
あらすじ
超一流の殺し屋ヤエル奥崎は、スナイパーライフルによる遠距離狙撃が専門であるものの近距離での射撃もピカイチ。抜き撃ちのスピードも相当の腕前を持つという。
そんなヤエル奥崎に挑戦状をたたきつけたのは、”世界一のガンマン”を自称する次元大介。特に早撃ちに関しては、絶対的な自信を持っていた。
そしてルパンも、こと早撃ちに関しては次元の勝利を疑っていなかったのだが…
今、”世界一”のプライドをかけたガンマン同士の、過酷な戦いが始まる。
解説
近年、完全に子供向けアニメと化しているルパンシリーズですが、大人向けにシフトしたのがこの『次元大介の墓標』。ルパンの相棒次元大介にスポットライトをあてた、スピンオフ作品です。
原作漫画を彷彿とさせるような絵のタッチ。血肉飛び散る残酷描写。全体的に漂うおどろおどろしい雰囲気。スパイスの利いたストーリー。
まさに、大人向けのアニメという感じ。
どうも、製作スタッフが子供向けのルパンを見て「こんなのルパンじゃねえ!」と言って、一気に原点回帰の映画を作ったそうです。
「やっぱりルパンはこうでなくっちゃ!!」と思わせるような快作です。次元の、ガンマンとしてのこだわりや信念を堪能することができます。
そして、次元の最後のセリフがまたかっこいいんですよね(^^♪
絶対に見てほしいです。★×5。
劇場版映画9作目 血煙の石川五エ門(2014年)
★ ★ ★ ★ ★
あらすじ
「バミューダの亡霊」と呼ばれ、過去の戦場では一人で2000人以上の兵士を殺害したといわれる伝説の殺し屋ホーク。
そのホークは、「ご主人様」の命令によりルパンたちをターゲットとして付け狙うようになる。ホークのあまりの戦闘能力の高さに、ルパンと次元はお手上げ。
そんな二人のピンチを救おうと五エ門が動き出すが、斬鉄剣をもってしても全く歯が立つ相手ではない。
果たして、最速の剣とはどのようにして繰り出すことができるのか?勝負に負け思い悩む五エ門の、命を懸けた修業が始まる。
解説
前作の『次元大介の墓標』に引き続き、対象を完全に大人にシフトした劇場版映画。今回の主人公は、石川五エ門。
今回は、ルパンシリーズ歴代最強クラスの敵ホークが登場します。
プロレスラー並みの体躯を持ち、手斧一振りですべてを破壊してしまうほどの怪力。しかも、次元の近距離射撃を回避してしまうほどの人間離れした反射神経。攻撃・防御すべてが完璧な奴なんです。
五エ門と言えば、”ルパン三世”という世界の中では三本の指に入るくらいの高い戦闘能力を持っています(私個人の分析)。
しかし、その五エ門の腕をもってしても全く歯が立たないんです。これは…大事件ですね。
一度は負けた五エ門が、どうやってホークに挑んでいくのか?そこがみどころ。
五エ門ファン必見です。
(最後、結構グロいシーンありますので注意)
TVスペシャル25作目 イタリアン・ゲーム(2016年)
★ ★ ☆ ☆ ☆
あらすじ
ある日、あの女たらしのルパンがプロポーズをする!お相手は、サンマリノ共和国9大名家の一つ『ロッセリーニ家』の若き女当主レベッカ・ロッセリーニ。
しかし、ルパンの本当の狙いは、”マリーアントワネットの首飾り”を手に入れることにあった。
一方、レベッカも「スリルを味わえそう」という好奇心だけで結婚を承諾。当初は、そんな愛のない結婚のように見えたのだが…
”マリーアントワネットの首飾り”を奪い合うのは、正体不明の強敵・仮面伯爵。
お宝を手にするのは誰なのか?そして、偽りの結婚生活には、どんな結末が待ち構えているのか?
解説
ゲストヒロインのレベッカは、ルパン三世TVシリーズPart4で登場した人物。
そしてルパンは、お宝目当でレベッカと結婚をするというかなり鬼畜なことをやりやがります(おまえはカリオストロ伯爵か!?)。
しかも、用が済んだら「離婚届に署名して!」を悪びれなく連呼。
道徳的にどうなの?という問題は置いておいて、ストーリーはまあ普通ですね(笑)
本当は★×1でもよかったんですが、レベッカのキャラは個人的に好きなので、そこを買って★×2。
TVスペシャル26作目 グッバイ・パートナー(2019年)
★ ★ ★ ★ ☆
あらすじ
世界を征服できるくらいのとんでもない力を秘めているお宝”タイム・クリスタル”。
ルパンは、アメリカ大統領候補であるロイの罠だと知りながらも、このお宝を盗み出すことになった。
そして、ルパンがいつものように仕事を終えると…なんと無二の相棒であるはずの次元がルパンを銃で撃ち、お宝を奪ってロイに献上してしまう。
己の美学に反する行為を犯しながらも、次元はなぜルパンを裏切ったのか?
次元の不可解な行動の裏には、ロイが誘拐したショパンコンクールファイナリストの少女アリサの存在が深く関わっていた。
解説
サブタイトル「グッバイ・パートナー」のパートナーとは、ルパンの相棒(パートナー)であるはずの次元のことを指しています。
それを「グッバイ」するわけですから…
ルパンとルパンを裏切った次元は、金輪際コンビを解散してしまうのでしょうか?
次元がなぜルパンを裏切ったのか?そこを追求するのが、本作のみどころになっています。
そして、なかなか明らかにされていない次元の女関係の過去が語られています。
考察をするうえで結構面白かったので、おススメは★×4です。
TVスペシャル27作目 プリズン・オブ・ザ・パスト(2019年)
★ ☆ ☆ ☆ ☆
あらすじ
世界的大泥棒でありながら、盗んだ財宝は貧しい人に分け与えていたことで「義賊」と言われていた囚人フィネガンは、このたび処刑されてしまうこととなった。
ルパンは、フィネガンを助け出せば財宝を分けてくれるのではないかと考え、ドルエンテ公国のエルギュイユ監獄へ忍び込む。
しかし、ここでかつてフィネガンを恩人と仰ぐ世界に名をはせた泥棒たちが、処刑される前にフィネガンを助け出そうと動き出す。
ロレンサが所長を務め、世界一警備が厳重と言われるこのエルギュイユ監獄から、果たしてフィネガンを助け出すことはできるのか?
解説
完全に子供向けアニメと化してしまった本作。オールドファンは完全に置いてけぼり。
とはいえ、登場するキャラクターたちは本来の個性をギリギリ保っていると言えるので、一応は「ルパン三世」のコンテンツとして成り立っているとは思います。
小学生くらいの子供が見れば、それなりに楽しめることでしょう。
しかし、それ以外は「ルパン三世」である必要が全くない。きっと、古くからルパンを知るファンがこれを見れば、失望してしまうことでしょう。
当然の★×1。
劇場版映画9作目 峰不二子の嘘(2019年)
★ ★ ★ ★ ★
あらすじ
「息子を連れて逃げてくれ」
ランディは、たった一人の息子ジーンを不二子に託し、追っ手を撒くために自分は自宅で自爆する。ジーンは、ランディが横領した5億ドルが保管されている金庫の暗証番号を知る唯一の人物だった。
大好きな父親を亡くしたジーンの悲しみは、相当なものだった。
一方、5億ドルを取り返そうとジーンを追いかけるのは、コドフリーの部下ビンカム。
不二子は、ジーンをコドフリーから守りつつも、巧みに暗証番号を聞き出そうと企む。
財宝狙いか?それとも情か?そして、不二子が付いたたった一つの”嘘”とはなんだったのか?
今、不二子の熱い戦いが始まる。
解説
『次元大介の墓標』、『血煙の石川五エ門』に続き、スピンオフ作品の第三作目。
ストーリーの時系列的には、『血煙の石川五エ門』の続きということになっています。
前作に引き続き大人が対象の作品だけあって、内容はなかなか過激。グロテスクというよりかはエロい。R-12指定のアニメとしては、結構ギリギリを攻めたんじゃないかと思います。
ストーリーも見ごたえたっぷり。そして、最後の感動シーンには思わず涙( ;∀;)
この作品も、是非とも見てほしいです。
劇場版映画10作目 THE FIRST(2019年)
★ ★ ★ ☆ ☆
あらすじ
強大な力を持つとされるお宝”エクリプス”。その”エクリプス”の秘密が記されているとされているのは、ブレッソン教授が生前書き残した日記”ブレッソン・ダイヤリー”だった。
ゲラルトとその部下であるランベールは、ナチス帝国を復活させるという目的のため、”ブレッソン・ダイヤリー”を血眼になって探していた。
ここでランベールは、一つのアイデアを思いつく。世界的大泥棒であるルパンに”ブレッソン・ダイヤリー”の謎を解かせた後に、自分たちが横取りしようと…
ブレッソン教授の孫娘であるレティシアは、ランベールに命じられ、ルパンと共に”ブレッソン・ダイヤリー”の謎に挑むこととなるが…
解説
ルパンシリーズでは初の、フル3DCGアニメーションで製作されたアニメ。
「2Dから3Dに変わって、世界観が崩壊しないかな?」と少し心配していましたが、全然そんなことはありませんでした。むしろ、なかなか再限度は高いと言えるでしょう(唯一、次元のヒゲだけは納得いってないが…)。
あと、長年次元大介の声を務めてきた小林清二さんにとってラストの仕事となっていますので、この作品が聞き納めです。
で、肝心のストーリー的はというと…、まー普通という感じですね(笑)
総まとめのまとめ
作品名 | 種別 | 製作年 | おススメ度 | 備考 |
ルパン三世VS複製人間 | 劇場版映画 | 1978年 | ★★★★★ | |
カリオストロの城 | 劇場版映画 | 1979年 | ★★★★★ | 宮崎駿、名作 |
バビロンの黄金伝説 | 劇場版映画 | 1985年 | ★★★☆☆ | |
風魔一族の陰謀 | 劇場版映画 OVA |
1987年 | ★★★☆☆ | 声優陣総入れ替え 五エ門活躍回 |
バイバイリバティー危機一髪 | TVスペシャル | 1989年 | ★★★★☆ | |
ヘミングウェイペーパーの謎 | TVスペシャル | 1990年 | ★★★★☆ | |
ナポレオンの辞書を奪え | TVスペシャル | 1991年 | ★★☆☆☆ | 銭形キスシーン |
ロシアより愛をこめて | TVスペシャル | 1992年 | ★★★☆☆ | |
ルパン暗殺指令 | TVスペシャル | 1993年 | ★☆☆☆☆ | |
燃えよ斬鉄剣 | TVスペシャル | 1994年 | ★★★☆☆ | 五エ門活躍回 |
ハリマオの財宝を追え | TVスペシャル | 1995年 | ★★★☆☆ | 声優山田康夫(ルパン)最後 |
くたばれ!ノストラダムス | 劇場版映画 | 1995年 | ★★★☆☆ | 新声優栗田寛一(ルパン) |
トワイライト☆ジェミニの秘密 | TVスペシャル | 1996年 | ★★★★★ | おっ〇いポロリ |
DEAD or ALIVE | 劇場版映画 | 1996年 | ★★★★☆ | |
ワルサーP38 | TVスペシャル | 1997年 | ★★★★☆ | |
炎の記憶 | TVスペシャル | 1998年 | ★★★★☆ | 銭形活躍回 |
愛のダ・カーポ | TVスペシャル | 1999年 | ★★☆☆☆ | 不二子活躍回 |
1$マネーウォーズ | TVスペシャル | 2000年 | ★★★★★ | 頭脳戦 |
アルカトラズコネクション | TVスペシャル | 2001年 | ★★★☆☆ | 銭形活躍回 |
生きていた魔術師 | OVA | 2002年 | ★★☆☆☆ | マルチエンディング |
EPISODE:0 ファーストコンタクト | TVスペシャル | 2002年 | ★★★☆☆ | |
お宝返却大作戦!! | TVスペシャル | 2003年 | ★★★★★ | 芸術回 |
盗まれたルパン~コピーキャットは真夏の蝶~ | TVスペシャル | 2004年 | ★★☆☆☆ | |
天使の策略~夢のかけらは殺しの香り~ | TVスペシャル | 2005年 | ★☆☆☆☆ | |
セブンデイズ・ラプソディ | TVスペシャル | 2006年 | ★★★★☆ | 次元活躍回 |
霧のエリューシブ | TVスペシャル | 2007年 | ★★☆☆☆ | |
GREEN $ RED | OVA | 2008年 | ????? | 問題作 |
sweet list night~魔法のランプは悪夢の予感~ | TVスペシャル | 2008年 | ★★☆☆☆ | |
the Last Job | TVスペシャル | 2010年 | ★★★☆☆ | 声優(五エ門、不二子、銭形)最後 |
血の刻印~永遠のMermaid~ | TVスペシャル | 2011年 | ★★★☆☆ | 新声優(五エ門、不二子、銭形) |
東方見聞録~アナザーページ~ | TVスペシャル | 2012年 | ★★☆☆☆ | |
princess of the breeze~隠された空中都市~ | TVスペシャル | 2013年 | ★☆☆☆☆ | |
次元大介の墓標 | 劇場版映画 | 2014年 | ★★★★★ | 次元活躍回 |
血煙の石川五エ門 | 劇場版映画 | 2014年 | ★★★★★ | 五エ門活躍回 |
イタリアン・ゲーム | TVスペシャル | 2016年 | ★★☆☆☆ | ルパン結婚 |
グッバイ・パートナー | TVスペシャル | 2019年 | ★★★★☆ | 次元活躍回 |
プリズン・オブ・ザ・パスト | TVスペシャル | 2019年 | ★☆☆☆☆ | |
峰不二子の嘘 | 劇場版映画 | 2019年 | ★★★★★ | 不二子活躍回 |
THE FIRST | 劇場版映画 | 2019年 | ★★★☆☆ | 声優小林清二(次元)最後 |
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