映画紹介『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(ネタバレ無し)内容がひどすぎて大炎上!?その中身に迫る

クソ映画

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の作品紹介

製作 2019年
ジャンル アニメ
監督 山崎貴
声優 佐藤健有村架純波留坂口健太郎ケンドーコバヤシ

ドラゴンクエスト5は、1992年にエニックスから発売されたスーパーファミコンのゲームで、大人気ドラゴンクエストシリーズの第5作目。

仲間と共に冒険し、レベルを上げて強敵に挑むというドラクエシリーズお馴染みのシステムを踏襲するとともに、敵のモンスターを仲間にできるという斬新な取り組みがなされ、当時はかなり話題となりました。

秀逸なストーリー構成や個性的なキャラクターたちも相まって、ドラゴンクエスト5はドラクエシリーズの中でも最高傑作!とも言われ、後にリメイク版なども多数作成されています。

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「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」のココがヤバい

このアニメのヤバいところは、このアニメの内容がひど過ぎたために、昔ながらのドラクエファンをはじめとする多くのファンの怒りを買ってしまったというところです。

 

まず、ドラゴンクエスト5とはどんなゲームだったのか?簡単に紹介しましょう。

『ドラゴンクエスト5』とは?

『ドラゴンクエスト5』は、株式会社エニックスが世に送り出した日本を代表するRPGゲーム”ドラゴンクエストシリーズ”の第五作目であり、これまでにリリースされたドラゴンクエストシリーズの中でも1~2位を争う程の名作と言われている。発売年は1992年で、対応ハードはスーパーファミコン。

このゲームは、モンスターを倒してキャラクターを成長させ、さらなる強敵に挑んでいくというRPGゲームの醍醐味を味わえることはもちろんのこと、倒したモンスターを仲間にすることができるという従来には無い新要素が加わり、社会現象になるほど人気が沸騰した。

さらには、主人公は大好きな父親をモンスターに殺されるという悲劇的な事件に会いながらも、仲間と共に成長し、妻や息子・娘と共に世界を救うための旅を続けるという親子三代にわたる深いストーリー性も話題を呼んだ。

そのなかでも最も特徴的と言えるものが、ストーリー中盤で発生する”妻を決める”システムだろう。プレイヤーは、活発な性格で幼馴染のビアンカか、富豪ルドマンの一人娘で大人しめの淑女フローラのどちらかを妻に選択することができた。

どちらのキャラクターも一長一短あり正解・不正解というものは存在しないはずなのだが、ファンに間では「どちらを妻すべきか?」の論争が未だに続いており、結論は出ていない。

大型版権を基に作成され、知名度は抜群、声優陣も豪華キャストを揃え、昔からのファンの後押しもあり、映画は空前絶後の大成功・・・・となるはずだったのですが…、蓋を開けてみれば結果は散々たるもの。

そのあまりもひどさに、ネットの世界を中心に大炎上し、「令和を代表する駄作」とまで揶揄されてしまいました(まだ令和がはじまったばかりというのに・・・)。

 

さて、これまで散々クソクソ言ってきたこの映画ですが、実は序盤から中盤にかけてはそんなに悪くありません。

アニメーション自体はかなり作りこまれていて、戦闘シーンなども迫力満点。途中まではかなり楽しめて見ることができるはずです。

個人的には、ツンデレのビアンカがめちゃくちゃ可愛かったです(最初はフローラとの結婚を約束しておいて、土壇場でビアンカに乗り換えたリュカは、かなりのサイコパスですが…)。

 

この映画が「駄作」の烙印を押されてしまったのは、ストーリーの終盤にあります。

最後の最後、あんぐりと口が開いて塞がらないくらいの衝撃的な展開があり、さらにその後にも、古参のファンを激怒させるような主人公のセリフも飛び出します。

この問題のシーンがあったために、ドラクエという知名度抜群のコンテンツ、多額の制作費、豪華声優陣など誰もが羨む手札を台無しにしてしまったのです。

 

ファンを絶望のどん底に突き落とした最後のシーンとは、一体どんなものなのか?

是非とも、皆さんの目で確かめてみてください。

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」登場人物

リュカ

本作の主人公。その不思議な力で、モンスターを改心させ、仲間に引き入れることができる。武器と魔法をバランスよく使用できるユーティリティーキャラ。バギ系の呪文を得意とする。

素直で純粋な心を持ち、誰からも好かれるような人格を有している。反面、優柔不断なところもあり、重要な局面では決断力に欠ける。

父親のパパスを、世界一強い男として尊敬している。

母親のマーサとは、小さい頃の記憶しか無く、ほとんど覚えていない。

パパス

リュカの父親で、元グランパニアの王様。妻であるマーサがゲマに誘拐されたことにより、息子のリュカとともに、マーサを取り戻すための旅をしている。

基本的には脳筋で、戦闘スタイルは接近戦のみだが、無類の強さを発揮する。

マーサ

リュカの母親。かつて、ミルドラースを封印したとされる天空人の血を引く淑女。魔界の門を開く鍵となる呪文を知っていることで、ゲマに狙われることになる。

ビアンカ

アルカパの宿屋の娘とされているが、どこか不思議な力を漂わせている。リュカとは、幼少期にレヌール城の冒険に行っている。

メラやギラなどの炎を中心とした呪文を得意とし、戦闘スタイルは呪文偏重型。

オテンバで、男勝り、柑橘系の女の子。どんな相手にでも物怖じせず、自分の言いたいことははっきりと言う。非常にサバサバしているように見える彼女だが、実は相当のツンデレ。

リュカに対して、密かに恋慕の情を抱いている。

フローラ

ルドマン家の長女。才色兼備で、お金持ちのお嬢様だが、自分が良家の娘であることを鼻にかけることは一切なく、実直かつ芯が強い。

恋愛に対してはやや消極的で、自分から積極的に働きかけることはせず、むしろ相手の気持ちを慮るあまり、自ら身を引くこともある。

リュカとは、幼少期の頃に一度だけ会ったことがある。

変化の杖を使いこなす。

サンチェ

リュカが生誕する前から、ずっとパパスに仕え続ける使用人。リュカが産まれた後も、リュカを「おぼっちゃま」と呼び、パパスと同様に慕っている。

忠誠心が高く、どんな悲観的な状況に追い込まれても、ただひたすらにパパスとリュカに仕えることだけを考えている。

力が強く、重い荷物を背負ったままでも平気でモンスターと戦闘することができるが、非常に涙もろいところもあり、感動的な場面ではすぐに泣いてしまう。

ヘンリー王子

ラインハットの王子。幼少期に、リュカとともに魔物に連れ去られ、長い間奴隷として寝殿造りに加担させられた。

「自分は王子である」というプライドを持ち、奴隷時代においても一貫してその信念を貫く。リュカを家来として扱うが、一方で、辛い奴隷時代をともに過ごしたリュカには、友情を超えた固い絆を感じている。

いたずら好きで、兵士のトムの背中にカエルを入れるなどのエピソードを持つが、どこか憎めない。

ゲレゲレ

リュカとビアンカが、幼少期に手懐けたキラーパンサー(当時は「子猫」と思われていた)。

飼い主から受けた恩は、一生忘れない。

スラリン

リュカを慕ってついてきたスライム。非力なため、戦闘で大活躍というわけにはいかないが知恵を機転を利かし、度々主人公たちのピンチを救う。

ゲマ

ミルドラースを復活させ、地上の世界を壊滅させることに全てをかけている強力な悪のモンスター。魔界の門を開く呪文を知るマーサを誘拐する。

非常に強大な魔力を有しており、メラゾーマなどの強力な上位魔法を使いこなすばかりか、相手を麻痺させたり、石化させるなどの小ワザもいちいちきかせてくる。

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」のストーリー

リュカは、少年時代、共に世界を旅していた父親パパスをゲマに殺されたうえ捉えられ、親友であるヘンリー王子と共に奴隷としての日々を送っていた。

しかし、頼もしい若者に成長した二人は、死体用の樽に入り込んでその場所を脱出し、世界へと旅たっていった。

 

ある日リュカとヘンリーは、謎の商人プサンから、ゲマミルドラースを復活さるため魔界の門を開こうとしているらしいという噂を聞きつける。

そして、そのゲマの野望を阻止するためには、天空の勇者の力が必要だということも。

 

ヘンリーと別れたリュカは、出生の地であり父パパスとの思い出の場所でもあるサンタローズの村を訪れる。

生れ育った家に入り懐かしさを噛みしめていたリュカは、子供の頃には見つけられなかった秘密の部屋があることに気付く。それは、父パパスの秘密の部屋だったのだ。

その部屋に残されていたパパスの日記。そこには、想像を絶する事実が書かれていたのだった。

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