「パーフェクトブルー」の作品紹介
制作 | 1997年 |
ジャンル | アニメ |
監督 | 今敏 |
声優 | 岩男潤子、松本梨香、辻親八、大倉正章 |
『パーフェクトブルー』は、今は亡き天才アニメ監督・今敏さん処女作です。
「パーフェクトブルー」のみどころ
この映画の見どころは、優秀なサスペンス要素です。
このアニメは、「日本のサイコホラーアニメ史上で最高傑作」と言われるくらいの秀作として知られていますが、まさにその肩書きにふさわしいくらい面白いアニメだったと個人的には評価しています。
サスペンスというと、犯人不明の殺人事件が発生し、視聴者が登場人物たちと一緒になってその真相を追求していくのが醍醐味となっています。
このアニメは、まさにサスペンスの王道を行く内容となっているのですが、その内容がすこぶる優秀。
安っぽいサスペンスだと、序盤早々「どうせこいつでしょ?」とわかってしまうのですが、このアニメは一味違います。
謎が謎を呼び、最後のどんでん返しを見るまで、全く犯人を予想できないというストーリー構成になっています。
映画マニアの私でも、まんまと騙されてしまいました(ただ単に、私の頭が弱いだけなんじゃないか説)。
アイドルから女優に転身する事を決意した未麻は、インターネット上で、自分の仕事や私生活に至るまでを詳細に書き記された、謎のHPを発見します。
そこには、自分にしか知り得ないようなことまでが書いてあり、「なんでそんなことまで知っているのか?」と未麻は不思議がります。
同時に、未麻の周りでは、自分に近い人たちが次々と殺されるという不可解な事件が多発します。そして、連続する理解不能な出来事を受け入れられず、未麻の精神は徐々に崩壊していく事に・・・
最期の方は、夢と現実の見分けがつかなくなったり、幻聴が聞こえたり、もう一人の自分と追いかけっこをしたりなど、統合失調症のような症状に見舞われます。
連鎖する連続殺人事件を、夢と現実の区別が曖昧な状態で描かれていくこの作品は、まさに人間の持つ狂気を描いたものと言えるでしょう。
主要VOD4社配信状況
見放題 | 有料 | |
Amazon Prime Video | × | × |
U-NEXT | × | × |
hulu | 〇 | × |
TSUTAYA TV | × | × |
「パーフェクトブルー」の考察及び感想(ネタバレ注意)
※ この先、ネタバレを含みます。まだアニメをご覧になっていない方は、閲覧しないことをお勧めします。
ご覧のとおり、未麻と一番親しく、一番信用をされていたルミが黒幕だったという、驚愕の事実でした。
ルミは、”未麻のマネージャー”という本来の人格の他に、”アイドルとしての未麻”という別の人格を有していて、その二つの人格が定期的に入れ替わっていた。そして、徐々に”アイドルの未麻”という人格が強くなっていき、最終的にはその人格に支配されてしまったと考えられます。
このことから、いろいろな謎が一気に解き明かされていきます。
・爆発したファンレター、死んだ熱帯魚などはルミの仕業だった。
・これまでの殺人は、ルミの仕業だった(アイスピックで刺し殺すという手口が共通)。なお、村野が死んだときは、まるで未麻が殺したかのように描かれているが、これは未麻がこの頃見ていた幻覚と重なっているだけで、犯人はルミだと考えられる。
・新生「CHAM」のライブの時、途中でステージに乱入してきた未麻は、実はアイドルの未麻になりきったルミだった。
村野が殺された後に未麻の部屋に置いてあった村野の衣類も、ルミが置いたものだと推測されます。
最後の最後で、すべて伏線回収していきましたねー。さすがです!
また、最後に未麻が病院でルミを見舞うシーンですが、医師が未麻の多忙さを気遣うセリフを言ったり、看護師たちが未麻を見てコソコソ話をしていたところを見ると、『ダブルバインド』が大ヒットし、女優としての未麻が順調に活動しているということがわかります。
「パーフェクトブルー」の登場人物
霧越未麻
本作の主人公。
実家は山口県だが、「東京に出て歌を歌いたい」という想いで一念発起し、アイドルグループ「CHAM」に所属。一部熱狂的なファンができるほどの人気があり、センターポジションまで上り詰めた。
明るく朗らかな性格で裏表のない人間性だが、思いつめやすく、何かあると落ち込んでしまうという一面もある。
マネージャーのルミに全幅の信用を寄せており、自宅に招き入れてるほど公私ともに仲がいい。
PC関係は全くと言っていいほど無知で、”ダブルクリック”の意味も知らない。
日高ルミ
霧越未麻のマネージャー。常に未麻の成功と幸せのことを考えて活動しており、未麻の一番の理解者とも言える。
マネージャーになる前は、自身もアイドルだった。
田所
未麻が所属する事務所の社長。アイドル路線でのセールスに限界を感じており、反対を押し切って未麻を女優に転身させようとする。
一見すると、人を商品として扱うお金至上主義的な人間のように見えるが、未麻の身体を気遣ったり、頑張ったご褒美に食事をご馳走したりと、人間的な一面も持ち合わせている。
内田守
未麻の熱狂的なファン。内向的な性格で、社交性が低く、自分の感情を上手に表現できない。
”アイドルとしての未麻”のことが好きであって、”女優としての未麻”を認めていない。
村野
”脱ぎ”専門のカメラマン。写真撮影時は「いいよー、その表情・・・(´△`)ハアハア」みたいに呟くなど、完全に悦に入る(これがプロというものなのか・・・?)。
雪子とレイ
アイドルグループ「CHAM」のメンバー。未麻とは普通に仲良し。
「パーフェクトブルー」のストーリー
アイドルから女優に転身
ここは、某遊園地のイベントショー。このイベントでは、アイドルグループ「CHAM」による生ライブが行われます。
会場には、「CHAM」のファンたちが押し寄せます。そのファンのあいだでは、とある噂が流れていました。なんと、「CHAM」の中心的メンバーである未麻が、女優に転身するため、このライブの最後にその告知があるというのです。
実は、未麻の女優転身の話は本当で、とあるドラマの出演をきっかけに、未麻を女優として売り出したいというオファーが来ていたのです。
アイドルとしての売り出しに限界を感じていた社長の田所はノリノリ。
あまり気乗りのしない未麻の気持ちを推し量ってか、マネージャーのルミは猛反対しますが、結局は本人の意思を尊重し、女優での活動が決定したのです。
ということで、ライブの最後、未麻から告知されようとした瞬間、ちょっとした事件が起こります。”荒らし”を目的として来場してきた不良軍団が、「CHAM」に向かって空き缶を投げつけてきたのです。
これには会場全体がブーイングですが、この行為に一番怒っていたのは、未麻の大ファンであり会場で警備員のアルバイトをしている内田守です。
内田守は、不良軍団に殴られながらも、懸命に荒らし行為に対して無言の抗議を行います。そんな内田守の抗議の甲斐があってか、不良軍団は会場から退散します。
トラブルはあったものの、会場は一応の落ち着きを取り戻したので、未麻はその場で「CHAM」を卒業し女優として活動していくことを宣言しました。
しかし、この宣言を聞いて一番ショックを受けたのは、未麻の大ファンである内田守に違いありませんでした。
最後のライブが終わったあと、未麻が帰りのタクシーに乗ろうとした際、ファンの一人から「いつも”未麻リンの部屋”、覗いているからねー!」という声が・・・
もしかして、自分の部屋を覗いてくる人がいるのか?未麻は少し不安に思います。
自室に帰った未麻ですが、なんと新聞を切り貼りして作られた「裏切り者」と書かれた文章が、FAXで送られてきます。
いったい誰の仕業なのか?未麻の周囲では、何が起きているのか?
爆発するファンレター
未麻の女優としての初めての仕事が始まります。それは、「ダブルバインド」というサスペンスドラマの役者を演じるという仕事です。
しかし、セリフは「あなた・・・誰なの?」の一言だけ。せっかくアイドルを捨てて女優に転身したのに、こんなんでいいのだろうか?未麻は不安に思います。
いよいよ未麻の出番になり、未麻が口を開いたその時・・・スタジオの奥で爆発音がします。
未麻宛に届いたファンレターが急に爆発し、たまたまそれを手にしていた田所が怪我を負ったのでした。
そして田所の周囲には、新聞の切り貼りで作られたものと同じ「警告だ」というメッセージが・・・
この爆発するファンレターを送ってきた人物は、先日謎のFAXを送ってきた人物を同一なのでしょうか?
HP「未麻の部屋」
前回のライブから「未麻の部屋を覗く」という、ストーカーを思わせるようなファンからの言葉がありましたが、実は「未麻の部屋」とは、個人が作ったHPの名前だったのです。
PCに疎い未麻は、ルミの力を借り、ダンボール箱のようなPC(時代を感じる・・・)で「未麻の部屋」のリンクに接続してみます。
HP「未麻の部屋」では、「未麻の日記」「今日の一言」などの項目が設定されていました。恐らく、未麻のファンの誰かが、未麻に成り代わって書いているのでしょう。
最初は面白がって見ていた未麻ですが、電車から降りるときの足の順番や、近所のスーパーで買った牛乳の種類など、余りにも細部に渡って正確に書かれていることに不気味さを覚えます。
そして、「今日の一言」では、未麻が今日スタジオで発した唯一のセリフ「あなた・・・誰なの?」の音声が再生されるのです。
ありえない・・・なぜ、こんな音声が存在するのか?
第一の被害者
無言電話、謎のFAX、爆発するファンレター、HP「未麻の部屋」・・・不気味な出来事が連続し、このあたりから未麻の精神は徐々に追い詰められていきます。
事務所があるビルのエレベーターに乗ると、その壁にはなぜか「トラックひき逃げ 土井正さん(18)重症」と書かれた新聞記事の一部が貼られています。
この土井正という人物は、以前ライブ会場で”荒らし行為”を行った不良軍団の一人です。
未麻がふと振り返ると、エレベーターの扉が閉まるその隙間から、不気味に笑いかける内田守の姿が・・・(この期も内田守は、未麻の撮影現場に度々顔を出すことになります)
これは、もしかして内田守の仕業なのか?(もちろん未麻は、この人物の存在は認識しているものの、「内田守」という名前は知らない)
一方、未麻が抜けて2人だけになった新生「CHAM」は、初めて歌がTOPチャートに名前を連ね、事務所ではささやかなお祝い。わずか一言のセリフしかもらえない女優の未麻との悲しい対比が描写されます。
レ〇プシーン撮影
次の未麻の仕事は、なんとレ〇プシーンの撮影。
社長の田所は許可したいところですが、これまでアイドルとして活動してきた未麻のことを考えたルミが猛反対。
しかし、未麻は「本当にレ〇プされるワケじゃないし、女優としての必要なステップ」と捉え、レ〇プシーンの撮影を決意します。
かくして、未麻のレ〇プシーンは撮影されます。「いやー!やめてー!」と絶叫する未麻。なかなか生々しい演技が行われます。
そしてこのシーンを見たルミは、涙を浮かべてその場を立ち去ってしまいます。
レ〇プシーン撮影を終えた未麻が自宅に帰ると、なんと可愛がっていた熱帯魚が全滅していたのです。
これにはさすがの未麻も荒れ、自分の部屋の中をむちゃくちゃにしてしまいます。
そして、「(レ〇プシーンを)やりたいわけじゃない!みんなに迷惑をかけられなかった!」と、泣きながら苦しい心中を吐露します。
すると、「これがあなたのやりたかった仕事?」と話しかけてくる人物が現れます。それは、未麻が見た自分自身の幻(「CHAM」の衣装を着用)だったのです。
この頃から、未麻は精神状態がさらに不安定になり、自分自身の幻影をちょくちょく見るようになっていきます。
ここで、未麻のポスターに囲まれた部屋で、不気味にPCのキーボードを叩き、HP「未麻の部屋」の日記を更新している内田守が登場します。なんと(というかやっぱり)、あの不気味なHPはこの男が更新していたのです。
渋谷の死
ここで、物語は大きく動き出します。「ダブルバインド」の構成作家である渋谷が、自宅のマンションのエレベーター内で殺されるという事件が起きます。
渋谷の死体には、目を何かで突き刺された跡がありました。
未麻の周り次々に起こる、不可解な出来事・・・。これまでの事件と関連性はあるのか?
未麻の幻?
これからヌード撮影に挑もうとする未麻と田所は、渋谷の死を受けてイマイチテンションが上がらない様子。
すると未麻は、対向車線を走る車の中で、アイドルの衣装を着た自分が「ざまーみろ」と言い放ち走り去っていく様子を目撃します。
思わずトンネル内で車を降りてしまう未麻ですが、相当精神が参ってきているように見えます。
一方、2人になった新生「CHAM」のライブ会場では、どうも今回限定で未麻がステージに登場するらしいという噂が流れます(ソースはHP「未麻の部屋」)。
そんなはずはありません。ちょうど同期時、未麻はヌード撮影をしているはずですので、会場には来れないはずです。
しかし、なんと会場では歌の途中から未麻がセンターポジションに登場。
会場は「未麻リーン!」と大盛り上がり(新生「CHAM」メンバーの雪子とレイは、未麻を見て「なんでこいつここにいるの?」的な微妙な表情)。ライブに来ていた内田守も、これにはニンマリ。
その日のHP「未麻の部屋」には、「今日はイベントに来てくれてありがとう」という書き込みがされていました。
内田守が見る幻
翌日、未麻のヌード写真が雑誌に掲載されます。それに我慢ならないのが、内田守です。内田守は、近所の売店で売っている雑誌をすべて買い占めてしまいます。
その夜、内田守がいつものようにHP「未麻の部屋」を更新していると、「あれ(ヌード写真の未麻)は私じゃない、偽物なの!」という、誰かからのメールが・・・・
内田守が「勿論。本物の未麻りんは、ボクが守る」と返すと、今度は相手先から「偽物が私の邪魔をする。どうしたらいいの?」と帰ってきます。
すると内田守は、「僕が始末する」と返信します。すると、部屋中の未麻のポスターが「ありがとう」と喋っているかのような幻覚を見たうえ、幻の未麻に抱きしめられるのです。
内田守も、未麻と同じく幻覚を見るようになってきたようです。それにしても、内田守にメールを送た人物は誰なのでしょうか?
追い詰められる精神状態
未麻は、久しぶり「CHAM」のメンバーに会おうと、収録中のラジオスタジオに訪れたところ、今度ははっきりと自分自身の幻を見るのです。
今度は、その幻を追いかけます。豪雨の中、裸足で外に出てまで後を追います。
すると、未麻が道路に飛び出た瞬間に、トラックが・・・・
そして、ドーン!「ウギャアアアアアア」首がポーン!(漫✩画太郎かな?)
次の瞬間、自室のベットで目が覚めます。この辺から未麻の精神状態はさらに悪化し、夢と現実とドラマの区別がつかなくなっていきます。
そして、幻で見る未麻は常にアイドルの格好をして、常に女優としての未麻を否定していることから、未麻は「もしかしたら、別人格を持ったもうひとりの自分がいるんじゃないか?」と思うようになります。
カメラマン村野の死
またまた事件が発生します。今度は、未麻のヌード撮影を担当した村野がアイスピックで目などを刺されて殺されます。そして、村野に馬乗りになってアイスピックを振り下ろす人物こそ、未麻本人だったのです!
未麻が殺人!?一体どういうこと!?
その瞬間「はい、TAKE3」という掛け声とともに、未麻は自室のベットで目覚めます。
あれは夢だったのか?それとも現実だったのか?もう完全に区別がつかないようです。
すると、未麻のもとに電話がかかってきて、昨日村野が殺されたというニュースを田所から知らされます。
状況を整理しきれない未麻ですが、着替えようとクローゼットを開けると、なんと村野が殺された時に着ていた衣服が発見されます!未麻はそれを見て、絶望の淵に立たされます。
これは、本当に別人格の未麻がやった事件なのでしょうか?
内田守
一方、ドラマの撮影は順調に進み、「ダブルバインド」の撮影も最終段階に。ドラマでは、未麻が演じる高倉涼子が、別人格である姉の高倉リカが乗り移り、殺人を犯していくという真相が暴かれたところで終了となっています。
もしかしたら、現実でも同じようなことが起こっているのではないか?未麻は不安に思います。
撮影を終え、未麻が一人廊下を歩いていると、なんと突然内田守が現れ、未麻を拉致します。そして、「僕の大事な未麻りんを守るんだ!邪魔ばかりしやがって」と叫び、ナイフを振り回して未麻を殺そうとします。
未麻は、咄嗟に「みんなを殺したのはこの人だ」と思います。
ところが、内田守は殺すついでに未麻レ〇プしようとして余裕をかましていたところ、未麻の反撃に合い、金づちで頭を叩かれて気絶します。
その後未麻がフラフラ廊下を歩いていると、ルミが未麻を発見します。未麻は、内田守が倒れている現場にレミを案内しますが、内田守の姿はどこにもありません。ルミは「夢でも見たんじゃないの?」
結局未麻は、ルミの車に乗って自宅へ帰ることになりました。
衝撃のラスト
疲労のあまり、未麻は車内でついついウトウトしていまいましたが、目が覚めるとそこは紛れもなく自分の部屋。ルミは、台所で何かやってます。
未麻は、田所の携帯電話に電話をかけます。しかし、一向に田所は電話に出ません。
なんと田所は、既に誰かに殺されていたのです。しかも、渋谷や村野と同様、目を何かで突き刺されたような後がありました。
さらに、田所の死体のそばには、同じく目を突き刺された内田守の死体も・・・!内田守の目の傷は、未麻が金づちで叩いた時にはなかったはずの傷です。
(田所と内田守の死は、この時点では未麻は知らない)
未麻は改めて自分の部屋を見渡してみると、水槽には死んだはずの熱帯魚が泳いでいて、壁には以前はがしたはずの「CHAM」のポスター。窓を開けてみると、目の前にはあるはずもない電車のレーンがありました。
そう、そこは未麻の部屋ではなく、家具の配置から本な並びまで何もかも未麻の部屋に酷似した全く別の部屋だったのです。
「・・・・私の部屋じゃない」
そう未麻がつぶやくと、「あたりまえでしょ、ここは未麻の部屋ですもの」と話しかける人物が出てきます。それが、アイドル衣装を身にまとったルミだったのです。そしてここは、なんとルミの自宅だったのです。
「ルミちゃん、どうして・・・?」と未麻が聞くと、ルミは「ルミちゃんは・・・、忙しくて帰っちゃった」と言います。
ルミは、完全に”アイドルの未麻”の人格に移り変わっていました。そして、自分の邪魔をしている本物の未麻を殺そうと、アイスピックを振り回して襲いかかってくるのです。
未麻は、負傷しながらも屋外に逃げ出し、ルミは追いかけます。(この辺は、未麻が見ていた幻覚の未麻とルミが混同し、未麻にはルミではなく自分自身が襲いかかっているように見えています)
しかし、追いかけっこをしているうちに、ルミはガラスの破片で腹部を負傷し、フラフラと道路に飛び出していきます。
すると、そこにトラックがやってきて・・・
そして、ドーン!「ウギャアアアアアア」首がポーン!(漫✩画太郎かな?)
ルミがトラックに轢かれそうにばったところを、未麻が体当たりをして間一髪で助けたのです。
別人格になったルミ
この精神病棟では、ルミが入院をしています。ルミは、完全に未麻としての人格に移り変わってしまい、もう元の人格に戻れない状態になってしまったのです。
未麻は、変わり果てたルミの姿を見ながら「あの人のおかげでここまでこれたから・・・」と複雑な心境を吐露します。
そして、「私は本物だよ」と晴れ切った笑顔を見せ、物語は終焉を迎えます。
コメント
末麻の部屋を更新してるのは、ルミちゃんでは?
ご指摘ありがとうございます!美麻の部屋は、内田が更新しているという認識でいました(+_+)
再度アニメを確認し、間違いがあれば訂正したいと思います。
コメント、ありがとうございました