尖った作りの個性的なアニメたち
この記事は、こんな人におススメです!
①普通のアニメに飽きた人
②眠気を覚ましたい人
③刺激耐性”強”の人
アニメにも、いろいろな種類のものがありますよね。
『ワンピース』や『鬼滅の刃』などの冒険もの、『スラムダンク』や『MAJOR』などのスポーツもの、『刃牙』などの格闘もの、『かぐや様は告らせたい』などの恋愛もの・・・etc
また、最近では『孤独のランチ』などのグルメ系漫画も流行ってきているように思います。
これらは一応、「王道アニメ」とでも言っておきましょう。
これらのような王道アニメには、以下のような法則性があります(むろん、すべての作品に適応されるわけではありません)。
①グロテスクなシーンはダメよ♡
②アニメとはいえ、登場人物たちはコンプライアンスを遵守してね♡
③ラストシーンはある程度ハッピーエンドにしてね♡
やはり王道アニメだけあって、年齢性別関係なく幅広い層を獲得するためには、無難な作り方をしなければならないということでしょうか。
しかし、そんな王道アニメの法則なぞどこ吹く風。
「嫌な奴は見るな!好きな奴だけ見ればそれでいいんだ!」と言わんばかりの、尖りに尖った個性的すぎるアニメが存在するのもまた面白い事実。
今回は、そんな刺激の強すぎるアニメを紹介していきます。
刺激が強すぎるアニメ
殺戮の天使
✔ ストーリーやキャラ設定がカオスすぎる
あらすじ
レイチェルが目覚めてみると、そこは見覚えのない部屋だった。
自分誰なのか?何故この部屋にいるのか?彼女は理解できずにいた。
レイチェルがふと外に出てみると、そこには地下街が広がっていた。しかし不思議なことに、自分以外には人っ子一人いなかった。
ここで、衝撃的な出来事が起こる。全身に包帯を巻いた男が、奇声を挙げ大鎌を振り回しながら、レイチェルに襲いかかってくるのだった。
一体何が起こってるのか?なぜ自分は襲われなければいけないのか?何もかもが謎だった。
レイチェルは、咄嗟に近くにあったエレベータへ乗り込み、間一髪で難を逃れる。
その先に、さらなる地獄が待っているとは知らずに・・・
謎の少女レイチェルと殺人鬼ザックの二人は、この地下ダンジョンから脱出することができるのか?
解説
『殺戮の天使』は、全16話からなる長編アニメです。
もともとはフリーのゲームが原作なっているアニメですが、第1話目からなかなか衝撃的な始まり方。
初対面でいきなり大鎌を振り回して襲ってくるヤツもなかなかクレイジーですが、他にも、「好きだから殺したい」と言って墓穴を掘りだすヤツ、「その目を自分に移植したい」と言ってレイチェルをつけ狙うヤツ、拷問が趣味の超ドS女王様など、頭のネジが1本どころか2~3本外れた登場人物ばかり。
そのくせ、ストーリーは超難解。哲学的な問答をするシーンも多く、油断すると置いてけぼりになってしまいそうになります。
従って、全く飽きることなる、最後まで一気に観ることができると思います。
絶望の怪物
救いようのない、鬱すぎるストーリー展開
あらすじ
星野葵は、どこにでもいるごく普通の女子高生だった。
ところがある日、彼女の平穏な日常は突如として崩れ去ることとなる。
彼女の右腕が、まるでSFアニメに出てくるバケモノのように、グロテスクな腕に変形してしまう。
葵は、この出来事を母親に相談します。すると母親の口からは、衝撃的な答えが返ってくる。
なんと葵とその家族は、実は地球の外から来た怪物(バケモノ)であり、地球の生活に順応するため「コフ」という薬を使って地球人の身体に変身しているだけ。
そして葵は、「コフ」に耐性ができてしまい、効果を長続きさせられなくなっていた。
この後葵は、絶望のどん底に沈んでいくこととなる。
解説
『絶望の怪物』は、30分くらいで完結する短編アニメです。
この後も葵は、自分が怪物であることをひた隠しにしようとするのですが・・・
とにかくストーリーが鬱です。鬱すぎます。特に最後の10分は、涙なしでは語れません。
あまりにも救いようがなさ過ぎて、「監督の精神状態大丈夫?」と心配してしまうレベルです。
精神状態が普通以上であれば観ても差し支えないと思いますが、ちょっとメンタルが弱っている人は絶対に観てはいけない作品です。
BLOOD-C
✔ グロテスク過ぎる
✔ 最後のどんでん返しが意外過ぎる
あらすじ
主人公である小夜は、一見するとごく普通の高校生。小さな村に住み、唯一の娯楽は、喫茶店「ギモーブ」で店主隼人が淹れるコーヒーを飲むこと。
小夜の実家は、なんと古くから伝わる神社。普段は巫女として、神主である父・唯芳のお手伝いをしていた。
そんな小夜には、誰にも知られたくない秘密があった。実は小夜は、人間を喰らうバケモノ”古きもの”と戦う宿命を背負った巫女だった。
”古きもの”は、一人また一人と村人たちを喰い殺していく。そして、ついには小夜の友人にまでその被害が及ぶようになる。
なぜ”古きもの”は人間を襲うのか?そこには、小夜の過去が深く関係していたのだった。
解説
『BLOOD-C』は、『BLOOD THE LAST VAMPIRE』、『BLOOD+』に続くBLOODシリーズ第3作目の作品で、全12話からなる長編アニメです。
特徴としては、とにかくグロテスクです。グロ度でいえば、日本のアニメの中でも1~2位を争うのではないでしょうか?
小夜の敵”古きもの”が人間をパクパク食べていくのですが、普通にペロッと飲み込むだけでは食べ甲斐が無いのか、ありとあらゆる方法で人間を殺戮していきます。
身体を引き裂いたり、バラバラにしたり、大量の人間を集めてミキサーみたいにシェイクしたり・・・
特に最終話の12話では、目を覆うような惨劇が繰り広げられます。
(「BLOOD-C グロ」で検索すれば、色々出てくると思いますが、刺激が強いのでグロ態勢が無い方は絶対に検索しないでくださいね!!)
また、最後のどんでん返しが意外過ぎる作品ということでも有名なアニメです。
”古きもの”の存在と小夜の過去。大きくはこの二つの謎を追求していくことになるのですが・・・
私も初めて見た時は、開いた口がふさがりませんでした。
まさか・・・あの人が・・・そんなバカな・・・!!
なお、本作を見ただけでは謎は完全に解決しませんので、先が気になった方は、続編である劇場版『BLOOD-C THE LAST DARK』を見る必要があります。
アシュラ
✔ 禁断の「食人(カニバリズム)」がテーマ
あらすじ
平安時代末期。戦乱により極度に食糧が不足し、都では餓死者が続出していた。
そんな不遇の時代に産まれたのが、アシュラ。アシュラはまだ赤ん坊の時、飢餓状態に陥った実の母親に食べられそうになるというどんでもない体験をしていた。
この時のアシュラの主食は『人肉』。両親のいないアシュラは、言葉はもちろん、道徳というものを知らずに育っていたのだった。
そんなアシュラは、唯一優しく接してくれる村娘・若狭に特別な感情を抱く。
その後、若狭の村にも飢餓が訪れる。若狭はその時、究極の選択を迫られることになる。
解説
『アシュラ』は、有害図書にも指定された同名の漫画『アシュラ』を原作としたアニメです。
食べ物に困ったアシュラの母親が、腐乱した人間の死体の肉を食べるという衝撃的なオープニングで幕を開けるこのアニメは、食人(カニバリズム)という禁断のテーマを題材に扱っています。
食人は、道徳的・生物学的にも考えてタブーとされているのが常識ですが、あくまでそれは平穏な世の中での話。
このアニメでは、
極限状態に追い込まれた時、目の前に人肉があったとしたら・・・
人間の尊厳を守って餓死するか?
若しくは食べてでも生き抜くのか?
あなたはどっちですか?
という究極の問いを視聴者に投げかけてきます。
刺激が強いだけでなく、人間の生き方についていろいろと考えさせられる作品でもあります。
ストレンヂア 無皇刃譚
✔ 主要人物たちの生死に容赦が無い
✔ 斬り合いシーンがエグイ
あらすじ
時は戦国時代。
赤池国には、民の皇帝から遣いと称する10名の武装集団が訪れていた。
彼らの目的は一切不明。獅子音の砦に、謎の巨大な祭壇を建設しようとしていた。
赤池国の剣豪・虎杖将監は、彼らの目的を探ることに・・・・
一方、偶然赤池国を訪れていた流浪の剣士・名無し(名前が無いから”名無し”)は、訳アリの少年・仔太郎の用心棒をすることになる。
その後、民国武装集団の目的は不老不死の薬「仙薬」を生成することにあり、その原料として仔太郎の血が必要なのだということが判明する。
仔太郎を命がけで守ろうとする名無し、民国武装集団一の剣豪・羅狼、そして赤池国武士団を巻き込んだ壮大な戦が今始まる。
解説
とりあえず、登場人物が容赦なくバタバタ死んでいきます。
総勢十数名の主要登場キャラがいますが、ほぼ全員死亡します。
結構主要なキャラだったとしても、0.5秒で死亡。回想シーンとか、死を悼む場面とか、そんな甘え(笑)は一切ありません。
視聴者に媚びることなく進んでいくストーリーが、なんとも潔い感じです。
そして、戦闘シーンへの拘りが凄いです。腕が折れた時のプランとした感じなどかなり細かいところまで書き込まれていて、非常に見ごたえがあります。
特に、名無し、民国武装集団、赤池国武士団の三勢力がぶつかり合う獅子音の砦攻防戦は一見の価値あり。
まとめ
以上、いろんな意味で刺激が強すぎるアニメを5作品ほど紹介しました。
王道と言われるアニメももちろん面白いのですが、たまには尖ったアニメを見るのもなかなか良いものです。
(「このブログで紹介するのは、そもそも尖った映画とアニメばっかじゃねーか!?」という突っ込みは無しよ♡)
普通のアニメに飽きてしまった人、時間が空いた時には是非ともご視聴ください。
なお、「この映画を見てみたい!」と思った方は、各項目最下段に貼られてあるリンク記事を読んでいただき、視聴方法を確認してください。
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