『変な家』の作品紹介
連載 | 2023年~(comic HOWL) |
単行本 | 2巻(連載中) |
ジャンル | ミステリー |
作者 | 雨穴 |
『変な家』は、2023年、マンガレーベル「comic HOWL」に現在も連載中のミステリー漫画です。
作者の雨穴(うけつ)さんは、現在ウェブライターやYoutuberとして活躍しており、素顔及び声共に非公開の謎多き人物とされています(多分女性)。
『変な家』は、はじめは「不動産ミステリー」としてYoutubeで公開され、その内容があまりにも面白いということで評判になり、漫画化、書籍化、映画化されている。
『変な家』のみどころ
この漫画、一言で言うとめちゃくちゃ面白い!!(*^_^*)
文字で説明するよりも、とりあえず下の画像を見てください。
もうこれだけで、サスペンス好きな人はよだれ1ℓくらい垂れ流してますよ笑(´ρ`)
私もこの漫画を読むきっかけとなったのは、この間取りの異常性を見つけたいという好奇心からでした。ところが、いったん読み始めると、まるで魔法にかかったかのように次が気になって気になって仕方なくなります( ゚Д゚)
中毒性がある漫画とは、この漫画のことを言うんでしょうね。
さて、上で挙げた間取り、鋭い人なら気付くかもしれませんが、明らかにおかしい部分が一か所あります。気付きましたか?
ストーリーは単純明快。
主人公の”私”は、知り合いの建築士栗原とともにこの不可解な間取りの謎を解明しようとするのですが…推察を重ねるたびに浮かび上がる、この家の住人の異常性。”私”は徐々に、戦慄を覚えるていくのです。
僅かなヒントを基に、色々な可能性を議論する。そのうちに、点が線になる瞬間を迎える。サスペンスの醍醐味ですよね。
そう、この漫画を読んでいる感覚、何かに似ていると思ったらついこないだ思い出しました。『ウミガメのスープ』を初めてやった時の感覚に似ているんです。
「ある日、AさんとBさんが、レストランでウミガメのスープを食べました。しかし次の日、Aさんは自殺してしまいました。なぜAさんは自殺したのでしょうか?」
という書き出しの、平行思想クイズの中でも最も有名かつ完成度の高い設問。
回答者は、この情報だけでは当然答えは解らないので、質問者に質問を重ねながら設問の裏に隠されたストーリーを紡いでいく。回答者は、質問者の質問に対し「はい」か「いいえ」のみで回答する。従って質問者も、この主旨に沿った質問を行う。
真実にたどり着いた時、達成感と共にショックを受けたという人は多いはず。
『ウミガメのスープ』の醍醐味は、いろいろな仮定を積み重ねて議論していくうちに恐ろしい真実に気付いてしまう、という部分です。そうまさに点が線になるんです。
『変な家』でも同じような感覚になることができます。
現在2巻まで発行されていますが、早く続きを読みたい!!3巻早く出てー!!
なお、この『変な家』ですが、Youtubeでも公開されており、2024年2月現在で1600万回を超える再生回数を誇るモンスターチャンネルになっています。
ネタバレになってしまうんですが、興味のある方は是非とも一度ご覧ください。
『変な家』のストーリー(細部)
フリーのオカルトフリーライターをしている”私”は、とある男性から相談を受けた。なんでも、子供が生まれるため築浅で中古の一軒家を購入したいのだという。
しかし、この家が実に変な家で、ドアがなく入ることのできない謎の空間があるという。ここは、いったい何のための空間なのか?
”私”は、オカルト好き建築士の栗原にこの家の間取りを見せた。
すると栗原は、この謎の空間だけでなく、この家のおかしなところを次々と挙げていった。
2階の子供部屋の中には全く窓がない。しかも、なぜかトイレが子供部屋内に取り付けられている。これはまるで、子供を監禁するための独房のようだ。。
”私”はいったん帰宅しこの家の間取りを眺めていると、そこで、栗原も気づかなかった不自然すぎる発見をする。
以後の展開
以後も”私”は、栗原の協力を得ながらも変な家の調査を進めていきます。
この家では、いったいどんな恐ろしいことが行われていたのか?推察を深めるほど、”私”は次第に恐怖を感じていきます。
そしてなんと、2件目の変な家を発見。
一見普通に見えるこの家にも、やはり常識では説明することのできない不可解な点が隠されているのでした。
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