【考察】「ムカデ人間2」(ネタバレ)前作を遥かに超えるヤバさ!狂っているとしか思えない。

ぶっ飛んでる映画

作品紹介

制作 2011年
ジャンル ホラー
監督 トム・シックス
キャスト ローレンス・R・ハーヴィーアシュリン・イェニー

『ムカデ人間2』は、第1作目である『ムカデ人間』が思いのほか(?)世界的大ヒットを記録したため、その予算を使ってさらにバージョンアップしたものを作ろうとして作成された映画です。

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この映画のココがヤバい

この映画の見どころは、描かれる”狂気の世界”です。

「よく上映許可が下りたものだ・・・」これが、この映画を見た私の率直な感想でした。

当ブログでは、これまでにいろいろなヤバい映画を紹介してき

ましたが、今回の『ムカデ人間2』がぶっちぎりのNo.1です。

DVDのカバーにも、「過激描写に耐性のある18歳以上の方以外は絶対に見ないでください」という注意書きが大きく書かれています。この言葉は、決して誇大広告では無いという事がはっきりわかりました。

しかも、内容が過激すぎるという事で、日本では上映許可が下りず、内容を修正してなんとか上映が可能になったという大問題作です。

 

今回も、ムカデ人間を作ろうとするイカれた人間が現れるのですが、前回のムカデは3人であったのに対し、今回は10以上繋げるというものすごい試みがされています。

前回ムカデ人間を産み出したハイター博士は元外科医でしたが、今回は医者でも何でもない人間がムカデを作ります。医学的な知識が無い者がムカデを作ろうとすると、一体どんなことが起きるのか?

想像を絶する悲劇が待っています。

 

この映画の凄いところは、キャストの抜粋が秀逸だというところです。発達障害の主人公(?)マーティンを演じるローレンス・R・ハーヴィーさんという俳優が、まさにハマり役。

この俳優さんの演技力のおかげで、映画にかなりの箔が付いたと思います。

登場人物

マーティン

本作の主人公。普段は、駐車場の管理の仕事に就いている。

発達障害があり、人とまともに会話ができない。

幼い頃からずっと、父親からの性的虐待を受けていた。

映画『ムカデ人間』の大ファンで、自室に大きなムカデを飼っている。

アシュリン・イェニー

前作『ムカデ人間』において、ジェニー役を演じた女優。

本作の中でも、”ジェニー役を演じた女優”というそのままの設定で登場する。

「タランティーノ監督の映画に出演できる」というマーティンの噓に騙され、悲劇に巻き込まれることになる。

マーティンの母

息子のマーティンを心の底から嫌っており、隙あらば殺そうとする。

主人は、息子に対する性的虐待で刑務所に服役中だが、それはマーティンのせいだと考えている。

激しい性格で、2階から騒音がすればホウキを持ち出して天井をガンガン突き上げる。

 

ストーリー(細部)

映画『ムカデ人間』を見る男マーティン

某立体駐車場の管理人室では、映画『ムカデ人間』を熱心に視聴する一人の中年の男がいます。身長は低く、頭は半分剥げ、お腹はまるで大福のようにだらしなく膨れ上がる、この醜い見た目の男こそ、本作の主人公マーティンです。

マーティンは、一度『ムカデ人間』を見終わっても、また最初から見直すというくらい、この映画を病的に愛している男でした。さらにマーティンは、『ムカデ人間』のスクラップノートまで自作する程でした。

 

ここで、駐車場内に1組の若いカップルが訪れます。監視カメラでその様子を見ていたマーティンは、バールを手に持ち、そのカップルの基に訪れます。(何故にバール?)

 

カップルは、マーティンを見ると「いいから帰れ」と罵るのですが、マーティンは何も言葉を発しないうえ、挙動不審な態度を取ります。業を煮やした男は、さらに高圧的な態度を取ってマーティンを追い払おうとします。

ここで、突然マーティンが男の足を銃で撃ちます

そして、手にしたバールで頭を殴り、気絶させてしまいます。突然の出来事にびっくりする彼女でしたが、マーティンは同じように女の足を銃で撃ち、頭をバールで殴って気絶させるのでした。

そしてマーティンは、二人の口と手足をガムテープでぐるぐる巻きにし、自分の車をその場に持ってきて、二人をトランクに入れ始めます。おや?トランク内には、すでに先客がいるようですが・・・

 

映画が始まって5分と経たないうちから、このぶっ飛んだ展開。この先が楽しみですね。

倉庫を契約するマーティン

その後マーティンは、とある倉庫を契約します。

管理会社のおっさんがマーティンを案内し、「現金で払ってくれ」と言うのですが、マーティンは相変わらず挙動不審で、ニヤニヤしているだけで何も答えません。

管理会社のおっさんはイラッとして「早く契約を済ませよう」というのですが、マーティンは突然その契約会社のおっさんを銃で撃ち殺してしまいます。

しかし、マーティンはおっさんが死んでしまったことに悲しんでいる様子です。どうやらマーティンは、そのおっさんを「殺したかった」わけではなく、「生け捕りにしたかった」ようです。

なにがともあれ、マーティンはこの倉庫の管理権を手中に収めたのです。

 

そして、先ほどとっ捕まえてきたカップルと、先客の2人を合わせた4人をこの倉庫に入れ、監禁を始めます。

 

ここで、マーティンの電話が鳴ります。

電話の内容は、「『ムカデ人間』のキャストであるウィリアムズと北村は、オーディションを見送る」という内容でした。

このことから、マーティンは『ムカデ人間』のキャストであるウィリアムズと北村を呼び寄せようと、自分が偽映画監督となって、偽のオーディションを行う名目で所属事務所に本人の参加を呼び掛けていたということが解ります。

一体何のために?

 

ウィリアムズと北村が来ないことを聞き、マーティンは八つ当たりとして先ほどのカップルの男を一発バールで殴ります(かわいそう)。

マーティンの荒んだ私生活

「またウンチを漏らしたのかい?この豚!」という母親の怒号とともに、舞台はマーティンの自宅に移ります。

マーティンは、母親と二人暮らしですが、母親はマーティンを忌み嫌っている様子です。

実はマーティンは幼い頃、父親から性的虐待を受けていました。父親は、そのことがきっかけで刑務所に入れられています。

母親がマーティンを嫌っているのも、「自分の夫はマーティンのせいで投獄させられている」と考えているからでした(なんつー逆恨み)。

 

今日は、マーティンの主治医であるシーブリングが家を訪ねてきたのです。シーブリングは、気管支の薬を置き少し問診をするのですが、マーティンは何も答えません。

母親は、「こいつが毎日ムカデの話をして気持ち悪い」と相談するのですが、シーブリングは「ムカデは男根の象徴」とかわけのわからないことを言い、「大丈夫、問題ありません」といって帰ってしまいます。

しかもシーブリングは、マーティンのお尻を見てやや欲情したり、問診中にやたらとマーティンの内太ももを触るなどの変態的な性癖を垣間見せてきます

大丈夫か、この医者?(まともな人間はいないのか?)

 

シーブリングが帰った後、マーティンは母親と二人で食事をしますが、母親は急に「音楽がうるさい」といって、屋根をホウキでどつきます(住んでいる場所は、集合住宅的な所)。

すると、たちまち上階に住んでる入れ墨マッチョの男がやってきて、ホウキでどつかれたことに文句を言いだします。

張本人の母親は「おまえが何か言え」と、マーティンにキラーパスをしたので、マーティンは入れ墨マッチョにぼこぼこにされてしまいます。

 

なんという荒んだ家庭・・・

捕獲作戦継続

マーティンは、その後も容赦なく人を捕獲していきます。

やり方は相変わらず極悪非道そのもので、赤ちゃん連れの夫婦も捕獲し(赤ちゃんは車内に放置)、妊婦に対しても全く情け容赦なくバールを振り下ろします。

マーティンが『ムカデ人間』を見ながらオ○ニーをしているところを目撃した女性二人も、当然のごとく捕獲されてしまいます。

 

捕獲した人間を次々と倉庫に並べるマーティンですが、ここで朗報が飛び込んできます。

「タランティーノ監督の新作オーディションに、『ムカデ人間』のキャストであるイェニーを参加させたい」という芸能事務所から電話を、マーティンは受けるのでした。

タ、タランティーノ監督と言ったら、映画『キルビル』等が有名な世界的映画監督!マーティンはどうやら、タランティーノ監督の名前を勝手に使っているようです。

ここまでくると、逆に肝っ玉が据わっていて大したものだと思ってしまいます。

 

この電話のやり取りを聞いて、捕獲された人たちは勘付いてしまいます。「こいつは、映画『ムカデ人間』のように、俺たちを繋げるつもりだ」

そうです、映画『ムカデ人間』をこよなく愛するマーティンは、実際に自分が人間同士を繋げてみたいという狂った願望があったのです

加速する狂気

ある朝マーティンは、母親が自分の布団をナイフでめった刺しにする現場を目撃してしまいます。母親は、マーティンを殺そうとしていたのです。

さらに母親は、マーティンの大事にしていたムカデ人間スクラップノートを破り捨て、マーティンが飼っているムカデ(本物のムカデ)を殺そうとします。

マーティンはこの母親の行動に激怒し、原形が無くなるまで母親の頭を殴打して殺してしまいます。

 

その後マーティンは、頭が完全につぶれている母親を椅子に座らせ、いつものように食事を摂るのですが、今度はホウキで天井をどつきだします。

途端に入れ墨マッチョが飛んでくるのですが、椅子に座らせられている母親の遺体を見て驚愕します。そこで、マーティンは入れ墨マッチョの足を銃で撃ち、バールで殴って生け捕ってしまいます。

ジーブリングの死

マーティンがいつものように管理人室で『ムカデ人間』を見ていると、何やら不審な車が・・・

中には、なんとあのジーブリングがいて、娼婦と戯れているのでした。運転手が「先生どうですか?」と聞くと「あの発達障害の子(マーティン)が一番いいが、これも悪くない」と言います。

どいつもこいつも変態ばかり・・・

 

ここでマーティンが登場し、慣れた手つきでたちまち運転手を生け捕りにします。娼婦は逃げ出し(後に捕獲される)、ジーブリングだけが残されます。ジーブリングは、必死に説得を試みようとしますが、マーティンに撃ち殺されてしまいます。

今まで生け捕りに拘っていたマーティンでしたが、ジーブリングだけは意図的に殺しています。マーティンからすれば、ジーブリングの行為は一種の『裏切り』だったのかもしれません。

しかし、生け捕られた場合、この後に死よりもつらい体験をする事になるので、ここで死んだ方がどれだけ楽なことか・・・

イェニーの捕獲

マーティンの最後の獲物、それは『ムカデ人間』のキャストであるイェニーです。

イェニーは、タランティーノ監督の新作に出られるかもしれないという事で、大喜びで駆けつけてきました。マーティンが運転する車の中でも、興奮していろいろなことを話しかけるのですが、マーティンはニヤニヤしているだけで何も喋りません。

そしてマーティンは、倉庫に案内したとたんにイェニーをバールで殴り、生け捕りにするのです。

 

これでメンバーは揃いました。これから、映画史史上最大の問題シーンが始まります。

手術開始

マーティンは、まずは全員を全裸にさせ、うつ伏せにさせます。

そして、ノコギリ、ナイフ、ナタ、ハンマーなどの工具を床に並べます。もっとも、マーティンからすればこれらの道具は『工具』ではなく『手術道具』なのですが・・・

そして、全員の頭をバールでひと殴りし、気絶させます。これが、麻酔の代わりです。(バールをかなり使いこなしていますね・・・)

 

ついに手術の開始です。

まずは、入れ墨マッチョの歯をハンマーで砕き始めます。口から血を吐いて苦しむ入れ墨マッチョですが、全く容赦はありません。

一人ずつ歯を砕いていくのですが、妊婦の順番が来ると、その妊婦から生体反応が全く無い事にマーティンは気が付きます。どうやら、加減をミスして殺してしまったようです。泣く泣くマーティンは、妊婦の死体を部屋の隅に運び、上から布を被せます。

 

次に、膝靭帯の切除です。気絶しているイェニーの膝をいきなりナイフで切り付け、その穴から手を突っ込んでまさぐり、靭帯を引っ張りだしてちょん切ってしまいます。

 

続いて、肛門の手術です。マーティンは気絶している男の臀部をナイフで切り付けるのですが、その男は痛さのあまりショック死してしまいます。

ナイフで切り付けると死んでしまう。学習したマーティンは、なんと電動の釘打ち機を使用して、各人の口を臀部と強引に繋げてしまったのです。

倉庫内はまさに阿鼻叫喚の世界です。

ムカデ人間爆誕

こうして、総勢10人によるムカデ人間は誕生します。マーティンは大喜び。

さっそく食事を摂らせようと、先頭のイェニーに犬用の皿で食事を与えます。しかし、イェニーにぶん投げられてしまいます。

業を煮やしたマーティンは、1mはあろうかというホースをイェニーの口からまるまる挿入し、そこから食物を流し込んで強制的に食事をさせます。

 

ここで再びマーティンの電話が鳴り、「ウィリアムズと北村がタランティーノ監督に会いたがっている」という連絡を受けます(留守電で)。しかし、マーティンがメッセージを確認している間にイェニーが騒ぐので、マーティンはイェニーの舌をペンチで引っこ抜いてしまいます。

 

どうしても排泄させたいマーティンは、全員に下剤を注射します。下剤を注射されては我慢できる者はなく、全員が排泄してしまいます。マーティンは最初大喜びするのですが、あまりの悪臭の為、嘔吐してしまいます。

ここまでくると、マーティンは性的興奮を抑えられません。最後尾には女性を繋いでいたので、これは格好の餌食です。マーティンはズボンを下ろし、性器を露わにすると、最後尾の女性をレイプするのでした。

大逆転

ここまでやりたい放題やってきたマーティンですが、一つだけ誤算がありました。死んだと思われていた妊婦が、息を吹き返したのです。

妊婦は、隙を見て倉庫の外に逃げ出します。どうも破水をしてしまったらしく、体液をビシャビシャ垂れ流しながら走っていきます。

 

妊婦は車に乗り込みますが、マーティンに追い付かれてしまいます。しかしマーティンは、車の窓をたたくことくらいしかできません。

なんと妊婦はその場で産気付き、車内で出産してしまいます。しかし、出産を喜んでいる暇などありません。その妊婦は、アクセルを全開にして走り出すのでした(赤ん坊は、その時アクセルレバーに潰されてしまいます)。

BAD END

妊婦に逃げられ、失望のうちに倉庫に戻ると、10人で繋がっていたムカデが半分に割れ、5人ムカデ×2になっています。ちょうど真ん中にいた人間の、電動釘打ち機で接合したはずの口とお尻が剥がれてしまったのです。

苦労して作り上げてきたムカデ人間だ台無しになった。マーティンは激怒し、片方の5人ムカデ全員を射殺します。

 

もう片方の5人ムカデも、一人ずつ射殺していき、弾が無くなればナイフで首を切りつけて殺していきます。

最期はイェニーの番というところで、マーティンが少しだけ躊躇します。その隙を見逃さず、イェニーはマーティンの股間を殴り悶絶するマーティンの肛門に”ろうと”を差し込んで、マーティンが飼っているムカデをその”ろうと”の中に入れます。

ムカデは、たちまちマーティンの肛門から体内に侵入し、マーティンは苦悶の表情を浮かべます。そしてマーティンは、最後に残ったイェニーを殺し、フラフラになりながら倉庫の外に向かうのでした。

 

最後、いつも通りに駐車場の管理人室で『ムカデ人間』を視聴するマーティンの姿を最後に、この映画は終わります。

1分で振り返るストーリーまとめ(忙しい人向け)

時間がない人向けに、本作のストーリーを1分で把握できるようにまとめてみました。

✔ マーティンは、映画『ムカデ人間』の大ファン。
✔ ある日マーティンは、映画のように人間を繋げて”ムカデ人間”を作ってみたくなった。
✔ 10人の男女を拉致してきて、拉致監禁。
✔ 工具を使って強引に施術を施し、10人を繋げたムカデ人間を作る。
✔ アクシデントによりムカデ人間が分裂。
✔ 悲しんだマーティンは、ヤケクソになって全員を殺す。その際、反撃を受けて肛門に本物のムカデが入り込む
✔ 後日、相も変わらず『ムカデ人間』を視聴するマーティンがいた。

 

興味が湧いた方は、是非ともストーリー(細部)も読んでみて下さいね!!

考察及び感想

いかがだったでしょうか?かなりヤバい映画だという事を理解してもらえたと思います。

 

この映画、実は終始白黒(一部を除く)です。

なぜ白黒にしたのか、理由は定かではありませんが、確実に言えるのは、この映画をカラーにしてしまうとまともに視聴できる人間はいなくなるということです。

もしかすると、日本で上映するための修正が、この白黒処置ということなのかもしれません。

しかし、白黒なら白黒で、ホラー映画としてのすごみが増し、視聴者に与える衝撃も相当なものになっていると思います。

 

また最後のシーンでは、マーティン普段通り管理人室に座っている様子が映されていましたが、これは、最後のムカデではマーティンは死んでいなかったということを示唆しています。

さらに、マーティンがムカデ人間の映画を見ているということは、凝りもせずにまた同じようなことをやろうとしているということがわかります(警察仕事しろ!)。

 

それにしても、感服するのはローレンス・R・ハーヴィの演技です。世界でこの人以外いないというくらい、はまり役の役者でした。狂人の役をさせたら世界一なのかもしれません。

 

ヤバい映画であることには間違いないのですが、ホラー映画としての完成度が高く、良くまとまった内容であると思います。

勇気がある人は、是非とも一度見てみて下さい。

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