【考察】「明日、君がいない」(ネタバレ)精神を崩壊させる映画(鬱耐性の無い人は絶対に見ないでください)

クソ映画

作品紹介

製作 2006年
ジャンル 人間ドラマ(R-18)
監督 ムラーリ・K・タルリ
キャスト テリーサ・パーマー

参考サイトにおいて、「クソ映画おすすめランキング12位」に輝いたのは、『明日、君がいない』。クソ映画にランクインしたのも、「見ていて辛い」「吐き気がする」「精神崩壊しそう」という声が多く寄せられたためだということです。

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この映画のみどころ

オーストラリアの高校生の日常を描いた内容作品なのですが、ストーリーは鬱展開、全く救われない内容になっています。

ちなみに、映画としての起承転結は成り立っており、特に最後のどんでん返しは誰もが想像だにできない結末ですので、見ていて「つまらない」「退屈」ということは全くありません。

ただ、途中経過において「うわっ、マジかよ!」「げっ、最低!」ってなる展開が多すぎて、精神が徐々に削られていくのは確かに感じました。

逆に、人間関係ドロドロの昼ドラ系が好きな方は、楽しんで見れるかもしれません。

登場人物

メロディ

両親は仕事の関係で家にいないため、兄のマーカスと二人で生活をし、同じ高校に通っている。最近”何か”があったらしく、情緒不安定。心配するマーカスを睨みつけるなど、兄妹間に不和が見られる。ルークとは小さい頃からの友達。

マーカス

メロディの兄。頭脳明晰で、学校の成績は非常に優秀。弁護士である父親を尊敬している。同級生のケリーから好意を寄せられているが、あまり興味はないようだ。

ルーク

脳筋。運動が大好きで、勉強なんて自分に必要ないと思っている。朝から自慰行為に明け暮れるなど、精力絶倫。腕力が強いことから、学校のガキ大将的存在となっており、弱い者いじめをする傾向がある。サラとは恋人同士。メロディとは、小さい頃からの友達。

スティーブン

足に障害を持っており、常にびっこを引いてあるく。また、尿道機能が不完全で、自分の意志に関係なく放尿してしまうので、学校ではよく”お漏らし”をしてしまう。このことから、生徒ほぼ全員から白い目で見られ、イジメの対象になっている。先生からもディスられるという始末。家族には、イジメられてることを話せないでいる。

ショーン

ゲイ。彼がゲイであることは、既に学校中の人間が知っており、ほぼ全員から距離を置かれている。両親にもカミングアウトしているが、イマイチ理解されていない。ルークからは「このホモ野郎」などと言われ、毎日いじめられている。

サラ

ルークの彼女。ルークを熱愛しており、将来的には結婚したいと考えている。しかし、ルークが他の女に手を出さないか常に心配している。

ストーリー(ネタバレ注意)

この映画は、主要となる6人の人物が登場するのですが、各人のまつわるエピソードが小出しで出てくるという、やや変わった手法でストーリーが進行します。

従って、これまでのやりかたてストーリーを書いてしまうと、目次が多すぎて非常に読みづらいと思いましたので、ここでは、「序盤」「中盤」「終盤」の3つに分け、さらに各登場人物ごとに細分化し、エピソードを順不同で書いていこうと思います。

自殺したのは誰?

ここは、オーストラリアにある某高校の敷地内。ここで、とある女子生徒が異変に気付きます。

目の前の教室の扉の下から、何者かの血が、まるで水たまりのように溢れ出てくるではありませんか。彼女は教室を開けようとしますが、扉には鍵が閉まっており、開けることができません。

やがて先生がやってきて、「開けろ!」といって扉を叩きますが、やはり反応はありません。合鍵を持ってきて扉を開けるのですが、既に手遅れ。部屋の中にいた人間は、既に死んでいました。

状況的に、自殺したと考えられます。

 

この時点では、自殺した人間が誰なのかは明らかになっていません。

いったい誰が、自殺したのでしょうか?このような問い掛けから、この映画は始まります。

序盤

メロディ
・精神が安定せず、朝から既に泣いている。

マーカス
・学校でピアノを弾いていると、ケリーがやってきて隣に座る。そこで、マーカスが学校に課題として提出した空想の物語について、「ヒロインのモデルは誰?」などとケリーから質問を受ける。しかしマーカスは、けんもほろろの対応で相手にしない。
・先生から、提出した創作の物語について「おまえ、恋をしてるのか?」と聞かれるが、答えない。マーカスは「なぜそんなこと聞いてくるのか?」と聞くと、先生は「例えば銃乱射の物語を書いてきた生徒がいたら、俺はそいつのことを一応調べる。それと同じだ。」と答える。さらに先生は、「じゃあ、この作文を父親に見せてもいいか?」と聞くと、マーカスは「No」と答える。
・作文の内容については明らかになっていないが、マーカスが創作した架空の物語で、エロティックな内容となっているようだ。

ルーク
・いつもつるんでいる仲間3人で廊下を歩いていると、ショーンを見かける。3人でショーンを取り囲み、「おいゲイ野郎、、ケツにぶっ込んでやろうか?」などとからかい始める。
・友人に「俺はサラのア○ルに挿れたいんだ」などと突然言い出す。友人はちょっと困る(そりゃ当然だわな)。

スティーブン
・授業中、女子生徒が後ろでクスクス笑い出す。どうもスティーブンは、お漏らしをしてしまったようだ。先生からも「情けない」などと叱られる。廊下を歩いていても、他の生徒はスティーブンを見て「不潔」「最低」などと陰口を言う。

ショーン
・ルークとその仲間達からゲイネタでからかわれるが、あまり相手にしない。いつものことなので、既に慣れているのか?

サラ
ルークと付き合えていることに大満足。他の生徒から、羨望の眼差しで見られていることに快感を覚えている。しかし、ルークは友達とばかりつるんでいて、どことなくおざなりにされている感じを受けている。

中盤

メロディ
トイレで妊娠検査薬を使って調べたところ、陽性。誰かの子供を身ごもってしまった様だ。誰にも相談することができず、絶望に叩き落とされる。
・泣きながらトイレから出てきたところを、サラの友達に目撃され、妊娠検査薬が「陽性」だったことがサラにバレる。

マーカス
・テストの結果が発表され、マーカスは87点。間違いなく上位の点数だが、マーカスは納得できず、先生に「あと3点上げてください」と直談判する(認めてもらえず)。90点いかないことで、厳しい父親に怒られることを恐れている。

ルーク
・友達から「メロディかわいいよな?」と言われ、「おまえもしかしてもうヤったのか」と聞かれる。ルークは答えない。この態度を見て、友達はルークがメロディと性的関係を持ったものとして盛り上がる。

スティーブン
再びお漏らし。イジメを苦痛を感じているが、家族には決して言えない。そんな苦悩を漏らしている。しかし、卒業まで90日を切り、あと少し我慢すれば苦痛から解放されるはず、それだけが心の拠り所となっている。
・ルークがサッカーをしている様子を見学。スティーブンの趣味はサッカー観戦で、運動神経抜群のルークに自分の姿を重ね合わせ、自分があたかも一流のサッカー選手になったかのような空想にふける。

ショーン
・カウンセリングルームで、カウンセラーに悩みを相談。ゲイであることをカミングアウトしてから、友達からも相手にされず、家族もどことなくそっけない。
・精神的ストレスから逃げ出すためか、校舎の裏でマリファナを吸い出す。

サラ
・友達から、「メロディが妊娠した」ということを聞かされ、メロディの相手が自分の恋人であるルークだと思い込む。サラは、メロディに「このヤリマンめ」と吐き捨てるなど、冷たく当たるようになる。しかし、ルーク本人にはメロディとの関係を直接聞けない。

終盤

メロディ
・実はメロディは、兄のマーカスからレイプされていたという衝撃の過去が明らかになる。妊娠したもの、マーカスとの性行為がきっかけであった。メロディは、13歳の頃からずっとマーカスに体やお尻を触られていた。

マーカス
サラの友達から、「メロディが妊娠した」ということを聞かされる。メロディが自分の子供を身ごもったことを悟ったマーカスは、メロディに対して激怒し、「こんなことになったのはお前のせいだ!」と、学校の廊下で怒号を飛ばす(最低野郎ですね)。
・このことから、マーカスが作文として提出した創作物語のモデルは、メロディだったということが解ります。

ルーク&ショーン
・ルークがトイレで小便をしていると、ショーンが突然乱入し、二人は突然抱き合ってキスをする(!?)。そしてショーンは、「いつまで俺を避けるつもりだ!」「皆はおまえのことをゲイだと思っているぞ」とルークに怒鳴る。
・実はルークはゲイで、ルークとショーンは恋人同士であった。そのことを隠すため、ルークはあえてサラと付き合い、ショーンを日常いじめることによって誤魔化していたのだった。映画序盤で自慰行為をしていた時も、”おかず”は男性ものだった。
・ゲイであることを隠したいルークは、逆に「黙れ!」と怒鳴る。

スティーブン
便器でお漏らしの後処理をしている時、ルークとショーンをやり取りを聞いてしまう。便器室の扉を開けると、ルークからいきなり殴られ、「バラしたら殺す!」と脅される。
・殴られ、鼻血を出しながら廊下を歩いていると、ケリーから「大丈夫」と声をかけられ、ティッシュを貰う。ケリーは、学園内でもスティーブンを気遣うことができる数少ない存在だった。

サラ
・ルークがゲイであることを知らないサラは、ルークに近づいたところ「俺に触れるな!」と怒られてしまう。イマイチ相手にしてくれないルークの態度と、メロディの妊娠相手がルークだという不信感があいまって、その場で泣いてしまう。
・しかし、それでもサラは「ルークを信じる」と心に決め、決して叶わないであろうルークとの結婚の夢を追い求める。

結末

ここまで、誰が自殺してもおかしくない展開ですが、最後に自殺したのは意外や意外、「ケリー」です。

「誰?」って感じですよね?それもそのはず、主要の登場人物ではもちろんなく、これまでに2~3回しか名前は登場していません。

ケリーは、泣きながら教室をのたうちわまり、ハサミを取り出して、自ら手首を切ってしまうのです。

考察及び感想

「なんでケリーが自殺するの!?」と誰しもが疑問に思うはずですが、劇中ではケリーが自殺した理由は明らかにされません。

これには理由があります。そもそもこの映画の日本版キャッチコピーは「追い詰められても、SOSが届かない」となっています。

人間は、結局自分のことで精一杯なので、他人のことを気遣うことができない。

従って、悩み追い詰められている人間がいても、周囲はなかなか理解してあげられない。これが、この映画で最も伝えたかったことなのです。

主要登場人物のことばかりに意識が向いてしまいますが、全くノーマークだったケリーが、実は自殺を図るほど苦しんでいたということなのです。

 

という感じで、この映画は全く救いようがないストーリです。あまりにも見ているのが辛すぎて、精神をゴリゴリ削られます。

面白いといえば面白い映画なのですが、精神的にまいっている人(特にうつ病の人)は、あまり見ないほうが良いかもしれません。

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