【考察】「ルパン三世 盗まれたルパン~コピーキャットは真夏の蝶~」(ネタバレ)ルパンに娘がいる疑惑が急浮上!真相は如何に?

アニメ

作品紹介

制作 2004年
ジャンル アニメ
監督 うえだひでひと
キャスト 栗田貫一小林清志井上真樹夫増山江威子納谷悟朗

『ルパン三世 盗まれたルパン~コピーキャットは真夏の蝶~』は、2004年、ルパン三世TVスペシャルシリーズの第16作目として放映された作品です。

なお、監督のうえだひでひとさんは、あだち充原作のアニメ『H2』で監督を務めるなど活躍しており、ルパンシリーズでの監督は初となっています。

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このアニメのみどころ

「盗まれたルパン」というなかなかキャッチーなサブタイトルから始まるこのアニメ。

そのサブタイトルの通り、ルパンが盗まれてしまいます!!!

「人を盗むって、どゆこと?」と思う方もいると思いますが、とにかく盗まれてしまうんです(説明が乱暴ですまぬ・・・m(_ _”m))。

そして、盗まれてしまった結果どうなるのか?固い絆で結ばれていたはずのルパン、次元、五エ門の3人の間にヒビが入ってしまうんですね。

完全に孤立してしまうルパンですが、そこからどう立て直していくのか?

 

また、ゲストヒロインとして登場するベッキーですが、彼女の父親は一体誰なのか?ということを推測するのもみどころの一つです。

登場人物

レベッカ・ランバード(ベッキー)

本作のゲストヒロイン。ルパンのやり口を模倣する盗賊。銭形のことを「とっつぁん」と呼ぶ。

母親のキャットは、ベッキーが幼い頃に何者かによって殺されてしまう。それからベッキーは、母親の仇を探している。

父親が誰かは不明。

キャット

ベッキーの母親。

ルパンとは、ひと夏の間だけコンビを組んでいた。

ブライアン・マーフィー

ICPO特務局次長で、銭形の上司にあたる。

銭形のルパン逮捕について協力的な態度を見せる。

タバコは嫌い。

ジョセフ・マルコヴィッチ

盗賊団のボス。ヘビースモーカーで、ボロワーズを愛用している。

ルパンを盗んでいったのも、この人。

ストーリー(細部)

序盤

ある日、ルパンがいつものように獲物を狙っていると、まるでルパンを模倣したかのような一人の女盗賊が現れる。

その女盗賊の名は、レベッカ・ランバード(通称:ベッキー)。彼女の手口は、すべてがルパンの手口を真似したものだった。

しかし、本家本元のルパンは、ベッキーに先んじて獲物を手に入れる。ところが、そのままルパンは何者かによって連れ去られてしまう。

ルパンが”盗まれる”という珍事が発生したのだ。

 

ルパンを盗んだ人物の正体は、謎に包まれていた。一つだけわかるのは、ボロワーズのタバコを吸っているということくらい。

その人物は、不二子を人質に取り、世界に一つしかない宝石「ブルズアイ」を盗んてくるようルパンに命令する。

これまでブルズアイを盗んだものは、必ず非業の死を遂げてきた。そんないわくつきの宝石だった。

不二子を守りたいルパンは、早速次元五エ門を招集し、グランバトル博物館に展示されているブルズアイを盗み出す。

しかしルパンは、この時点で次元と五エ門に事情を説明していなかった。さらに、ルパンは宝石を盗み出すと、次元と五エ門を置いて自分だけ逃げ去ってしまう。

裏切られて激おこ状態の次元と五エ門は、ルパンの行動に一切手を貸さなくなってしまう(この後、すぐに仲直り♡)。

 

一方、ICPO特務局次長のブライアン・マーフィー銭形の元を訪れていた。マーフィーは、ルパン逮捕を担当する銭形を全面的に支援するとのことだった。

中盤

ルパンは、武器職人のランバージャックの元を訪ねていた。

ランバージャックには面倒を見ていた少女がおり、その少女こそがベッキーだった。

ルパンのブルズアイを一時的に盗むなど、ベッキーがルパンにちょっかいを出していたのは、世界一の泥棒と勝負がしたいという狙いがあった。

 

ベッキーからブルズアイを盗み返したルパンは、不二子を人質にとる謎の人物にブルズアイを届ける。

ここで不二子が解放されるかと思いきや、不二子はブルズアイを持ちながら笑顔で一言「ありがとう、ルパン」。なんと不二子と謎の人物は、初めからグルだったのだ。

ルパンは、初めから不二子にハメられていたのだった。

 

その後ルパンは、再びベッキーの元を訪れる。ルパンは、ベッキーから盗み返したブルズアイが偽物であることを見抜いていたのだった(つまり、不二子に渡したブルズアイも偽物)。

ここでルパンは、ベッキーがかつてのルパンの相棒”キャット”の娘であることを知る。

キャットは、ブルズアイの秘密を探っているところを何者かによって殺されており、ベッキーは母親の仇を探し続けていたのだった。

 

ルパンは、ついにブルズアイの秘密を探り当てることに成功する。

ブルズアイの中には発信器が仕込まれており、世界中のどこにいても居場所がわかられてしまうという代物だった。

そして、ブルズアイを使ってルパンの居場所をモニターしていた男こそ、世界的強盗団のボスであるジョセフ・マルコヴィッチ。この男は、不二子と組んでルパンからブルズアイ(偽物)を奪い取った人物でもあった。

マルコヴィッチの本当の狙いは、ルパンコレクション。ルパンは、これまで盗んできた物をどこかにまとめて保管しているという噂がある。

ルパンは必ずブルズアイをルパンコレクションに加える、そうすればルパンコレクションの在りかが分かる。マルコヴィッチはそう考えていた。

 

その頃銭形は、ブルズアイ事件(盗んだものが絶対に死ぬという事件)の黒幕がマルコヴィッチではないかという仮説を立てる。

そして、「ルパンとマルコヴィッチの二人を必ず逮捕する」と、ブライアン次長に誓うのだった。

終盤

ベッキーは、マルコヴィッチの本拠地に単独で乗り込む。母親を殺したのは、マルコヴィッチであると考えていたのだった。

しかし、返り討ちにあい、逆にマルコヴィッチに掴まってしまう。

さらにマルコヴィッチは、ルパンコレクションがモスキート村にあることを知り、早速現地に駆け付ける。

 

モスキート村には住民がおらず、そびえ立つ家々の中には、それぞれルパンの盗品が飾られていた。村全体が、ルパンコレクションだったのだ。

そしてモスキート村では、ルパン一味とマルコヴィッチ強盗団の戦いが始まっていた。

マルコヴィッチの部下であるサンタナ、白竜、ドルクルスの三人がなかなか手ごわく、次元と五エ門、不二子は苦戦を強いらる。しかし、土壇場で逆転勝利し、三人の部下を倒す。

しかし、捕らわれていたベッキーは、マルコヴィッチに脅されながらルパンを撃ち殺してしまう。

 

目的を果たしたマルコヴィッチだったが、その場に現れたのはなんとICPO特務次長のマーフィー。

すべての黒幕はマーフィーであり、マーフィーとマルコヴィッチは初めからグルだったのだ。ベッキーの母親を殺したのも、マーフィーだった。

その後マーフィーはマルコヴィッチを撃ち殺し、ルパンコレクションを独り占めしようとする。

 

しかし、ここでマーフィーの前に死んだはずのルパンが立ちはだかる。ベッキーが撃った銃は、実は空砲だったのだ。

さらに、戦いを終えた次元、五エ門、不二子の3人も集まり、ルパンはマーフィーを完全に確保する。

ルパンは、マーフィーに自分そっくりの変装を施すと、そのまま銭形に逮捕させる。

ラストシーン

実は、ルパンコレクションというものは存在しなかった。

モスキート村も、ルパンが村人にお願いをして、一時的に村を出て行ってもらっていただけだった。

 

ここでベッキーは、本当のルパンコレクションとはお宝の事ではなく、ルパンの仲間たちであることに気付く。

そして、まだ自分は子供であるため、そのコレクションの中には入れないことを思い知り、ルパンと別れの挨拶を交わす。

 

そして、ベッキーの父親は一体誰だったのかについては、謎のままだった。

1分で振り返るストーリーまとめ(忙しい人向け)

忙しい人向けに、本作のストーリーを1分で把握できるようにまとめてみました。

✔ ある日、ルパンがマルコヴィッチによって拉致される(盗まれる)。
✔ マルコヴィッチは、不二子を人質に取り、世界で一つしかない宝石「ブルズアイ」を盗んでくるようルパンに命令する。ルパンは、嫌々承諾。
✔ ルパンは、ブルズアイを盗みマルコヴィッチに渡すが、実は不二子とマルコヴィッチはグルで、ブルズアイを受け取るとそのまま去っていく。
✔ しかし、ルパンがマルコヴィッチに私はブルズアイは偽物だった。本物は、ルパンの模倣盗賊であるベッキーが持っている。
✔ マルコヴィッチの狙いは、ルパンコレクション。ブルズアイに発信器を取り付け、ルパンの動きを監視していた。そして、マルコヴィッチのボスは、銭形の上司のマーフィーだった。
✔ マーフィーとマルコヴィッチは、ベッキーと人質にとると、ルパンコレクションがあると言われるモスキート村に向かう。
✔ モスキート村で、ルパン一味とマーフィー軍団の戦いが始まる。結果、ルパンたちの勝利。マルコヴィッチは死亡し、マーフィーは銭形に逮捕される。
✔ 実は、ルパンコレクションなど存在しなかった。そして、ルパンにとって本当のお宝は、恵まれた仲間たちだったんだとベッキーは気付く。

興味が湧いた方は、是非ともストーリー(細部)も読んでみてくださいね!!

考察及び感想

ベッキーの父親候補多すぎ問題

さて、本作の最大の謎は「ベッキーの父親は誰か?」です。

 

まず、父親候補の筆頭と思われるのが、ルパン三世。

ルパンは、ひと夏の期間だけベッキーの母親キャットとコンビを組んでいました。

ルパンは、キャットについて「最高の女だった」と評価しています。

一体キャットの何が”最高”だったのかルパンははっきり言いませんが、まあきっとそういうことがあったんじゃないかな♡?と私は理解するわけですよ。

またラストシーンでは、ルパンたち4人がベッキーの父親は誰かについて話し合っていたところ、五エ門が「(ベッキーに)よく似ている男を知っている」と発言。もちろん、これはルパンのこと。

ただ、ルパンを父親にしてしまうとまた別の問題が発生してしまいますが、それについては後述します。

 

次の候補は、武器職人のランバージャック。

彼は、ベッキーの保護者的な立ち位置でした。これも、ベッキーは自分の娘なので進んで面倒を見ていた、と解釈できなくも無いです。

また、ランバージャックもキャットのことを「最高の女」と評価していました。これもきっと、キャットとそういうことがあったのでしょう。

 

次は、ICPO特務局次長で事件の黒幕のブライアン・マーフィー。

マーフィーは、マルコヴィッチから

マルコヴィッチ
マルコヴィッチ
あんたの子供なんじゃないか?
と聞かれるシーンがあります。

これはつまり、マルコヴィッチにはマーフィーが父親であることの心当たりがあるということなのでしょう。

この質問に対しマーフィーは

マーフィー
マーフィー
そんなヘマはしない
と答えています。

彼の言うヘマとは、そもそも体の関係を持っていないという意味なのか?若しくは、「ちゃんと避妊したぞ」とう意味なのか?

 

そして最後に、マルコヴィッチにも父親の可能性がワンチャンあると思っています。

マルコヴィッチも「キャットは最高の女だった」と語っています。

も・・・もしかしてキャットは、このゴツい脳筋野郎とも寝たというのでしょうか?

 

この4人の中の誰かには違いないと思うのですが、真相は闇の中です。

ルパンは一体何歳?

二つ目の大きな謎。ルパンは一体何歳なのか?

見た目は20代~30代前半といったところですが、実はかなり中年なのではないかという疑惑が浮上します。

 

まず、ルパンはベッキーの母親キャットとコンビを組んでいました。

この時ルパンは、どんなに若くても二十歳くらいではないかと思われます。

その後ベッキーが生まれ、本作で活躍する時には18~19歳くらいに成長していました。

つまり、逆算するとルパンの年齢は30代後半~40代ということになってしまいます。

ベッキーの父親がルパンだと仮定すると、そういうことになってしまうんです。

 

これは知りたくなかった(/ω\)

ルパンは中年のおっさんだったなんて・・・

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