『サイレント・ナイト』の作品紹介
製作 | 2021年 |
ジャンル | ホラーサスペンス(一部コメディ有) |
監督 | マシュー・ボーン |
キャスト | マシュー・グード、キーラ・ナイトレイ、ローマン・グリフィン・デイビス他 |
『サイレント・ナイト』は、2021年、マシュー・ボーン監督により製作されたホラーサスペンス映画です。
キャストには、『パイレーツ・オブ・カリビアン』でエリザベス・スワン役を演じたキーラ・ナイトレイ。
『サイレント・ナイト』のみどころ
この映画の見どころは、「人生が終わろうとするとき、死をどのように捉えるか」という死生観を考えることができるという点です。
謎の毒ガスが世界中を覆いつくし、人類全滅不可避であるというかなりぶっ飛んだ前提のお話なのですが…
まず、映画の作りはB級映画。予算をジャブジャブ使っている感じは見受けられません。
しかし、死を目前に控えた登場人物同氏の会話がなかなか深く、単純に面白い!「自分ならどうしよう…?」とついつい感情移入しながら見てしまいます。
作中、ピルと呼ばれる薬が登場します。これはいわゆる安楽死の薬で、登場人物たちは、毒ガスを吸って苦しみながら死ぬのか、又はピルを服用して楽に死ぬのかの選択を強いられることになります。
「どうせ死ぬのであれば楽な方で…」と、安楽死用ピルに頼る人が多いかもしれません。しかし、そう単純ではないのが人間という生き物の、そしてこの映画の面白いところ。
これは女性の場合ですが、妊娠していた場合、ピルを飲むということは自分で自分のお腹の中の赤んぼうを殺してしまうということになってしまいます。
「遅かれ早かれ毒ガスで死ぬんだから、どっちでも同じでしょ?」と思うかもしれませんが、この答えに正解というものはありません。そこはまさに死生観。本人がどう考えるかです。
同じように、愛する家族がピルを飲まない道を選択した場合、自分はやはりやはりピルをン飲んで安楽死するのか、はたまたピルを飲まず苦しみを共有しながら死んでいくのか…
とても難しい問題ですね。
それぞれ複雑な事情を抱える12人の男女。毒ガスが刻一刻と迫る中、果たしてどのようなドラマが巻き起こるのでしょうか?
『サイレント・ナイト』ストーリー(細部)
サイモンは、妻のネル、それと長男アートをはじめとする3人の子供とともに、やや人里離れた郊外の土地に自宅を構えていた。
するとそこに、サイモンやネルの親しい友人たちが家族同伴で続々と集まってきた。今日は、友人たちを招いての楽しいパーティーが計画されていたのだった。
着々とパーティーの準備が勧められ、参加した友人たちは心を躍らせていた。
愛する妻と子供。そして友人たち。一見すると、何不自由ない幸せな生活のように見えるのだが、この幸せは近いうち確実に破綻することをサイモンは知っていた。
なんと、人間を即死させる原因不明の猛毒ガスが世界中を覆い、人類は絶滅の危機に瀕していたのだ。このガスが原因で、すでに世界の人口の半分が死亡しているという。
今夜友人たちが集まったのも、どうせ死ぬのであれば最後の夜をみんなで楽しんでから死のうという目的があったのだ。
この猛毒ガスを吸い込むと、血や内臓を吐き出して苦しみながら死ぬらしい。しかし、政府から配られたピルを飲めば、苦痛を全く感じることなく死ぬことができるという。
最期は全員でピルを飲んで死ねばいい。この時は、全員が楽観的に考えていた。
しかし、ここからが人間ドラマの始まりだった。
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