『火の鳥 復活編』の作品紹介
連載 | 1969年(漫画雑誌「COM」) |
単行本 | 全15巻(完結)中7~8巻 |
ジャンル | 人間ドラマ |
作者 | 手塚治虫 |
『火の鳥 復活編』は、1969年、漫画雑誌「COM」にて連載された短編漫画です。作者は、日本でもっとも有名な漫画家の手塚治虫さん。
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『火の鳥 復活編』のみどころ
さて皆さんは、「自分がロボットになってしまったらどうなるか?」ということを考えたことがありますか?
人間としての感情を失ってしまうのではないか?自分が自分でなくなってしまうのではないか?
考えることはたくさん出てくると思います。
では、自分の身体を何%義体化したら、それはロボットだと言えるのでしょうか?
腕や足の一本を付け替えたくらいではロボットとは言えないかもしれませんが、では50%では?70%では?それとも、例え90%以上義体化しようとも、脳みそさえ残っていればロボットではない?
今回紹介する『火の鳥 復活編』は、そんな哲学的人間学の分野に入り込みそうなくらい難しい問題にメスを入れた作品なのです。
主人公・レオナは、交通事故により戸籍上は死亡。しかし、小脳の全部と大脳の半分を人工頭脳に作り替え、復活を遂げます。
ところが、脳みそのほとんどを人工頭脳に入れ替えたおかげで、人間や花は無機質なガラクタのように見え、人や犬の鳴き声は風の音にしか聞こえなくなってしまったのです。
この場合は果たして、レオナは人間であると言えるのでしょうか?
作中のレオナは、自分が人間なのかロボットなのかよくわからないこの問題に、終始頭を悩ませます。
ところがレオナは、無機物にしか見えない世界の中で、たった一人だけ、人間に見える存在を発見します。それが、チヒロ61298号、つまりロボットなのです。
レオナは、生物が無機物に、そして無機物であるはずのロボットが人間に見えるという交錯現象に陥ってしまったのです。
その後レオナは、チヒロに猛烈に恋をすることになります。
そしてある日、レオナはこう考えます。
「チヒロと結ばれたい。僕はロボットになりたい。」
人間とロボット、つまり生物と無機物って、どうやったら結ばれるのだろうか?もちろん、それはどんなに頑張っても無理な話です。
しかし、それは現実社会の話。この漫画の空想科学では、人間とロボットを見事に結ばせることができるのです。
え?どうやって?もちろん、物理的に!!
レオナの運命や如何に?
人間と人間の融合。そして、人間とロボットの融合。色々な意味で禁忌に触れていそうな気がしますが…
なんとも不思議な漫画です。
『火の鳥 復活編』の登場人物
レオナ
本作の主人公。
交通事故により大怪我(というかほぼ死亡)を負い、脳みそのほとんどを人工化して復活する。
生物が無機物に、無機物が生物に見える。
過去の記憶を探っていくうちに、自分はただ単に事故に遭ったのではなく、殺されたんだと思うようになる。
ロボットになることを望む。
チヒロ61298号
建設会社の事務作業を務める作業用ロボット。
レオナが目の前に現れたことにより、ロボットであるチヒロもレオナに恋をするようになる。
ニールセン博士
世界的に有名な医者。死んだ人間を復活させる研究をしている。
レオナに大手術を施し、半分人間半分ロボットとして復活させた。
ロビタ
レオナが生きた時代より500年ほど未来に活躍した、大量生産型汎用ロボット。
ロボットとは思えないような人間臭さを持ち合わせており、世界中のユーザーに愛された。
ある日突然、世界中のロビタが自殺を図るという事件が勃発する。
レオナとロビタの関係は…?
ボス
人体や内臓の密輸を生業とするギャング団の頭領。
見た目は若いが実はかなりの年齢で、身体は既に限界を迎えつつある。
レオナに惚れている。
『火の鳥 復活編』のストーリー(細部)
2482年のある日、レオナはエアカーから落ちて死亡した。内臓は破裂し、骨は砕け、レオナは即死だった。
ところが、次にレオナが目覚めてみると、目の前には土の塊のバケモノが立っていた。もちろんそれは、正体は人間であって、脳みそのほとんどを人工に作り替えたレオナにはそう見えただけだった。
生物が無機物に見える。死の淵から復活したは良いが、この恐ろしい副作用にレオナは頭を悩ませることになった。
ここでレオナに運命的な出会いが訪れる。
絶望の淵に立っていたレオナの目の前に、たった一人だけ、マトモな人間に見える女性が現れたのだった。
その女性の名は、チヒロ61298号。建設会社に配置された業務用ロボットだ。
チヒロはゴツゴツした機械の身体だが、レオナはそこに肌のぬくもりを感じることができた。
ここでついに、レオナはロボットに恋をする。
以後の展開
さて、ロボットに恋をしてしまったレオナ。ますますチヒロにのめりこんでいきます。
一方、レオナの周りでは遺産争いやら火の鳥の血争奪戦やら、人間同士の醜い争いが勃発。
ロボットに惹かれていく気持ちに反比例するかのように、レオナは人間が嫌いになっていきます。
そしてレオナはついに、「ロボットになりたい」と願うようになります。
人間がロボットになる…そんなことが本当に可能なのか?
終盤、ついにレオナは禁断の道へと進んでいきます。
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