『火の鳥 ヤマト編』の作品紹介
連載 | 1969年(漫画雑誌「COM」) |
単行本 | 全16巻(完結)中4巻前段 |
ジャンル | 人間ドラマ |
作者 | 手塚治虫 |
『火の鳥 ヤマト編』は、1969年、漫画雑誌「COM」にて連載された短編漫画です。作者は、日本でもっとも有名な漫画家の手塚治虫さん。
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『火の鳥 ヤマト編』のみどころ
さて、この『火の鳥 ヤマト編』における最大のみどころは、火の鳥シリーズのNo.1ヒロインであるカジカが登場するという部分ですね。
ちなみに、完全に独断と偏見で決めています。
このカジカちゃんが、なんともいい女の子なんですよねー。
ということで、カジカちゃんの魅力について少し語っていきましょう。
とりあえず、ビジュアルがたまらない(メインヒロインなので、良い風に書いてあるのはあたりまえですが…)。
目がクリッとしててとっても美人!そして、髪型も素敵!アニメ版だと髪の色は黒ですが、漫画版だとやや茶髪っぽく描かれています。
そして服装。常に戦いに備えているのか軽装鎧が普段着になっているのですが、ひざ上のミニスカートを履いておりこれがまたいい感じにセクシー♡格ゲーの女キャラみたいな雰囲気を醸し出しています。
(なんだか変態おやじみたいになってますね、どうもすいません…)
続いて性格。武人の娘らしく、竹を割ったかのような性格で男勝りのじゃじゃ馬娘。
机に向かって書を書き綴る兄の前に現れたかと思うと、机の上に大股開きで胡坐をかき、インドア派の兄を強引に戦闘訓練に連れ出そうとする程の大胆な性格。
「男に産まれてくればよかった」と呟いている。
こんな超柑橘系女子のカジカですが、恋愛に関しても超肉食系女子。しかもツンデレとという最強ダブルコンボの持ち主です。
主人公のオグナに一目ぼれをしたカジカは、最初こそ武人らしく毅然とした態度で接するのですが…
ついに自分の気持ちに嘘が付けなくなったカジカは、ある日の夜、オグナに飛び掛かって抱き着き、熱い熱いキス。
そして「ヤマト(オグナの祖国)を捨ててクマソの人間になって」と、ほぼプロポーズのような言葉を投げかけたかと思うと、次の日までに返事を求めるという驚くべき積極性。
草食男子からすれば、夢のようなシチュエーションでしょう。
火の鳥シリーズのヒロインは、どちらかというとしおらしい感じの女性が多かったのですが、カジカはいい意味でタイプの違う女性と言えるでしょう。
この漫画が描かれたのは今から30年以上も昔なのですが、カジカちゃんはとても近代的な女性に見えますね。
カジカちゃんの魅力はこのへんにして、肝心のストーリーはというと…
これも個人的な意見で恐縮ですが、他シリーズ(望郷編を除く)と比べるとストーリー性はやや劣るかな?という印象です。
そう思う大きな理由が、ギャグ要素の多さとその使いどころにあります。
火の鳥シリーズでは、どのストーリーでも手塚治虫さん独特のちょっとしたギャグ要素が盛り込まれています。
ただ、それは割合として全体の1割程度。本筋に関係のない部分で、クスッと笑えるシーンが描かれているといった感じです。
しかし、この『ヤマト編』では、体感的に3~4割くらいがギャグ。『火の鳥』は、基本的にはシリアスな漫画なので、全体的にギャグの量がミスマッチかなと感じました。
特にそう感じたのは、オグナが国王の墓をわざと出鱈目に作るシーン。
この頃は、国王が死ぬと、大勢の人間を古墳に生き埋めにして殉死させるというブラック企業も真っ青の鬼畜風習があったそうです。
犠牲を度外視して大規模古墳を作ろうとする独裁国王に反感を感じていたオグナは、古墳の上にトイレやら動物園やら遊園地を作り古墳計画を故意的にぶち壊します。
これ、ギャグとしてみれば面白いのですが、このシーンってストーリー上重要な場面だと思うので、ギャグだけで終わってしまうというのはちょっと寂しいかな?
ちなみに、「生きた人を埋めるのはあんまりだ」ということで、人間の代わりに埋めるようになったのが人間の姿を形どった”埴輪”です。
この辺は、ヤマト編のストーリーでも解説がされていますね。
とはいうものの、ラストシーンは火の鳥らしく鬱展開。超絶シリアスになります。
この辺は、やっぱり火の鳥なんだなと安心できますね。
とりあえず、私的No.1ヒロイン・カジカちゃんの活躍が見たいという方、是非とも『ヤマト編』を読んでみてください。
『火の鳥 鳳凰編』の登場人物
オグナ
本作の主人公。ヤマト国王の五男。モデルは、ヤマトタケルノミコト。
何をどう間違えたのか、他の兄たちと比べてイケメン。
王子という立場ながら、国王の古墳建設には反対の立場をとる。
一見すると優男のように見えるが、戦いもそこそこ強い。
笛が得意。
カジカ
クマソ出身。クマソの王川上タケルの妹。
火の鳥シリーズNo.1ヒロイン。(異論は認める)
男勝りでじゃじゃ馬。超肉食系女子であるにもかかわらずツンデレという、100点満点中200点の女性。
オグナに惚れていたが、実の兄をオグナに殺されたことで復讐を決意する。
川上タケル
クマソの王。
歴史を都合よく作り上げようとするヤマトの王に対抗し、公正な立場で歴史を語り継ごうと毎晩筆を執る。
ヤマトの国王
ヤマトの国王。暗愚。
自分の功績と墓を後世に残そうと躍起。
川上タケルが歴史書を書いていると聞き、クマソを討伐するようオグナに命じる。
『火の鳥 ヤマト編』のストーリー(細部)
ヤマトの大君は、自分の墓である古墳を作ることに国力を注いでいた。
さらに、金で語り部を雇うなどして、自分に都合のいい歴史を作り上げようとしていた。
そんな父に反抗していたのが、五男のオグナ。オグナは、他の4人の兄たちからは疎まれる存在だった。
ある日ヤマトの大君は、クマソの川上タケルが”正しい歴史”を書に記しているという噂を耳にする。
このままでは、ヤマトの歴史がデタラメとして認定されてしまう。そう思った大君は、オグナにクマソ討伐を命じる。
(討伐と言っても、オグナの他には兵士がたった二人。ギャグマンガ日和かよ!?)
正攻法では川上タケルは討てないと考えたオグナは、クマソに潜入し隙を見て暗殺しようと企む。
しかしオグナは、川上タケルの器の大きさに感服し、殺すことを躊躇するようになる。
さらにオグナは、川上タケルの妹・カジカと出会い、恋をしてしまう。
ヤマトに帰るべきか?それとも、ヤマトを裏切りこのままクマソに残るべきか?オグナの思い悩む日は続く。
ある晩、オグナがいつものように火の鳥に笛の音を聞かせていると、火の鳥はオグナの心に話しかけてきた。
ここでオグナは、自分の苦しい胸中を火の鳥に吐露する。
すると火の鳥は、ヤマトの方向に向かって飛んでいくのであった。
「ヤマトを選べと言うことか?」
オグナは選ぶ道には、何が待ち受けているのだろうか?
以後の展開
ということで、ヤマトを選んだオグナ。尊敬していた川上タケルを暗殺し、オグナはヤマトに向けて逃亡します。
これを見て激怒したのがカジカ。なにせよオグナは、自分の気持ちを裏切ったばかりか、自分の兄すら殺していったわけです。
愛情と憎しみが交差する中、カジカは全力でオグナを殺しに行くのです。
とまあこんな感じでストーリーが進んでいくのですが、二人はまた、思わぬところで再会を果たすことになります。
それにしても、なぜ火の鳥はオグナにヤマトに戻るよう言ったのでしょうか?
ヤマト編を最後まで読むと、その理由が分かるようになります。
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