【考察】「ルパン三世 天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~」(ネタバレ)地球外生命体、そしてUFOの謎に迫る!!

アニメ

作品紹介

制作 2005年
ジャンル アニメ
監督 宮繁之
キャスト 栗田貫一納谷悟朗小林清志井上真樹夫増山江威子

『ルパン三世 天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~』は、2005年、ルパン三世TVスペシャルシリーズの第17作目として放映された作品です。

なお、監督の宮繁之さんは、これまでに『はじめの一歩』の絵コンテなどを務めており、本作が監督デビュー作となっています。

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このアニメのみどころ

本作は、宇宙人とUFOにまつわるお話です。

未だに謎に包まれている地球外生命体の存在と、UFOの目撃証言。

アメリカでは、「エリア51」という極秘施設においてその研究をしているとの噂ですが、今回はまさにその「エリア51」から、宇宙船の破片と言われる”オリジナルメタル”をルパンが盗んじゃいます!

しかも、ちゃっかり宇宙船を操縦しちゃったりなんかして(笑)

こういったオカルト好きな人からすれば、たまらないお話だと思います。

 

また、斬鉄剣で斬れないものが出てきます。

私のように、”斬鉄剣斬れないものマニア”にもたまらない作品となっています(笑)

登場人物

反米組織・ブラッディエンジェルス

アメリカに反抗して組織されたテロリスト集団。構成員は全員女性で、体のどこかに組織ロゴのタトゥーが入っている。

オリジナルメタルを追っている。

首領

ブラッディエンジェルスの頭領だが、その存在は謎に包まれている。

彼女が使用する香水が、唯一オリジナルメタルを加工することができる素材らしい。

ラッキークローバー

ブラッディエンジェルスの幹部4人、「ポイズン・ソフィ」「ボンバー・リンダ」「レディ・ジョー」「辻斬りカオル」を総称した呼び名。

ポイズン・ソフィ

本作のゲストヒロイン(?)。

劇薬、自白剤、睡眠ガスなど、ありとあらゆる毒薬や化学兵器に精通している。ルパン担当。

ブラッディエンジェルスに所属しているのは、お金のためではなく、自分の夢や理想の実現のため。

 

容赦なく人を殺す非情な性格だが、実はしおらしい面もある。

ルパンに昔の恋人の姿を重ね合わせている。

ボンバー・リンダ

マシンガンや手りゅう弾など、ありとあらゆる火器に精通している。担当は次元。

普段はバーでマジシャンとして働いており、戦闘中においても不思議なマジックを使い相手を翻弄する。

レディ・ジョー

ジークンドーの達人で、体術を使った戦闘に精通している。担当は不二子。

宝塚の男役並みの高身長かつ端正な顔つきで、普段はまるで男のような振る舞いをしている。

辻斬りカオル

手にしたものはまるで取りつかれたかのように血を求め始めるという妖刀「紅桜」の使い手で、剣術に精通している。その腕前は、五エ門とほぼ互角。担当は五エ門。

本人はオリジナルメタルに興味はなく、五エ門と戦って殺すことに信念を燃やす。

エミリー・オブライエン

新しく銭形の部下になった新米捜査官。

まだ経験が浅いため、銭形の足を引っ張ってばかりいるが、銭形は彼女を一人前の捜査官に育て上げようと情熱を燃やしている。

ストーリー(細部)

序盤

アメリカにある秘密研究施設「エリア51」では、宇宙人に関する研究が行われていた。

ここに保管されているのは、「オリジナルメタル」。これは、宇宙人が地球に残していったUFOの破片と言われていた。

オリジナルメタルの警護を担当するのは、銭形エミリー。ところが、ルパンはあっという間にオリジナルメタルを盗み去ってしまう。

オリジナルメタルは、ダイヤモンドよりも固く、斬鉄剣でも斬ることができないという代物だった(事実、五エ門はオリジナルメタルを斬ろうとしたが、斬れないどころか斬鉄剣が刃こぼれしてしまう。五エ門は、ショックのあまり修行に出る。)。

 

そんなオリジナルメタルに目を付けていたのが、女性のみで構成される反米テロ組織「ブラッディエンジェル」。彼女たちは、ルパンにオリジナルメタルを盗ませた後、それを横取りしようという計画だったのだ。

現在オリジナルメタルは、ルパン、次元、五エ門の誰かが持っている。

ポイズン・ソフィ、ボンバー・リンダ、レディ・ジョー、辻斬りカオルの4人からなる「ラッキークローバー」は、ルパン一味からオリジナルメタルを奪取するため、出動することになる。

中盤

ポイズン・ソフィはルパンに、ボンバー・リンダは次元に、レディ・ジョーは不二子に、辻斬りカオルは五エ門にそれぞれ襲い掛かる。

次元はボンバー・リンダの圧倒的火力の前に、不二子はレディ・ジョーの体術に、五エ門は辻斬りカオルが使う妖刀紅桜に圧倒され、一度は撤退を余儀なくされる。

 

一方ルパンは、オリジナルメタルの正体を突き止めようとしていた。

これは、実はUFOの破片などではなく、アメリカが新兵器開発のために作り出した特殊な超合金だったのだ。

そして、このオリジナルメタルを加工するためには、”もう一つの何か”が必要らしい。その”もう一つの何か”は、ブラッディエンジェルスが持っているという。

 

ルパンと次元は、不二子が隠れ家しているという無人島へ向かう。すると、ラッキークローバー率いるブラッディエンジェルスの軍団が押し寄せてくる。ルパンたちから、本格的にオリジナルメタルを奪いに来たのだった。

ラッキークローバーたちとルパン達との激しい戦いが始まる。

 

ここで次元はボンバー・リンダを粉塵爆発により退け、別場所では、五エ門は辻斬りカオルを切り捨てる(五エ門は、刃こぼれした斬鉄剣を東甚五郎に依頼し、「紅桜を葬り去る」という条件で研ぎなおしてもらっていた)。

ルパンは、ポイズン・ソフィを完全に手玉に取り完全に戦意を喪失させる。すると、ポイズン・ソフィの口から本音がこぼれ出る。

ポイズン・ソフィは、アメリカ軍の故意的な誤爆により恋人を失っていた。そのため、反米テロ組織であるブラッディエンジェルスに所属しているのだという。

オリジナルメタルは、アメリカが開発しているプラズマ兵器の原料となるもので、これを対立国に売り渡し、アメリカに対抗しようという策略だったのだ。

 

ここまで喋ったところで、ポイズン・ソフィは突然撃ち殺されてしまう。

撃ったのは、新米捜査官であるエミリー。威嚇射撃のつもりであったのが、つい撃ってしまったということだ。

銭形とエミリーは、アメリカ政府から特殊部隊の指揮を委任され、オリジナルメタルを奪い返してくるよう厳命されており、ルパンたちを追ってこの島に行きついていたのだった。

終盤

ようやくルパンを逮捕したかのように見えた銭形だったが、なんと銭形と同行していた特殊部隊のメンバーが、全員ブラッディエンジェルスの構成員に入れ替わっていた。

ルパン、銭形、エミリーの三人は、ブラッディエンジェルスの猛攻撃を食らう。

ここで、エミリーが本当の姿を現す。なんとエミリーの正体は、ブラッディエンジェルスの首領「スパイダーエミリー」だったのだ。

エミリーがソフィーを撃ち殺したのも、口封じのためだったのだ。

絶体絶命のピンチに陥ったルパンと銭形だったが、土壇場で次元と五エ門が加勢。不二子を加えたルパンたち5名は、ブラッディエンジェルスと最後の戦いに挑む。

 

激しい銃撃戦が繰り広げられるが、ここで銭形が呼んでいたアメリカ軍の援軍が到着。これが決め手となり、ラッキークローバー唯一の生き残りであるレディ・ジョーは逮捕。ブラッディエンジェルスは壊滅する。

ラストシーン

エミリーは、島の海岸沿いを一人歩いていた。予め用意していた護衛艦で、島を脱出しようとしていたのだった。しかし、その護衛艦は五エ門によって真っ二つに斬られていた。

追い詰められたエミリーは、泣きながらルパンに命乞いをする。ルパンは、「お前を殺しても、ワルサーが汚れるだけ」と言って、その場を立ち去ろうとする。

すると、ルパンが背中を見せた瞬間、エミリーはルパンに銃を向ける。

ところが、ルパンはその行動を呼んでいた。振り向きざまワルサーを撃ち込み、エミリーにとどめを刺す。

 

オリジナルメタルと加工用の香水の二つを手に入れたルパンだったが、それを水道管の連結部品として加工するだけで、他国に売るようなことはしなかった。

1分で振り返るストーリーまとめ(忙しい人向け)

忙しい人向けに、本作のストーリーを1分で把握できるようにまとめてみました。

✔ 宇宙船の破片と言われる”オリジナルメタル”。ルパンは、アメリカのアリア51からこれを盗み出す。ルパンの逮捕を任されたのは、銭形警部と新米捜査官のエミリー。
✔ ルパンたちがオリジナルメタルを盗み出した後、反米組織「ブラッディエンジェルス」が擁する「ラッキークローバー」の4人組が、オリジナルメタルを奪いにかかる。
✔ 激しい争奪戦の末、ラッキークローバー4人のうち2人は死亡。ポイズン・ソフィは、ルパンに感服して本音を話す。
✔ オリジナルメタルは、プラズマ兵器開発に必要な超合金だった。反米組織であるブラッディエンジェルスは、これを対立国に売り渡そうと考えていた。
✔ ここでソフィがエミリーに殺される。エミリーの正体は、なんとブラッディエンジェルスの首領スパイダーエミリーだった。
✔ 激しい銃撃戦の末、エミリーは死亡。ルパン一味が勝利。ルパンは、オリジナルメタルを水道管の連結具に使用する。

興味が湧いた方は、是非ともストーリー(細部)も読んでみてくださいね!!

考察及び感想

ルパンたちが強すぎるのか?ブラッディエンジェルスが弱すぎるのか?

最後、ルパン、次元、五エ門、不二子、銭形の5人は、100人以上はいるであろうとブラッディエンジェルスの戦闘員たちと銃撃戦になります。

しかも、ブラッディエンジェルスの戦闘員たちは皆訓練されていて、しかもラッキークローバーのレディ・ジョーも生き残っている状態。

誰がどう考えても圧倒的不利で、絶望的な状況。

 

しかしルパンたちは、まるで無双ゲームの主人公であるかのように、無抵抗な敵を皆殺しにしていきます。

特に次元なんかは、明らかにリボルバーの弾数(6発)を超える銃弾を発射するというチート技を使い、まるでドミノ倒しのように敵を撃ち殺していきます。

そして、圧倒的に有利な状況であるにも関わらず、部下を置いて慌てて逃げ出すスパイダーエミリー。なぜ逃げる?

そして、100mはあろうかという長距離から、スナイパーライフルならまだしも拳銃でエミリーの手元を撃って命中させる、ゴルゴ13をも上回るであろうルパンの射撃技術。

(自衛官の私から言わせてもらうと、拳銃は、25m先の的に命中させるだけでも一苦労します)

 

決してブラッディエンジェルスが弱いわけではなく、ルパンたちの戦闘能力がチート過ぎる、その一言に尽きるような気がします。

ポイズン・ソフィは社会主義思想なのか?

ポイズン・ソフィの目的は、こんな感じでした。

ポイズン・ソフィ
ポイズン・ソフィ
・私の彼氏は、アメリカの故意的な誤爆により殺された。だから、アメリカが憎いの!
・オリジナルメタルを対立国に売り渡して、アメリカを困らせたいわ。
・そしてアメリカが滅んだら、そこに理想の国を築くのよ!。

このアニメが制作された2005年では、アメリカの対立国というとロシアが筆頭に上がると思いますが、つまりエミリーの「理想の国」とは、社会主義国家を築くということなのでしょうか?

彼氏を殺されたという個人的な恨みだけであれば、爆撃を命じた指揮官を暗殺したり、または国家を相手取って訴訟を起こしたりという方法が考えられます。

それでも「理想の国(社会主義国家)を作る!」となると、それはつまり、”彼氏を殺された”という事実を政治的に利用しているだけなような気がしますが・・・

斬鉄剣が欠ける!?

ついに出ました、斬鉄剣でも斬れないもの。

これまでは、こんにゃくと女と貞千代の小太刀(『ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密』参照)の3つが確認されていましたが、これで4つめです。

懐かしのF-15登場

ルパンを追跡する銭形とエミリーですが、そこで二人が搭乗する機体が、なんと私が以前乗っていたF-15!!

アメリカ軍仕様なので私が乗っていたF-15Jとは別物だとは思いますが、非常に懐かしいですねー。

 

それにしても、私がF-15を操縦できるようになるまで約4年かかっていましたが、銭形とエミリーはそういう訓練を受けてきたということなのでしょうか?(余裕でミサイルを撃って命中させてましたが・・・)

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