【考察】『ルパン三世 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜』(ネタバレ)なんだかめっちゃラピュタっぽいんだけどそれは…?

アニメ

作品紹介

制作 2013年
ジャンル アニメ
監督 金﨑貴臣
キャスト 栗田貫一沢城みゆき小林清志浪川大輔山寺宏一

『ルパン三世 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜』は、2013年、ルパン三世TVスペシャルシリーズ第24作目として放映されたアニメです。

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このアニメのみどころ

さて、このアニメのみどころなんですが…

うーん、なんだかイマイチな作りですね~(;’∀’)

まず、空賊がラピュタっぽい。宮崎駿の世界観に似すぎているような気がしますが。

あと、登場人物はやたら多いのに、ストーリーがご都合主義で、前後の展開に脈絡が無さすぎるような気がします。そして、全体的に中途半端

 

一応みどころを言うなれば、ルパンが意図せず赤ん坊を盗み出してしまったため、赤ちゃんを背中におんぶしながら泥棒稼業に精を出す、という発想は、まあ斬新かなとは思います。

(赤ん坊、全然可愛くないです)

しかし、本当にストーリーがあちこちぶっ飛びすぎてるので、内容をまとめるのにめっちゃ苦労しました。

「なんでそんな展開にしたの!?まあいいけどさっ!」みたいな…

 

あと、ルパンシリーズというと、いつもは史実に基づいた財宝が出てくるので、歴史のお勉強ができるという楽しみがあったんですが、今回は”シャハルタ族”という架空の民族。完全フィクションです。

この辺も個人的には残念ですねー。

登場人物

ユティカ

本作のゲストヒロイン。若きシャハルタの娘で、幼い頃から現在に至るまで、空賊の頭領シーヴァにシャハルタの魂を教え込まれてきた。

子ども扱いするシーヴァに、自分が既に一人前の空賊であることを見せようと背伸びをしている。

普段は、空賊の男連中に交じって逞しく活動しているが、ルパンから胸を触られた時などは急に顔を赤らめてしおらしくなる。

ラーム

正体不明の赤ん坊。ようやくハイハイが出来るくらい。

空賊が一丸となって育児を担当している。

なにやら重要なカギを握っているようだが・・・

シーヴァ

空賊の頭領で、元シャハルタ王の近衛隊長。喫煙家。

国を追われた元近衛兵たちを集め、空賊を結成した。

普段はぶっきらぼうで昭和の頑固ジジイといった感じだが、男気があり、シャハルタの魂を誰よりも大切にしている。

カーミラという超美人妻がいる。

カーミラ

元シャハルタ王近衛兵で、空賊の一員。シーヴァに見初められ、所帯を持つこととなった。

男勝りで肝っ玉が据わっており、気に障ることがあると男だろうが誰だろうが平手で引っ叩く。反面、料理が上手という高い女子力も持ち合わせている。

シーヴァとは、生きるも死ぬも一緒にあろうと誓っている。

バナード

元シャハルタ王近衛兵で空賊の一員。

現実主義者で、「シャハルタの魂では食っていけない」という理由で、前時代的な発想を持つジーヴァを裏切ることとなる。

シオン

シャハルタ共和国の総理大臣。「他に人はいなかったのか?」と聞きたくなるくらい若い。

酒、金、女など、どんなことにも興味を示さない超草食男子。

コーシャルと手を組みながら、シャハルタの財宝を手に入れようとする。

コーシャル・ヴァン・シュテンヴァルト

多国籍企業『ワールド・リソース・サービス』の重役。強欲な性格。

ヘリウムの採掘権を手中に収めるため、シャハルタ族内部にクーデターを起こさせ、実質的に経済を支配している。

ヴィラー

コーシャルに雇われた殺し屋。

相手の意思を操ることができる。

ミスターG

郊外でBARを経営するじいさん。かつてルパン一世と親交があり、ルパンが赤ちゃんの頃から知っている。

常に火器を持ち歩き、天才バカボンの『おまわりさん』並みに乱射を繰り返すクレイジーな男。

右足は義足で、膝からはミサイルが飛び出す。

ストーリー(細部)

序盤

多くのお宝を積んだ巨大飛行船。この飛行船の中では、シャハルタ共和国の開国パーティーが開催されていた。

ルパンは、シャハルタの宝を目当てにこの飛行船に忍び込む。ここで、ルパンの前に謎の盗賊集団が現れる。

彼らが狙っている獲物は、ルパンと同じもののようだが…

 

宝の入ったバッグを手にしたルパンだったが、中に入っていたのは、なんと正体不明の赤ん坊と空のケース。一体なぜこんなところに赤ん坊がいるのか?謎に包まれたままだった。

 

その後、若き空賊の娘ユティカが現れて、ルパンから赤ん坊を取り返す。ユティカは、そのまま空賊のアジトに帰還するが、ルパンと次元はユティカを尾行。空賊のアジトに踏み込んでいく。

しかし、ルパンと空賊一味は意気投合。食事を振る舞われる。

空賊の頭領ジーヴァによると、ジーヴァ達空賊は実はシャハルタ人。しかし、多国籍企業『ワールド・リソース・サービス』の重役であるコーシャルが政治に介入してきたことにより、国から追い出されてしまったとのこと。

飛行船のお宝を狙ったのも、シャハルタの魂を守るためだということだ。シャハルタの宝物この中には、そんな魂が眠っているらしい。

そして、あの赤ん坊はムーアという名前で、空賊が一丸となって育児をしているという。

 

ここで、突然謎の武装集団が空賊のアジトを襲う。なんと、ジーヴァの部下バナードが裏切り、間者を手引きしていたのだ。

ルパンと次元は、ユティカとムーアを連れて脱出。空賊一味は壊滅し、ジーヴァとカーミラは敵を巻き込みながらアジトごと自爆する。

中盤

ジーヴァとカーミラを失い、昔を思い出しながらも落ち込むユティカ。

「ジーヴァと一緒に死にたかった」と叫ぶユティカだが、赤ん坊のムーアを見て自分の生きる意味を再認識する。

ルパンたちとユティカは、シャハルタの魂を奪うためシャハルタ共和国の王宮に忍び込む。

ルパンは、王宮内で秘書として勤める不二子の協力をもらいながらも、宝物庫を目指す。

一方ユティカは、王宮内で自分と瓜二つの女性と出会う。その女性はラーシャと名乗り、侵入者であるユティカを怪しむどころか、客人と間違えてお茶を差し出す。

しかし、この現場に̪シオンとコーシャルが現れる。

二人の話によると、ラーシャはシャハルタ族の跡取り娘であり、ユティカは17年前に死亡したとされているラーシャの双子の姉だという。

その後、ルパンはユティカを連れて王宮を脱出しようとするが、シオンがルパンを拳銃で撃つ。弾はルパンは重傷を負い、ユティカと共に海に落ちる。

 

その後、ルパンとユティカは銭形によって助けられ、無人島で養生することとなった。

ルパンとユティカは、ミスターGのもとを訪れて傷の治療を済ませると、態勢を立て直し、改めてシャハルタの財宝を目指す。

終盤

ルパン、次元、ユティカは、ムーアを連れて断崖絶壁を渡り、財宝が隠されているとされる洞窟へと向かう。途中、コーシャルの追手に襲われるが、ここでなんと、死んだと思われていたジーヴァとカーミラ、そして空賊の一団が登場。

ユティカは、喜びを爆発させる。

その後ルパンは、最後の宝石を手に入れる(ムーアのう〇こと共に出てくる)。

そして五エ門とも合流し、コーシャルの追っ手をかわす。

 

一方、シオン、コーシャル、ラーシャの三人は洞窟の最深部へと到達していた。

しかし、最後の扉を開けるための宝石が無い。その鍵となる宝石こそ、う〇こと共にムーアのお尻から出てきた宝石なのだ。

コーシャルは、ヴィラーにルパンたちを襲わせ、混乱に乗じて宝石を手に入れる。そして、シャハルタの宝物庫の扉を開けてしまう。

中には、価値のある宝石や芸術品が大量に積まれていた。

しかし、なんとここでシオンが「あさましい男だ」と言い放ちながらコーシャルの足を撃つ。

すると、宝物庫が突然気球に吊られながら空高く浮き上がる。

シャハルタの魂とは、この浮き上がる宝物庫そのものだったのだ。

 

この状況を見て、シオンが突然狂ったかのように笑いだす。シャハルタの宝を見て、絶望してしまったのだ。

シオンは、コーシャルに操られてクーデターを起こしたうえ、己の両親やユティカ、ラーシャの両親を殺したシャハルタ人を憎んでいた。

シオンは自暴自棄になり、シャハルタ人が心のよりどころとしているこの宝を破壊しようとする。

ところが、カーミラの顔を見た瞬間シオンは自分の存在意義を思い出し、我に返る。

ところが×2、次の瞬間コーシャルがシオンの胸を銃で撃ち抜く。

 

瀕死のシオンは、「私がシャハルタの絶望なら、君(ラーシャ)は希望だ」と言い残し、絶命する。

ラストシーン

コーシャルは、銭形に逮捕される。これにより、シャハルタ共和国の腐敗政治は終わりを告げる。

ラーシャは、シャハルタ共和国の女王となり国を治めることとなった。

ユティカは、ジーヴァ達と共に王宮近衛兵として国を守ることとなった。

 

そしてルパンは…次元から「おまえは何を盗んだんだ?」と聞かれ、宝物庫にあった大量のお宝の中の一つであるワインオープナーを見せびらかす。

ルパンは、最初からこのワインオープナーが狙いだったのだ。ということだが、実際のところはどうなのか?(笑)

1分で振り返るストーリーまとめ(忙しい人向け)

忙しい人向けに、本作のストーリーを1分で把握できるようにまとめてみました。

✔ ルパンが飛行船から盗み出したバックの中には、中身が空の箱と、なんと赤ん坊が一人入っていた。その日以来は、ルパンは子守をしながら仕事をこなすことになる。
✔ 一方、シャハルタの誇り(財宝)を取り戻すため日夜活動しているのは、ジーヴァを頭領とした空賊たち。ルパンが偶然にも盗み出した赤ん坊は、空賊の仲間だったのだ。
✔ ひょんなことから、ルパンと空賊は意気投合する。しかし、シャハルタ族総理大臣のシオン、そのパートナーでシャハルタの財宝を狙うコーシャルの手下たちが空賊のアジトを襲う。ジーヴァとその妻カーミラは死亡。
✔ 赤ん坊と共に一人だけ生き延びたユティカは、悲しみに暮れる。しかし、ルパンに励まされ、シャハルタ族の誇りを取り戻すため立ち上がる。
✔ 財宝は眠ると言われる洞窟で、ルパン一味とコーシャルの決戦が始まる。ここで、ジーヴァをはじめとする空賊がルパンに加勢。ジーヴァたちは、実は生きていたのだった。
✔ 土壇場で、シオンは仲間であるコーシャルを銃で撃つ。シャハルタ族に恨みを持つシオンは、コーシャルを利用してシャハルタ族に復讐したいだけだった。
✔ 最後、シオンはコーシャルに撃たれて絶命。ユティカの双子の妹ラーシャに、シャハルタ族の未来を託す。

興味が湧いた方は、是非ともストーリー(細部)も読んでみてくださいね!!

考察及び感想

赤ん坊への配慮ゼロのルパン

本作でルパンは、赤ん坊(推定生後半年くらい)を背負いながら超ダッシュ!飛んだり跳ねたり、断崖絶壁の崖を渡ったりしてますが…

おまえは趙雲子龍か!?

ってかその前に、いやいや!危険危険!!(/ω\)

相手は生後数か月の赤ん坊だろ!?

首がガクガクなって危なくないか!?

頼むから仕事の現場に赤ん坊を連れてこないでくれ!!と、二児の父である私は言いたい(+_+)

 

あと、五エ門!!

赤ん坊に金平糖食わすな!!飲み込んだらどうするんだ!!

 

それに、生後数か月の赤ん坊の世話をすることがどれだけ大変か…

ルパンは…、いや、このアニメ制作者は解っているのだろうか?

2~3時間ごとに寝かしつけしてミルクをあげて、泣きだしたら抱っこであやして…

疲労と睡眠不足で、とても泥棒やろうなんて気にならないと思うんですがね。

 

といように、赤ん坊の扱い方については大分雑なルパン一味でした…

えっと、ラピュタ…ですか?

まず、本作において重要な存在であるジーヴァを始めとする空賊一味。

使っている飛行艇や、ワイヤーを使った戦闘方法などを見ていると、どうしても連想せざるを得ないものがあります。

それは、宮崎駿の『ラピュタ』。ラピュタの世界観が、そっくりそのままアニメに落とし込まれてるって感じです。

パクリとまでは言わないでしょう。しかし、なんというかオリジナリティーは全く感じられませんね。

なぜシオンはルパンを撃ったのか?

ストーリー中盤、王宮に忍び込んだルパンをシオンが銃で撃ちます。

状況としては、ルパンが手にしているお宝とユティカを交換するという現場。

シオンは、ユティカをルパンのもとに連れていきますが、ユティカを話した瞬間、卑怯にもルパンを撃ったのです。

 

え?なんで撃った?シオンは、シャハルタ人のことを憎んではいたけど、ルパンは別に敵対する必要のない存在のはず。

コーシャルが見ている手前、敵のように振る舞う必要はあったかもしれませんが、撃つ必要は全くなかった。

コーシャルも、「よくやったー!」と大喜び。なので、コーシャルの指示でもなく、シオンの独断ということでしょう。

 

結局、最後まで観てもその理由はわかりませんでした。

このご都合主義的ストーリーからすると、何か深い理由があるわけではなく「なんとなく」なのでしょう。

中途半端!バナードとミスターGの存在

バナードは、途中ジーヴァを裏切り、コーシャルの手下を自分たちのアジトへ手引きします。

「うわっ、仲間だったのに裏切ったー」っていう捻りを狙った展開なのでしょうが、結局”裏切っただけ”になっているのがとても残念。

例えば、ジーヴァと恋人同士だったとか、裏切りの裏には悲しい理由があったとか、そういったものは全くなく…

裏切った後のバナードは、ジーヴァたちが乗る飛行艇の隅っこでショボンと座っているだけ。

中途半端なんですよね~。

 

あと、めちゃくちゃ濃いキャラクターのミスターG。

この人も、ルパンの胸から弾丸を抜いただけ。しかも、登場シーンは5分足らず。べつにいてもいなくても、ストーリーに全く影響しない。

なぜこのキャラを登場させたのか?

中途半端ですね~(;’∀’)

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