漫画『ホムンクルス』(ネタバレ無し)頭蓋骨に穴をあけたことにより第六感が芽生えた男の不思議な物語

漫画

『ホムンクルス』の作品紹介

 連載 2003年~2011年(ビックコミックスピリッツ)
単行本 全15巻(完結)
 ジャンル サスペンスホラー
 作者 山本英夫

『ホムンクルス』は、2003年~2011年にかけて、ビックコミックスピリッツで連載された山本英夫さんの作品です。

この漫画は、2021年、清水崇監督指揮のもと映画化されネットフリックスにおいて配信されています。

山本英夫さんのその他の作品としては、本ブログでも取り上げた『殺し屋1』があります。

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『ホムンクルス』のみどころ

この漫画を一言で表現すると、とっても不思議な漫画、ってとこでしょうか。

とにかく、独創性がすごい!よくこんな発想が出来たものだと驚きを隠せません。

この漫画の題名にもなっている「ホムンクルス」とは、もともと錬金術師が作り出したとされる人造人間のこと。

 

中世ヨーロッパでは、人の精液に血液やら何やらを混ぜ込めば人間を作りだすことができる、と信じられていたそうです。

この漫画では、「ホムンクルス」の意味合いが少し違い「心の歪み」と表現しています。

 

主人公の名越進は、頭蓋骨に3mmの穴を開ける”トレパネーション手術”を行うことにより、人間には本来持ち得ないとされる”第六感”を身に着けることになります。

トレパネーションとは?

頭皮を切開して頭蓋骨に穴を開けるという民間療法の一つ。

頭蓋骨に穴を開けることで脳内の圧力が下がり、気分が聡明になってうつ病治療にも効果的だ信じられていた。ヨーロッパでは、18世紀頃までこの治療法が一般的に行われていた。

しかし現代では、科学的根拠が薄いことからトレパネーション手術は否定的にみられている。

第六感とは

本来人間が持つ”五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)”を超越した6番目の感覚。

予知能力や霊感など、化学的に説明が不可能な分野における感知能力。

その結果名越は、左片っ方の目だけで人間を見ると、その人間がバケモノに見えるという怪奇現象に襲われるのです。

バケモノといっても妖怪や怪物のようなものではなく、顔だけが魚の顔になっていたり、正面から見たら普通なのに横から見るとペラッペラだったり、ロボットだったり、砂人間だったり…

しかも、全員がバケモノに見えるわけではありません。バケモノに見える人間と普通の人間と、2パターン存在するのです。

一体このバケモノの正体は何なのか?名越は、「ホムンクルス」の世界にどっぷりハマっていくことになります。

 

ちょっとだけネタバレすると、このバケモノの正体はその人が抱えるトラウマ。

例えば、ストーリーの途中、(名越が左目だけで見た世界の中で)首が無いジャミラのようなおばさんが登場します。

このおばさん、実は昔恋人に首を絞められたというトラウマを持っていたのです。そのため、自然と首を守るような意識が働き、その”心の歪み”が名越の左目に投影されていたのです。

しかし、この漫画の面白いところは、一体どういう心の歪みなのか全く想像もつかないホムンクルスたちがたくさん登場するところです。

さっきのジャミラおばさんは、首にトラウマがあるのだろうということがなんとなく想像つくと思います。

では、全身ロボットのヤクザは?全身砂の女子高生は?全く何も見えないヤツは?

などなど、一見しただけではホムンクルスの正体が全く分かりません。

名越は、このホムンクルスたちの正体を暴いていくわけです。この辺が、痛快でありちょっと怖くもあり、この漫画の醍醐味と言ってもいいでしょう。

 

そして、なんといっても圧巻なのは最終巻である15巻。ホムンクルスに憑りつかれた哀れな男の、壮絶な最期が書かれているのですが…

めちゃくちゃ気持ち悪い展開が待っています(もちろん誉め言葉)。いろいろな意味で。

あまりにも気持ち悪すぎて、私は15巻を読み切るまでに11回トイレに駆け込みました(ウソ)。

もちろん、15巻だけを読んでもなんのことやらさっぱりわからないと思うので、15巻を堪能したい方は頑張って1巻から読み進めていくことをお勧めします。

『ホムンクルス』の登場人物

名越進

この漫画の主人公。

お金持ちでイケメン。富、名声、女など欲しい物を全てを手に入れてきたが、今は何故か公園でホームレスをやっている。名越曰く「自分探しの旅」だという。

聴覚、嗅覚に優れており、愛車のエンジン音やガソリンの匂いを嗅ぐだけでどこが悪いのかがすぐわかるという特殊能力を持つ。

ウソをつくとき、口元がひきつる。

伊藤学

早乙女8個上の先輩。美人だが、かなりきつい性格をしている。

『ホムンクルス』のストーリー(細部)

かつては外資系の仕事で富と名声を極めた名越進は、公園でホームレスに身をやつしていた。

ホームレスと言っても、スーツ姿で寝泊まりは車の中。

ボロを気てテントの中で暮らすホームレス仲間からすれば、名越は浮いた存在だった。

 

そんなある日、名越のもとに珍客が訪れる。

伊藤と名乗る自称医学生の男が突然現れて、「70万円渡すからトレパネーション手術を受けないか?」と持ち掛けてきたのである。

伊藤の話では、トレパネーション手術を受けることにより人間に”第六感”が芽生えるとのこと。

名越は、最初こそ怪しんで手術を断るものの、ガソリン代すら捻出できないくらいの困窮状態にあったため、手術を承諾。

名越の頭蓋骨に、3mm程の穴が空いた。

 

術後、名越は怪奇現象を目の当たりにする。

なんと、左片っぽの目だけで人間を見ると、その人間が得体のしれないバケモノに見えるのだ。

一体このバケモノたちの正体は何なのか?トレパネーション手術にこだわる伊藤の真の狙いは何なのか?

そこで名越は思う。「この左目で自分自身を見たらどうなるのか?」

鏡の前に立った名越は、自分の姿を見つめながらそっと右目を閉じる…

今後の展開

さて、この後も名越と伊藤はホムンクルスの謎について迫っていきます。

最初こそ名越は、不気味な見た目のホムンクルスに嫌悪感を示していたのですが…

名越は、ホムンクルスの世界にどっぷりつかっているうちに、やがてホムンクルスなしでは生きていけない身体になってしまうのです。

そして名越は、ついに名越は禁断の行動に出てしまいます。

幻覚がMAXレベルに達し、暴走しはじめる名越。完全に自分ワールドに入り込み抜け出ようとしない名越。

彼を止められる人間はいないのか?

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