漫画『火の鳥 生命編』(ネタバレ無し)なぜクローン人間はタブーなのか?クローン人間の存在意義に迫る深い漫画

『火の鳥 生命編』の作品紹介

 連載 1969年(漫画雑誌「COM」)
単行本 全16巻(完結)中13巻前半
 ジャンル 人間ドラマ
 作者 手塚治虫

『火の鳥 乱世編』は、1969年、漫画雑誌「COM」にて連載された短編漫画です。作者は、日本でもっとも有名な漫画家の手塚治虫さん。

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『火の鳥 生命編』のみどころ

『火の鳥 生命編』のメインテーマは、なんとクローン人間。

クローン人間と言えば、当ブログで紹介したアニメ『ルパン三世 ルパンvs複製人間』でもメインのテーマとして掲げられていました。

最近ではあまり話題に上がりませんが、少し前の時代は、このクローン人間について取り沙汰されることが割と多かったようです。

さて、このクローン人間なんですが、2023年7月時点で、実際にクローン人間が誕生したというニュースは聞いたことがありません。

一応、技術上は実現可能と言われてはいますが、人道的な問題でタブーとされているのです。

ここで疑問に思うのは、なぜクローン植物やクローン動物はOKなのに、クローン人間だけはタブー視されているのか?という点です。

この疑問に対してこの漫画は、なかなか的を射た回答をしています。

「クローン植物もクローン動物も、食べ物になる。人間の役に立っている。だが、クローン人間はただ殺すために作るんですか?その程度のことにしか使い道がないのか?」

そう、そのとおりなんです。

この人口爆発の現代において、わざわざクローン人間を作る意味はほぼありません。仮に作るとしたら…、それは戦争のためです。

クローン人間を作ることができるのであれば、兵士を無限大に生み出すことができるようになります。

そうなってしまえば、人類は破滅の道に進むこと間違いなしです。

殺されるために産み出されるクローン人間。こんなもの作り出したところで、人類にとっては何の利益にもならないのです。

 

とまあこんな感じで、この漫画でも大量生産されたクローン人間が登場します。

しかし、「クローン人間は法律的に人間ではない」という点を利用され、バラエティー番組の企画としてハンターに撃ち殺されるだけの存在となり果てるのです。

そして、この企画はさらにヒートアップし、500人ずつに分かれたクローン人間同士の殺し合い、という基地外企画まで産み出されることになります。

 

クローン人間はなぜタブーなのか?実際にクローン人間が生まれた場合はどうなるのか?

この漫画は、クローン人間について考えるきっかけを与えてくれることでしょう。

100ページ強で完結という短いストーリーですが、内容はかなり濃いものと思われます。

『火の鳥 生命編』の登場人物

青居 邦彦

本作の主人公。TV局の敏腕プロデューサー。

新しいビジネスチャンスとしてクローン人間に目を付ける。

視聴率さえ取れればどんなことでもする冷酷な人間。

ジュネ

本作のヒロイン。

脳みそ以外全て機械化された祖母と二人で暮らしている。

3歳の頃に青居に連れ去られて以来、青居を父のように慕っている。

猿田

クローン研究所に勤める研究員。

鼻に悪性の腫瘍が出来たせいで恋愛をあきらめたという、苦い経験を持つ。

自分のクローンを作ることが夢。

『火の鳥 生命編』のストーリー(細部)

今よりもはるか未来。日本では、クローン技術によって生み出された猛獣をハンターが撃ち殺すという恐ろしいTV企画が流行っていた。

しかし、その企画も人気に陰りが見え始めていた。

敏腕プロデューサーの青居は、視聴率向上のためのテコ入れ策として、クローン人間をハンターの標的にするというより刺激の強い計画を持ち出した。

反対意見もあったが、青居は「細工をすればクローン人間は法律上人間ではない。好きにできる。」という理論を武器に、この計画を推し進めていった。

青居は、クローン研究所の猿田と共に、”鳥”と呼ばれている謎の女からクローン人間の技術を授かりにいくのだが…

以後の展開

さて、”鳥”からクローン人間の技術を授かる青居ですが、なんと青居は、意図せず自分自身のクローンを大量生産させてしまうのです。

なんとかしたい青居ですが、無情にもクローン人間ハントの企画はそのまま進行していきます。

これはもはや、青居の自業自得とも言えるでしょう。

自分のクローンで溢れかえる世界。もはや自分自身が、本家本元なのかクローンなのかすらわからない。

さて、結末は如何に?

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