【考察】「PSYCHO(サイコ)」あらすじ(ネタバレ)と結末が意外過ぎて世界中が騒然

問題作、衝撃作、上映禁止等

作品紹介

作成 1960年
ジャンル ミステリー
監督 アルフレッド・ヒッチコック
キャスト アンソニー・パーキンスジャネット・リー
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この映画の見どころ

このPSYCHO(サイコ)という映画は、上映された1960年当時、だれもが予想しえない結末を見せつけ、世界をあっと言わせた映画でした。

標題の「PSYCHO」とは、「精神異常」「多重人格」という意味を持ち、この映画をきっかけに世界中に知れ渡ることとなります。標題があらわす通りこの映画には、狂っているとしか思えない殺人鬼が登場します。

意外過ぎる結末に加え、殺人鬼のその常軌を逸した行動も、この映画が世界的話題作となった要因の一つでしょう。なお、この映画は現在R-15指定となっています。

それでは、気になる中身をレビューしていきます。

※ 如何にも私が映画が放映された当時のことを知ってます風で書いていますが、1960年当時、私は余裕で産まれていませんのであしからず。

以下、ネタバレの内容が含まれますので、まだ映画をご覧になっていない方は注意してください。

ストーリー

愛し合う男女、結婚したいと願うも・・・

映画冒頭、愛し合う男女が映し出されます(性的描写は無し)。この二人こそ、本作のヒロインでもあるマリオン・クレインと、その恋人サム・ルーミスです。

二人は愛し合っており、マリオンはサムとの結婚を望んでいましたが、サムは元妻と間で金銭トラブルを抱えており、借財を抱えている以上はマリオンと結婚ができないという状況でした。

マリオン役を演じるのは、透き通るような美人のジャネット・リー。この映画は1960年に放映されているかなり古いものですが、現代の感覚で見てもかなり美人だということがわかります。

目の前に積まれた4万ドル

マリオンは、しがない不動産屋で事務の仕事をしており、勤続10年以上勤めていることから、社長からも信頼の厚い人物でした。

しかし、ある日事務室に訪れた客の行動が、彼女の運命を大きく変えることになります。とある物件を買いに来た大金持ち風の客は、「このくらい失くしたって惜しくない」と豪快なセリフと吐き、不動産を買い取る代金としてマリオンの目の前に現金4万ドルを置きます。

不動産を現金で買い取れるくらいの額ですので、現在の貨幣価値に直せば1億円は下らいことでしょう。

社長は困ってしまい、その4万ドルを「とりあえず銀行に持っていって小切手に替えて来い」とマリオンに命令します。マリオンは了承しますが、頭痛を理由に4万ドルをもったまま仕事を早退してしまいます。

 

ここで、ストーリーをあまり関係ないですが、びっくりするセリフが出てきます。夏の時期でもあり、事務所が暑いので「クーラーを付ける」というのです。

1960年作成の映画で、ク、『クーラー』!?今でこそクーラーは一般的になりましたが、1960年当時の日本というと、まだまだ戦後の復興途中で、ようやくカラーテレビが一部の地域で放映されたくらいの時代だというのに、アメリカではクーラーがすでに一般的家財だったんですねー。

古い映画を見ていると、こういう発見があったりするので面白いですよね。

4万ドルをコソ泥

仕事を早退し家に帰ったマリオンは、4万ドルを銀行に預けることなくそのままサムのもとへ向かいます。

そうです、サムとの結婚を熱望していたマリオンは、お客さんから預かった4万ドルを盗み、サムに渡して借金問題を一気に解決させようと目論んだのです。

しかし、サムのもとへ向かう途中、車を運転している姿を社長に目撃されてしまいます。頭痛で早退したはずのマリオンが車を運転していたので、さすがの社長も不思議に思うのですが、マリオンはすでに覚悟を決めています。お構いなしにサムのもとへ向かいます。

ホテル

道中、警察官に尾行されたり、追跡から逃れるために車を新しく替えたりといろいろなことがありますが、マリオンはひたすら車を運転しサムのもとへ急ぎます。

ところが、急激に天候が悪化してこれ以上の運転は難しいと判断したマリオンは、偶然行き着いたホテルに宿泊することになりました。

ところが、ホテルに着いたものの管理人らしき人はどこにもいません。よく見ると、ホテルからちょっと離れたところに一軒の家があり、窓には人影が映っています。車のクラクションを鳴らすと、その家からようやく管理人がやってきます。

この管理人こそ、この物語の重要人物の一人でもあるノーマン・ベイツです。

ノーマン・ベイツという男

ホテルの管理人でもあるノーマンは、如何にも田舎の純朴な青年といった感じで、対応が遅れてしまったことを一言詫び、宿帳に指名の記入を求めます。逃亡中であるマリオンは、あえて偽名を記入します。

マリオンの容姿に一目ぼれしたノーマンは「夜ご飯を一緒に食べないか?」と持ち掛けます。マリオンが承諾したためノーマンは喜び「是非とも離れの家で一緒に食べよう」と言って、準備のため家に戻ります。

マリオンはホテルでノーマンの戻りを待っているのですが、離れの家から「そんなふしだらな女追い出してしまえ!」と叫ぶ女性の声が聞こえます。「やめてよ母さん」と叫ぶノーマンの声を聴くと、どうやら離れの家にはノーマンの母親がいて、マリオンが家に入ることを拒否しているようでした。

そうしてノーマンは、母親の承諾が得られないため、離れの家ではなく応接間で食事をしないかと持ち掛けてきます。マリオンはそれを承諾し、応接間で二人は食事をすることになりました(実際に食事をするのはマリオンだけで、ノーマンは見ているだけ)。

ノーマンの母親

食事中、二人の会話は自然とノーマンの母親の話になります。ノーマンによると、母親は心の病気を患っているということです。

女手一つでノーマンを育てた母親は、ある男に出会って恋仲に落ちるのですが、やがて男は死んでいったといいます。その男の死がきっかけで、それ以来母親は心の病を患ってしまったというのです。母親は時々奇行に走ることがあり、先ほどのノーマンとの会話もそれだというのです。

また、基本的に他人に害を及ぼすことはなく、「母親ははく製のように無害だよ」とも表現しました。ノーマンは、野鳥をはく製にするという少し変わった趣味を持っていたのです。

ノーマンは、母親に親子としての愛情を寄せている一方で、身勝手な振る舞いをする母親に対し「正直捨てたいと思うこともある」と、苦しい胸の内を明かします。

マリオンは、「施設に預けたらどうか」と提案しますが、その刹那ノーマンの顔が強張り、「施設はひどい場所だから」とそれを拒否します。

 

ノーマンとの会話を経てマリオンは、自分が犯罪を犯しかけているということを改めて自覚し、4万ドルを盗んでしまったことを正直に告白しようと思い直しました。

事件発生

ここで、映画の雰囲気が一気に変わります。

マリオンが部屋に帰ると、先ほどまで純朴な青年だったノーマンが、管理室の壁にある覗き穴からマリオンをのぞき込むのでした。

このノーマンという男は普通じゃない・・・

 

その後、ついに事件が発生します。シャワーを浴びているマリオンでしたが、長髪の女性らしき人物が急に浴室に侵入し、手に持ったナイフでマリオンをめった刺しにして殺してしまうのです。

その後、不審に思ったノーマンがマリオンの部屋を訪れると、血だらけになって倒れ、絶命しているマリオンを浴室で発見します。

あまりの突然の出来事にショックを受けるノーマンでしたが、警察に通報するどころか、なんと殺人現場となった部屋の隠ぺい工作を行うのでした。

血を洗い、死体を運び、すべての証拠物をマリオンが運転してきた車に詰め込み、車ごと底なし沼に沈めてしまうのです。

 

一体このホテルで、何が起こったというのでしょうか?マリオンを殺害した女性らしき人物は、ノーマンの母なのでしょうか?なぜノーマンは、殺人現場を隠ぺいするのでしょうか?

マリオンが帰ってこない・・・

マリオンの妹、ライラ・クレインは、姉が音信不通であることを不審に思い、マリオンの恋人サムを訪ねます。しかし、サム自身もマリオンの居場所は知らないので、答えようがありません。

二人が話しているところで、探偵のミルトン・アーボガストが登場します。彼は、4万ドルをマリオンに持ち逃げされた金持ちが雇った私立探偵とのことでした。

アーボガストは、マリオンがホテルに宿泊した可能性が高いと考え、周辺のホテルを虱潰しに調べることにします。そしてついに、ノーマンの経営するホテルに調査の手が及ぶことになります。

アーボガストの死

なんとかやりすごしたいノーマンでしたが、アーボガストの狡猾な質問攻めにあい、マリオンがこのホテルに泊まったという状況証拠をつかまれてしまいます。さらに、アーボガストが離れの家の窓に映る人影を見たから、ノーマン以外にノーマンの母親が生活しているということまで知られてしまいます。

アーボガストは、一旦ホテルを後にし、ライラに「足取りをつかんだ」と一報します。その後は、さらなる証拠をつかもうとホテルに戻るのでした。

 

ホテルに戻ったノーマンでしたが、管理人室には誰もいません。外を見てみると、離れに家があります。アーボガストは、離れの家を探索することに決めました。

家の中に侵入し、部屋中を探索するアーボガストでしたが、マリオン殺害時と同様に、長髪の女性らしき人物が再び登場し、アーボガストをナイフでめった刺しにするのでした。

ストーリー上、この離れの家にはノーマンとノーマンの母しか住んでいないはずです。その後、ノーマンはアーボガストを車と共に沼に沈め、証拠隠滅を図るのでした。

やはり、マリオンとアーボガストを殺害したのは、ノーマンの母親なのでしょうか?そしてノーマンはなぜ母の犯した犯罪の後始末をしているのでしょうか?

街の保安官の証言

アーボガストとの音信も絶たれ、さらに不審に思ったサムとライラは、街の保安官アル・チェンバースの基を訪ねます。そして、そのアルからは驚くべき証言を得ることになります。

「ノーマンの母親は10年前に死んでいる」

そんなはずはない。アーボガストは、ライラへの電話で「母親らしき人影を見た」と確かに言っているのです。

一体どういうことなのでしょか?謎は深まるばかりです。

サムとライラの侵入捜査

業を煮やしたサムとライラは、お互いを夫婦と装ってノーマンのホテルに泊まり、直接真相を確かめることになりました。ノーマンは、二人を普通のお客さんだと思っているので、絶好の機会です。

さらにサムとライラは、マリオンが宿泊した部屋から4万ドルに関するメモ帳を発見し、マリオンは間違いなくこのホテルに宿泊し、この場所で失踪したと確信を得ます。

そこで二人が立てた計画は、サムがノーマンを引き付けている間に、ライラが離れの家に侵入し、母親を見つけてくるというものです。そして、この作戦は実行に移されることになります。

すべてをひっくり返す結末

計画通り、サムはノーマンと話をすることにより引き付け、ライラは離れの家に侵入します。

計画は成功したかのように見えましたが、会話の中で激高したノーマンはサムを家具で殴打して気絶させ、離れの家に戻るのでした(サム使えねー)。物語はついにクライマックス、ライラが母親を見つけるのが先か、もしくはノーマンが戻るのが先かという勝負になってきます。

 

一方そのころ、ライラは離れの家の地下室に捜索の手を広げているところでした。そして、ついに椅子に座っている老婆を発見します。これがノーマンの母親なのか?ライラが老婆の方に手をかけ、振り向かせたその時、

 

なんと老婆はすでにミイラ化しているノーマン母の死体だったのです

 

悲鳴を上げるライラでしたが、そんな彼女に取り付く島をあたえず、ナイフを持ったノーマンが地下室に入ってきます。なんとノーマンは、女性用のカツラを被り、女性用の服を着ているではありませんか。

ナイフで切りかかろうとしたその時、気絶から覚醒したサムがノーマンにとびかかり、ライラは危うく一命を取り留めるのでした。

つまり・・・どういうことだってばよ?

ついにお縄についたノーマンでしたが、ノーマンを取り調べた警察官から驚くべき事実が話されます。

・ノーマンの母は間違いなく10年前に死亡している
・母が死んだ日以来、ノーマンの心には母親が住み着いている(二重人格)
・母親の死を受け入れられず、死体を保存した
・一人二役となって、ノーマン本人と自分の母親を演じ続けた
・犯行は、ノーマンが母親に変装して行った

そう、ノーマンの母親はやはり死んでおり、すべての犯行は二重人格のノーマンが一人二役でこなしてきたことだったのです。

考察及び感想

ストーリーはとてもよく構成されており、最後のどんでん返しはさすが名作といったところでしょうか。グロテスク表現はなく、純粋にミステリーとして楽しめる作品だと思います。

作成された時代が1960年代なので、さすがに古臭い感じがするのは否めませんが、何度もリメイクされている映画ですので、古臭い映画が苦手という方はリメイク版をおすすめします。

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