【考察】「ノア 約束の船」(ネタバレ含む)聖書を基にしたこの映画の内容はなんと・・・

問題作、衝撃作、上映禁止等

作品紹介

作成 2014年
ジャンル 人間ドラマ
監督 ダーレン・アロノフスキー
キャスト ラッセル・クロウジェニファー・コネリー
エマ・ワトソンアンソニー・ポプキンズ

今回紹介するのは、ラッセル・クロウ主演の「ノア 約束の船」です。これまでは古い映画ばかり紹介してきたので、ここで気分を変えて、2014年度作成の比較的新しいこの映画にスポットライトを当ててみましょう。

この映画は、旧約聖書を基にしてくつられており、洪水が世界を飲み込む「ノアの箱舟」の話をモチーフとしたものです。

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この映画のココがヤバい

一見してなんも問題がないように見えるこの映画ですが、実は宗教上の理由により数カ国で上映禁止になった映画でもあるのです。劇中には「預言者」が登場しますが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教など宗派によって預言者の定義が全く違うようです。。

よって、放映される国によっては、自国の宗教観を否定されてしまうらしいのです。宗教とは難しいものですね・・・

 

また、「最低」の映画を表彰するという、アメリカの「ゴールデンラズベリー賞(略してラジー賞)」最低監督部門、最低スクリーンコンボ部門、最低脚本部門、最低リメイク・盗作・続編部門の4部門で1位に輝くという不名誉な記録を持った映画でもあります。

この黄金メンバーを揃えてラジー賞4冠とは、一体どういう映画なのでしょうか?

以下、ネタバレの内容が含まれますので、まだ映画をご覧になっていない方は注意してください。

ストーリー

神を守る一家

場面は荒野、主人公であるノアの少年時代から物語は始まります。

ノアは、鉱山の一角で父親と共に暮らしていました。ノアには、神を守るという先祖代々受け継がれた崇高な使命がありました。

ところが、幸せな生活は砂上の城のごとく崩れ去ります。ある日突然、神に背く者カインが軍団を連れてやってきて、ノアの父親を瞬殺してしまうのです。かわいそうなノアは、父親の死を悲しむ暇もなく、一人で逃亡するのでした。

 

また、カインの軍団の中には、ロボット?のような者がちらほら見えます。なんで旧約聖書の世界にロボットがいるのだろう?

ノア壮年時代

それから月日が流れ、ノアは大きくなり、結婚もしての3人の子宝に恵まれていました。子供は全員男の子で、「セム」「ハム」「ヤフィト」という舌を噛みそうな名前です。このへんも、旧約聖書の内容の通りですね。

幸せそうに暮らしているノアでしたが、全く何もない状態から急に花が咲く瞬間を目撃します。ここでノアは急に「奴らが来る!」と言い出します。奴らとは一体?さらにノアは、その夜、世界が大洪水に飲み込まれるという夢を見ます。

もしかしたら神からのお告げかも知れない?そう思ったノアは、家族を連れ、自分の祖父を尋ねるための旅に出ることになりました。

傷ついた少女イラ

旅の途中、傷ついた少女と出会います。この少女はイラといって、この映画の重要人物の一人でもあります。

彼女は、お腹(子宮付近)に重傷を負っており、命は取り留めたものの、傷を見てノアの妻ナーマは「この子はきっと子供を産めない」と言います。うーん、よくぞ見た瞬間に判断がついたものだ。

 

と、ここで「奴ら」が登場します。お腹を空かせている「奴ら」は、食料を奪うためにノアの一家を追いかけます。家族を連れて逃げることができないと判断したノアは、家族を先に逃がし、一人で「奴ら」に立ち向かいます。

ノアが「ハー!!!」と慟哭一閃すると、人数的に圧倒的優位なはずの「奴ら」は尻尾を巻いて逃げ出してしまいました。

おー、ノアすごいじゃん!と、思っていたら、ノアの背後に立っていたのは、冒頭でカインの軍団の中にいたロボット。奴らはノアに恐れたわけではなく、このロボットに恐れたみたいです。

そして、ノアもそのロボットにワンパンでやられてしまいます。

脱出

ノア一家は、ロボットに窪地のような場所に連れて行かれます。そこには、たくさんのロボットがいて「我々は番人だ」と言います。

そうです、私はずっとロボットと思ってましたが、実はロボットではなく、旧約聖書で言う「堕天使」だったのです。元々は光の天使でしたが、アダムを守るために堕天使となり、泥の巨人となったのでした。

泥の巨人達は「そのまま死ね」と捨て台詞を吐き、ノア一家を窪地に置いて去っていきます。途方に暮れるノア一家ですが、夜になると別の泥巨人が現れて、「逃がしてやるからこっちこい」と言います。

どうもその泥巨人からすると、「ノアってアダムっぽいよね」ってことでした。そもそもアダムは自分たちが守るべき存在なので、アダムっぽいノアに協力しようということらしいです。

 

そんなこんなでノア一家+泥巨人は、祖父が暮らしている山に到着します。

祖父の元へ

ノアと長男のセムは、ノアの祖父メトシェラのもとに向かいます。

メトシェラは、自分のひ孫であるセムを見るとなぜかやたらと「野いちごが食いたい」と言い出します。そして、「この先の話は子供はダメよ」ということで、超能力を使ってセムを一瞬で寝かしつけます。

 

娘の寝かしつけに非常に苦労した経験のある私は、「この超脳力、めっちゃ便利やんけ!!」と純粋に思いました。恐らく、「この超能力欲しい」と思うお母さん方は大勢いるはず。

 

そしてノアが洪水の夢を見たという話をすると、メトシェラはノアに”マリモ”みたいな謎の物体を与えます。メトシェラの話によると、どうやらこのマリモが船になるみたいです。どういうこっちゃ?

マリモから船へ

ノアは、ダメもとでマリモを土に埋めてみると、なんとそこから水が一気に吹き出して川になり、荒野だったはずの地面から大量の気が木がニョキニョキ生えてくるではありませんか。

すごい!これも超能力なのか!?

ってか、船がポンッと出てくるわけではなく、木を切って船を作れという意味だったのか!

なかなかスパルタですね(笑)

 

さらに、泥巨人が奇跡を起こしたノアを見て感激し、ノアに協力すると申し出てきます。かくしてノアは、泥巨人の協力を得て、箱舟の建造に取り掛かるのでした。

約10年経過

それから10年以上の月日が経ち、箱舟は完成に近づいてきました。ノアの子供たちもでかくなり、長男のセムとイオは恋人同士になっていました。

世界中の動物たちは続々と箱舟に集まり、ノアの箱舟計画は順調そうに見えました。

と、ここで年頃の青年に育った次男のハムは「なぜ自分には女がいないんだ」と不満を持つようになります。そして父親であるノアに、自分に女を紹介するよう約束させます(普通父親に女を紹介してもらうか?)。

”奴ら”の登場

動物が一斉に集まる様子を見て、カイン率いる”奴ら”が登場します。

カインは、箱舟計画の壮大さにびっくりして、「ウチラも船に乗せてや」とお願いしますが、ノアは「ダメ」と断ります。カインは怒り、力で箱舟を奪おうとしますが、泥巨人を見てビビり、逃げ帰ります。

そしてカインは、戦力を整えた後に再び奪いに来ると決意します。

メトシェラを訪れるナーマ

ナーマは心配事がありました。イオは子供が産めない体なので「このままでは後継ができないのではないか」というものです。そして、ナーマはメトシェラのところへ行き、「なんとかしてくれ」とお願いします。

お願いをされたメトシェラは、野いちごを探すふりをしながらイオに会い、お腹をそっと触ります。そうです、ここでまた奇跡が起きて、ナーマは子供が産める体になったのです。

しかし、このナーマの行動が、後にノアを激怒させることになるとは誰も予想しませんでした。

ハムの暴走

一方、女を紹介してくれなくてふてくされるハムでしたが、だったら自分で見つけてこようということで、敵であるカインの陣地に女子を探しに行きます(すごい根性…)

たまたま見つけた女子ナエルと意気投合したハムは、ナエルを連れて箱舟に戻ろうとします。しかし、なんとタイミングが悪いことに、カイン率いる軍団が戦闘準備を整え、まさに進撃を開始するところでした。

罠にハマり動けなくなくナエル、必死に助けようとするハム、迫り来るカインの軍団。ここでノアがハムを助けに来ますが、二人共助けるのは無理と判断し、ハムだけを助けるのでした(ナエルは軍団に踏み潰される)。

以来ハムは、「親父はナエルを見捨てた」と根に持つようになります。

決戦、大洪水

ここで、ついにノアとカインの軍団が激突します。泥巨人達は、箱舟に乗り込もうとするカインたちを必死に阻もうとしますが、数の多さに押され、一人ずつ天に還っていきます。

そうしてノアとカインが戦っている最中、ついに大洪水が起こります。大洪水は、予言通りすべてを飲み込み、箱舟は海の上を走り出すのでした。

あれだけ奇跡を起こしたメトシェラは、野いちごをみつけて喜んでいるうちに、洪水に飲まれてしまうのです。だめだよおじいちゃん、逃げなきゃ!

生き残ったのはノアの一家だけ・・・・・ではなく、なんとカインも船に忍び込むことに成功していたのです。

おかしくなるノア

このへんで、ノアの行動がおかしくなりますイオが妊娠の報告に来るとノアは激怒します。

ノアの言い分としては、「人間は不純な生き物だから、この世界には動物以外いらない!」「イオは子供産めないと聞いてたからウチラ(人間)も子孫残せずに潰えると思って安心してたのに、子供産んだら人間増えんじゃん、テメクソコラ!!」ということみたいです。

そしてノアは空に向かって独り言をブツブツ言い始め、ウンウンと自己解決したかと思いきや、「子供が女の子なら殺す」というのです。

うひゃー、それを母親の前で言うかー?

 

セムとイオは、ノアから逃げるためイカダで逃走しようしますが、ノアはそのイカダを燃やしてしまいます。この頃のノアは、完全に頭がブッ飛んでます。

出産

そして時は流れ、イオはついに出産の瞬間を迎えます。出産と聞いてノアは赤ん坊を殺す準備をします。

その頃、船の中に忍びこみ中のカインは、親父を憎むハムを使ってノアをおびき出し、やっつけようと計画します。まんまとひっかかったノアに、カインは襲い掛かります。

 

あれ?カインが悪役のはずなのに、なぜか私はカインを応援している。なぜだろうか?

 

激戦の末カインをやっつけたノアですが、イオが双子の赤ん坊(二人共女子)を産んだと聞き、赤ん坊のところへ向かいます。家族みんなが「やめて!」と懇願しますが、カインは聞く耳を持ちません。

そしてノアは、赤ん坊めがけてナイフを振りかざします。

・・・が、ダメ!

そのナイフは振り下ろされることはありませんでした。そうです、ノアは最後の最後でノアは愛に目覚め、天に向かって「私にはできません」とつぶやくのでした(なんちゅー人騒がせな)。

新大陸

その後ノア一家は、海を漂ううちに陸地を見つけ、この地で再び人類を反映させようと誓います。

イオはノアに「なぜあの時赤ん坊を助けたか」と聞きます。するとノアは「あの時、私の顔には愛しかなかった」私なら恥ずかしくて口には出せないようなセリフをノアは平然と言ってのけ、この映画は終わるのでした。

なお、女関係で未だに父親に怨みを持っているハムは、一人だけ違う大陸に旅経ってしまいます。

いい彼女が見つかるといいですね!

1分で振り返るストーリーまとめ(忙しい人向け)

忙しい人向けに、本作のストーリーを1分で把握できるようまとめてみました。

✔ ノアは、幼い頃父を殺され、流浪の身となった。
✔ 時は立ち、ノアは3人の子宝にも恵まれ、まあまあ幸せに暮らしていた。ところがある日、大洪水にあうという夢を見る。
✔ 夢を「予言」と捉えたノアは、メトシェラのもとを訪ねる。すると、マリモみたいなっ緑の物体をもらう。
✔ ノアがそのマリモを土に植えると、たちまち荒野から木が生えてくる。ノアは、その木を使って巨大な箱舟の建造に取り組む。
✔ 本当に大洪水がやってきて、ノアとその家族、そして動物たちは船に乗り込む。その他の生き物は絶滅する。
✔ 乗船後、ハムの恋人イオの妊娠が発覚し、ノアは激怒。赤ん坊を殺しにかかる。
✔ しかし、ノアは最後の最後で愛に気付き、赤ん坊は助かる。
✔ 新大陸に到着し、ここで再び人類を発展させようと誓う。

興味が湧いた方は、ストーリー(細部)も読んでいただけると嬉しいです!!

考察及び感想

映画は、終始シリアス風に進んでいきますが、「なんでやねん!」とつっこみたくなるシーンがあり、ついつい笑ってしまうところもありました。

映像技術はさすがで、安っぽいCGなどは見受けられませんでした。

そして、後半赤ん坊を殺しに行くラッセル・クロウの演技力は凄いと思いました。主人公のはずが、まるで極悪人のように見えました。

 

宗教色の強い映画なので、旧約聖書の内容を知らないと、見ても「?」となってしまうかもしれません(かくいう私も、何も知らずに見てました)。見るときは「ノアの箱舟」に関する予備知識を頭に入れておいたほうがいいかもしれませんね。

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